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【開発者インタビュー】仕込みにも、重ね使いにも!使い方いろいろマルチコントロールカラー

2022年の秋にデビューし、早くも話題の、エクスボーテ「マルチコントロールカラー」。肌の悩みやライフスタイルに合わせて、さまざまな使い方ができるこのアイテムの魅力を、開発者に聞いてみました。

この人に聞きました!

開発のきっかけは?

――2022年9月に、「マルチコントロールカラー」が発売になりました。このアイテムを開発したきっかけは何でしょうか?

【村上】商品開発グループでは、化粧品だけでなく、女性に好まれるもののトレンドを長期に渡ってウォッチしています。
「マルチコントロールカラー」も、そうした流れの中から生まれた商品です。

ここ数年、パーソナルカラーやパーソナルメイクという言葉が関心を集めるようになってきましたね。
雑誌のモデルを見て、それをまねて同じようなメイクをするのではなく、自分に合う色、自分に合うメイクを模索するという大きな時代の流れがあると思います。

似合うメイクが人それぞれなら、肌の悩みもひとそれぞれ。個々の肌悩みに応える化粧下地や、「コントロールカラー」と呼ばれるアイテムが、2016年ごろから世の中に出てきました。
2018年にも、もう一度この波があり、「自分らしいメイクを」というニーズは高まってきたと思います。

エクスボーテとして、こういうニーズにどう応えるかと考えて開発したのが、「マルチコントロールカラー」です。

――部分的な肌悩みをカバーしながら、化粧下地として顔全体にも使えるアイテムですね。

【村上】はい、もちろん化粧下地としても使えるのですが、もうひと工夫して、部分使いもできるようにしたいとあれこれ模索しました。
いつものメイクに花を添えるような、そんな使い方ができないかと思ったんですね。
そのかいあって、一歩前進したアイテムになったと思います。

――この4色で展開することは、早い段階から決まっていたのでしょうか?

【村上】当初は、使いやすい「ラベンダーピンク」と「クリア」を先に発売して、あとから「ミントグリーン」と「アプリコット」をという話もありました。
ただ、やはり4色を同時に展開したほうが、「個々の肌悩みに応える」というコンセプトに合っていますよね。こんな風に、色によって特徴があるので・・・。

クリア
ツヤを与えて若々しく、メリハリUP

ラベンダーピンク
黄ぐすみ肌をパッと明るく

ミントグリーン
頬の赤み&ニキビ跡をカバー

アプリコット
血色感UP&チーク代わりにもなる

私としては、それぞれの悩みに応えるパーソナライズした商品をと思っていたので、4色を同時に発売できてよかったです。
また、カラフルな4色が並んでいると、見るだけでもわくわくする気持ちになっていただけるのではと思います。

どんなシーンで、どう使う?

――「こんなときに使ってほしい」というような、想定しているシーンはありますか?

【村上】このところ、コロナも徐々に落ち着きを見せ、そろそろ人と会う機会も増えそうですよね。
同窓会や忘年会があると記念写真を撮ったりしますが、女性だったら「あまり写真は撮りたくないな」という日もあると思うんです。
動いているときはそうでもないんですが、改まって記念写真を撮ると証拠品みたいになってしまうというか(笑)。

同年代だと却って「見た目年齢」の差を感じることも

同じ年頃の人と映っているのに、「見た目年齢」に差が出てきたり、仕事帰りに駆け付けたりすると「ああ、顔に疲れが出ているな」ということがありますよね。
そんなときに、「マルチコントロールカラー」を使ってほしいです。
ファンデーションの前に仕込んでもいいし、あとからプラスすることもできるので。

――ファンデーションの上からも使えるんですね?

