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海外初挑戦の窓際デザイナーが就活でコネ・ツテの重要さを痛感した話

はじめまして、note初投稿のMaddyです。
現在、カナダ・バンクーバーにてIT系専門学校に通う学生です。
先日、UIデザイナーとして有償インターン先が決定しました。
日本のクリエイターの海外活躍がにわかに取り沙汰される中、
海外目指したい方向けに少しでも手助けになる情報を発信したいと思います。

正直自分は
”未経験から海外就職!”とか”学生のうちからスカウトが!”
と華々しいことは一切ないので、その辺り安心してほしい。
”実力があれば〜”の圧倒的なパワーもなく、英語力も並。
ひたすら泥臭いことしかしてません。

海外での就活は3ヶ月目に突入し、めちゃくちゃ苦戦して結局決まったのも
"友人の紹介経由"
参考になるんだかならないんだか…

・現地のカナダでもコネ・ツテ入社が6〜8割というのが常識
・新卒制度がないため会社の求人はほぼ通年であるが、即戦力が求められている
・ソーシャルメディア(LinkedIn)での就活・活用できる
・現地での職務経験が重視される


上記のことをまず把握されれば、もう十分かとは思います。
以下、自分の立場や就活でやってきたことなど書いていきます。

【就活結果】
期間:3ヶ月程度(1ヶ月程度怠けてたりしてます
応募数:30〜40社
応募職種:UIデザイナー・フロントエンジニア(Web)・グラフィックデザイナー
応募業界:Web・アプリ・ゲーム会社等
面接:3〜4社(打率10%でほぼ学校経由orツテ
ジョブオファー:1社

【現地でのスペック】
IT系弱小専門学校2年生
カナダ歴 1年半くらい
就職には1年のCO-OPプログラムを利用(インターンで単位を取る系)
英語力:IELTS Academic  6.0(TOEIC740~820点程度)
自分の意見がある程度言える。英語ネイティブのディスカッションである程度聞き取れるが、積極的な発言まではできないレベル


現地でプログラミングを学ぶも習熟度の兼ね合いで完全なるエンジニア転身は断念。
現地の知り合いは、日本人かクラスメイトのインターナショナル数名
体力・気力共に並以下で一時、不眠症に悩まされる。
コミュ障ボッチ

【日本でのバックグラウンド】
都内ソーシャルゲーム会社でUIデザイナーとして数年勤務
主にゲーム運営・ディレクション業務従事
新規開発したくて企画提出・勉強会やゲームジャム主催など力を入れるも
”仕事ができない意識高い系”として窓際族に。
暇なのでエンジニアや企画の人と戯れたり
GDC行ったり海外への仕事や生活に憧れたり
デザインスキルの向上やプログラミングスキルの重要さを感じ、
今後のキャリアに迷う
尊敬する祖母からの後押しで三十路目前で海外挑戦

【就活でやったこと】
基本的に現地での経験がなく立場が弱いので露出で目に止まる機会を増やす仕組みを作りました。


・北米向けのデザイン作品中心のポートフォリオサイト作成
日本語の作品もありますが、なるべく北米スタイルのデザインを心がけて作成
日本での実績は最近まで載せておらず、載せてもひとまとめに。

・デザイナー向けSNS、Dribbble登録
海外では超有名招待制SNS。招待制ゆえに一定のクオリティが必要
有料プラン(月数百円程度)では仕事募集も可能
実際にフリーランスのオファーも来たけど、予算聞いたら音信不通になった^^;

・LinkedIn活用
最初の行に職を探している旨の文章を挿入すると○
リクルーターから仕事紹介のメッセージが送られてきます。
ここから仕事に繋がったクラスメイトも何名かいました。
返信し損ねた間に求人締め切られたことも…(−_−;)

LinkedInの有料プラン利用
LinkedIn経由の求人について会社情報・応募者の概要・自分のスキルが応募者の中のでどのレベルかなど把握することができます。
またリクルーターに目を止められるようブーストもかけられたり
コンタクトでない人にもメッセージが送れ、人事マネージャーに直接連絡可能

