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中華粥400円、Netflix1,490円

夜、寝ている間の悪寒がひどかった。朝になっても怠かったので熱を測ったら37.6度の微熱。喉に異常はないから、コロナやインフルエンザでは無さそう。この冬はどちらも1回ずつ罹っているから、特有の症状には慣れたものだ。

きっと解熱剤を飲めば良くなるんだろうけど、ゴールが見えないのに手さぐりで進むことに大きな不安を感じてしまうので病院に行った。結果はコロナもインフルも陰性。症状からお腹の風邪だろうとの診断だった。

そう聞いて、思い当たる節がいくつかあった。
まずは昨晩食べたカキフライ。スーパーのお惣菜だ。熱で殺菌されているはずだけど、もしかしたら、ちょっとだけ当たったのかもしれない。

それにオキシ漬けしたフライパン。それで茹でたパスタを食べた。使う前にゴシゴシ洗ったつもりだったのだけど、落としきれていなかったのか?

まだある。キムチもそうだ。
調子にのってたくさん食べてしまった。辛いのが苦手なのに。

胃腸炎の原因を調べたら「暴飲暴食」や「ストレス」も当てはまるそうだ。
ストレスは全然ないので、暴飲暴食だろう。まあ風邪も流行ってるし。

久しぶりに自炊してみたのも(茹でるだけでも立派な自炊!)、今日から節約してお金を貯めよう!と気合いを入れてみたからなのだけど、病院の検査が4,800円もして嫌になってしまった。高いお金を払って、陰性であることを証明する。立派にサラリーマンをしている。

お腹に優しい食事をということで、お粥やスープでお腹を満たしている。コンビニでそれらを買うと、店員さんに風邪をひいた人だと思われてしまうので(別にいいんだけど)、コンビニも近所を転々としなければならない。

インスタントのお粥とチンするお粥で300円も値段が違うのに驚いた。
手間を省くという行為にそんなにお金がかかっているのか。最近は値段設定が感覚と合う合わないのばらつきが大きくなっている気がする。物理的なものよりも、経験や体験として消費できるコンテンツの方が安い(お得)と感じる。

「何にお金を使うのか」は、相手の今の気分を知るには良い質問だと思っているけど、お金を使わなくてもいいこと、もしくはすでに目的のためにお金を使ってしまった後だとあまり意味がないため、万能ではない。

あの時のマイナス500円、プラス1000円を、うっすらずっと頭の中で覚えていて、今日はぜいたくしても良いかも、なんて考えているうちはまだまだ余裕がないなと思う。

お金を稼ぐことが一番大切なことではないけれど、お金のせいで選択が制限されてしまうのは嫌だ。

昨日まではあんなに寒気に震えていたのに、今は起き上がっても平気でいられている。お金はかかったけど病院で薬をもらってよかった。一人でいると、もうこのまま倒れてしまうんじゃないかと不安だったけど、1日たてば不安の影が吹き飛んでしまうなんて、人間はよくできている。

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