【村上】はい、ファンデーションや仕上げ用パウダーの上からも使えます
そこにはこだわりがあって、何度も試作しました。

メイクが終わって自分の顔をみたときに、「ちょっとツヤが足りないな」「もっと血色感が欲しいな」と思うことってありますよね。
そんなときに、ファンデの上から付け足せる仕様にしたかったんです。

ファンデの上からワンタッチができる使用感にこだわったので、しっとり感はあっても、ペタペタ感が残らない。そこにこだわりました。

――確かに、ジェルなのに、肌に伸ばすとすぐサラサラになりますね。

転相(てんそう)といって、クリームがだんだんとパウダー状に変わる技術を使っています。
ベタつかないので、ファンデの上からでも、ハイライトやチークとして使ってほしいですね。

――使うときのコツは?

コメ粒くらい、本当に少量ずつ使うようにしてほしいです。
一度にたくさん付けすぎると、小ジワにたまったりして却って目立ってしまうので。
重ねてもムラにならないので、足りないと思ったら少しずつ出して、あとから付け足すようにしてください。

あとは、ハイライトやチークと同じように考えてもらえれば。
ハイライトといえばパウダーと思うかもしれませんが、「マルチコントロールカラー」はチューブに入ったパウダー、指で付けるパウダーだと思ってもらえればと思います。

ブラシで付けるタイプだと、つい付けすぎることもありますが、これは自分の指で塗れるので量をコントロールしやすいのです。
ハイライト初心者にもおすすめですね。

「内側から輝くような肌」へのこだわり

――正直なところ、ベースメイクは日焼け止め効果も気になります。「マルチコントロールカラー」は「SPF15/PA++」ですね?

【村上】はい、そうです。
SPFなど日焼け止めの数値は、高ければ高いほど安心という考え方もあると思いますが、「マルチコントロールカラー」が目指すものを優先させた結果「SPF15/PA++」になりました

というのも、SPFやPAを上げようとすると、紫外線散乱剤などの粉体をたくさん入れることになるんですね。
粉体が多いとキシキシした使用感になるし、乾燥しやすくなります。
では、それをカバーするためにオイルを追加して・・・とやっていくと、どんどん理想からずれてしまうんです。

――「マルチコントロールカラー」の理想というのは?

【村上】まず、今は多機能コスメが人気なので、「化粧下地としても使える日焼け止め」もあるし、「肌色補正ができる化粧下地」もありますね。
ただ、コスメによって目的が違うので、そこをよく見て選んでほしいと思います。
日焼け止めならやはり「紫外線をカットすること」ですし、化粧下地なら「肌の表面を滑らかにして、そのあと使うファンデやパウダーのノリやもちをよくすること」ですね。

コントロールカラーの目的は、くすみや赤みなどの、肌の悩みを色でカバーすることです。だから、「マルチコントロールカラー」の場合もそれを一番大切にして、かつ使用感にこだわりました。

――使用感で特にこだわったのは、どんなところでしょうか?

マスクによるゆらぎ肌にもスーッと伸ばせて、摩擦レスな感触を目指しました。

エクスボーテでは昔から、ファンデーションなどに使う「微粒子パウダー」を一粒ずつ美容成分でコーティングする技術を培ってきました。
「微粒子パウダー」を美容成分でコーティングすると、粒子が均一でなめらかになります。
また、粒子の表面を美容成分が覆っているので、メイク中も肌をケアして、うるおい感のある美しい仕上がりになるんです。

「マルチコントロールカラー」にもこの技術を生かしているので、とろけるようにスーッと広がって、肌にピタッと密着します。
この使い心地のよさは、一度使ってもらえれば病みつきになるんじゃないかと(笑)。
ぜひ、試していただきたいです!

――確かに、こういうカラフルなアイテムは使用感も気になります。「マルチコントロールカラー」は美容液みたいにするする伸びますね。
周囲の反応はいかがでしたか?