IndeedGlassdoor等の求人サイト利用
 会社HPになくても求人サイトには募集職種を載せているので情報収拾にはいいと思いますが
求人サイト経由の応募では一切応答がなかったので、応募する際は直接企業メールするのが良いかも
(resumeを綺麗につくってもテキスト化されて差別化できない疑惑)

MeetUpイベントへの参加
Techから趣味までネットワーキングのイベントが現地では盛んです。
ここでツテを作って仕事まで繋げられるのが理想ですが、割と参加者の大半が求職者や学生の場合もあるため、1イベントにつき1人そういった仕事を紹介してくれる人に出会うかどうか…レベルです。
また開催時期もまちまちのため、就活時に頼るよりかは事前に通ってコネクションを増やす気持ちでいた方がいいでしょう

・モントリオールまで会社見学
Webやモバイルアプリかはたまたゲームかはずっと迷っているところで
やっぱりゲームも捨てがたいとなったのが、現地に来て1年以上経ったところから
(ゲーム系の作品も情報収拾もしてないため完全に計画ミス)
そこで某日系ゲームスタジオやゲームコミュニティに潜入。
バンクーバー以外での機会も模索

・Job Fair参加
企業から直接情報が聞け、resumeも直接渡せるのがメリットでもあります
盛り上がってresume頂戴!と言われても、後日忘れ去られること多数なのでフォローアップが必要
Techfest
IT系中心、立食パーティスタイルで軽食を楽しみながら企業にアプローチ可能
Vancouver Career Fair
VFXやアニメーション・ゲーム会社など主にクリエイティブ系中心のジョブフェア

色々やってみたけど、最終的には運と縁とタイミング

インターン先に決定したのは現地のスタートアップ企業。
ゲームももちろん諦めてはいないですが、まずはカナダでのキャリアを優先しました。

会社を紹介してくれたのはクラスメイトでした。
知り合いがその会社に働いているそう。
なんでも理由が私のデザインが好きだったからだそうで、
プロジェクト手伝っておいて良かったわー

これは本当に不思議に思うのですが、
”イベントで初めて会って応募した人間” と
"求人から書類を応募した人間"の差は一体何なんだ?!と

けど、世の中には人(応募者)で溢れています。
であれば余計な書類選考の手間を省きなおかつ性格的に会社にマッチするような人間が事前に分かると採用も会社的には手っ取り早い?!
(resumeも人事に見られるのが4~7秒ほどとも聞きました)
日本のIT会社も紹介制度ありますしね、それが幅効かせてると考えてもらえれば。

本採用されるかは別として面接にまでいく確率が高いです。
resumeも提出してないのにポートフォリオだけで呼ばれたりしました。

海外就職目指すなら

実力があるような方は日本でスカウトされるのが一番理想でしょう。
ただそうでもないなら、現地にぽーんと行ってみても

評価は”何の実績もない外国人”です。しかも英語も怪しい…
現地で観光ビザやワーホリで直接就活してもツテがない状態でなかなか決まらず帰国してしまう人はそれなりにいます。
なので、作品作りはもちろん
日本にいる時点または現地に入ったらなるべくNetworkingやツテを作ってそれをフル活用するのが吉となりそうです。

次回はやったことに対しての所感とか苦労話とか今まで面接行ったとことか、
インターン2週間もしないで辞めた事件とか。
学校のリクルーターは使えるのかとか書けたらいいな。
あと知りたいことリクエストしてもらえれば可能な限り答えられれば。

【やったこと番外編】
・移民婚活…

愛がないと無理でした。

現地に馴染むことを徹底すれば、パートナーから仕事の紹介もあるかもしれない ?!
という思考から挑戦してみましたが、性格的にそこまで割り切れることも情熱を向けることもできませんでした…

【*2019年情報 ワーホリでの就活話はこちら】



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