【村上】使用例の写真を撮影するときは、モデルさんはじめ、ヘアメイクさんもカメラマンも、その場にいた人がみんな驚いていましたね。「ホントに肌が内側から光っているみたい」って。モデルさんも「これ絶対買います!」と言ってくれて。
私自身も、思っていた以上の効果で驚きました。

また、試作段階の「マルチコントロールカラー」を付けていたら、「今日、肌がきれいじゃない?」と言われた人が何人もいたんですよ。
ぜひ使ってみて、そう言われたら、「しめしめ」って思ってください(笑)。「マルチコントロールカラーを仕込んでいるからね」って。

――確かに、私も「クリア」を使ってみて、小顔に見える気がしました。

【村上】光の捉え方が違うんです。高く見えるべきところが高く見えるので、メリハリが出るんですね。
肌を明るく輝くように見せる「ビジョニックパウダー(※)」の効果だと思います。
これが普通のパールだと、ただギラギラした感じになるんですよ。

写真を撮ると顕著に差が出るので、ぜひ「マルチコントロールカラー」を使ってメイクして、写真を撮ってみてほしいです。

「マルチコントロールカラー」を使う順番は?

――ファンデーションの前に「マルチコントロールカラー」を使うときは、どういう順番になるのでしょう?

【村上】先ほども言ったように、あとから付け足しもできるので、あまり順序にはこだわらなくていいのですが、整理すると次のようになります。

スキンケア⇒日焼け止め⇒化粧下地⇒マルチコントロールカラー⇒ファンデーション

日焼け止め兼化粧下地を使う場合は、スキンケアのあとにそれを塗り、続いて「マルチコントロールカラー」です。
冬場など、あまり日差しが気にならない場合は、スキンケアのあとに直接、下地として「マルチコントロールカラー」を使ってもいいと思います。

肌色補正をする下地や、トーンアップ効果のある下地を使う場合、「マルチコントロールカラー」はそのあとに。
下地を塗っても気になる部分を「マルチコントロールカラー」でカバーするのがおすすめです。

目の下に「ラベンダーピンク」を塗ると、それだけで顔全体が明るい印象になるし、ニキビ跡や頬の赤みが気になる人は「ミントグリーン」でカバーするとクリアな印象になります。

ファンデーションを塗ったあとで、上から「マルチコントロールカラー」を足して調整してもいいですしね。
ホントにいろいろな使い方ができるので、ぜひ、自分に合う使い方を探してみてほしいと思います。

色ごとの特徴と使い方をチェック!

――4色のカラーバリエーションがそろっているので、色ごとの使い方をおしえてください。

【村上】まず、顔全体に使うなら「ラベンダーピンク」と「クリア」がおすすめです。
「クリア」は、額と鼻筋のTゾーン、目の周りのCゾーン、あご先に塗るのもいいですね。立体感が出ます。

「ラベンダーピンク」は、目の下の三角ゾーンに使ってほしいですね。
また、チークの前に薄く塗るのもおすすめ。ほんのり淡いピンク色になり、その上にチークを重ねるときれいなグラデーションになります。
チークがぼてっと付かないので、厚塗りにならないんです。

――「アプリコットカラー」や「ミントグリーン」はどうでしょうか?

【村上】「アプリコット」は目のまわりに使えます。コンシーラー代わりに、くま隠しに使うのがおすすめ。
まぶたに塗ってアイシャドウのベースにすると、アイシャドウが均一に伸びてキレイにつきますよ。特にブラウン系はよくなじむと思いますね。
ほんのりオレンジっぽい色が付くので、これにカラーアイライナーをプラスしてもよさそう。

また、赤系のアイシャドウはキレイなのですが、付けすぎると腫れたみたいに見えるんですよね。「マルチコントロールカラー」なら重ね塗りしても色が出すぎることがないので、試してほしいです。

「ミントグリーン」は、赤み消しです。赤ら顔の人や、ニキビや腫れ物のあとが赤く残ってしまった場合にも使えます。

グリーンは赤の補色なので、赤みの上にグリーンを重ねると目立たなくなります。でも、ただ真っ白にするだけだと、歌舞伎役者みたいになってしまう(笑)。
キレイに見せるには、赤みをカバーするだけでなく透明感や血色感も必要なんですね。
「マルチコントロールカラー」の「ミントグリーン」なら、自然にカバーできてクリアな印象に仕上がります。

付けるときはごく少量ずつ、トントンと軽く叩くようにして伸ばしてください。
これで、上からパウダーを付ければ、かなり落ち着くと思います。

――実はこんな使い方もできるというような、マル秘テクニックみたいなものはありますか?

【村上】そうですね、アイメイクのプラスアルファとしても使えると思います。
アイライナーがにじんでしまう人は、アイライナーの下地に使うといいですよ。
綿棒でスーッと「マルチコントロールカラー」を伸ばして、その上にアイラインを引いてみてください。「マルチコントロールカラー」はすぐにパウダー状になるので、くずれ止めになります。色は「クリア」がいいですね。

アイラインの下にシュッと入れて、ダブルラインにしてもすてきだと思います。目のキワだけ光らせるとか、コンシーラーみたいな使い方もできます。

あとはメイク直しにも
目の下にマスカラがにじんで、パンダ目になってしまうことってありますよね。
そんなときは、コットンや綿棒で、にじんだマスカラを軽く払ってから、綿棒で「マルチコントロールカラー」を薄く付けてください。これも、色は「クリア」がいいと思います。

マスカラが固まって取れないときは、綿棒に「マルチコントロールカラー」を付けて、ぬぐってもいいと思います。すぐにサラサラになるので、二次付着しにくくなります。
塗ったあとはサラサラになってツヤも残るので、目もとが明るくなって、一石二鳥ですね。

アイラインやマスカラのにじみを防ぐには、パウダーを付ける手もありますが、やはり目の周りは乾燥しやすいんですよ。だから、粉よりも、クリーミーな「マルチコントロールカラー」を試してみてほしいです。

ベースメイクの意外なコツ

――マスク生活もそろそろ出口が見えてきましたが、まだどうなるか分からないところもあります。この時季のベースメイクは、どんなところに気を付けたらいいのでしょう?

【村上】そうですね、まずは、きちんとスキンケアして、肌を健やかに保つことが大切だと思います。
今は、肌にやさしいメイク品も多いのですが、やっぱりスキンケアにはスキンケアの役割があって、肌の状態を整えるのはスキンケアなんですね。

あとは、マスク生活で肌がゆらぎやすくなっている方が多いので、ベースメイクも、摩擦レスで肌にやさしいものを使ってほしいですね。
その点、「マルチコントロールカラー」なら、一度使ったら、その使用感に納得していただけるんじゃないかと思っています。

また、マスクをする場合、特に目もとの印象が大切。明るい印象にするためにも「マルチコントロールカラー」を活用してほしいです。

マスク着用時は目もとに視線が集まりやすい

目の下に「ラベンダーピンク」を付けたり、まぶたに「アプリコット」を付けたりすると、ギラギラすることなく、肌が自然に発光するような明るさを演出できますよ。

人と会う機会も徐々に増えていると思いますが、そんなときにも「マルチコントロールカラー」です。
朝から下地として仕込んでおいてもいいですし、夕方、これからお食事だというときに、サッと華やかさをプラスすることもできます

――使い方も、使うシーンもさまざま。「マルチコントロールカラー」は、長く活躍しそうですね。

【村上】はい、そしてホントに、ぜひ写真を撮ってみてほしいです(笑)。肌の内側から自然に発光するような美しさを、自分の目で確かめてほしいですね。

※  リン酸(Ca/セリウム)

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マードゥレクスとは


東京・原宿にある化粧品メーカー。
2001年に誕生した主要ブランド Ex:BEAUTE(エクスボーテ)のほか、生活様式や価値観が多様化した現代にふさわしいアイテムをプロデュースしていきます。
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