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【観劇レポ】宝塚花組『CASANOVA』東京宝塚劇場への行き方編

先日、ついに、人生初の、宝塚観劇にに行ってまいりました。

宝塚花組公演 祝祭喜歌劇『CASANOVA』

中学、高校と女子校に通い、ご他聞にもれず毎年恒例のようにある時期に起こる『ベルばら』ブームには全巻を読み直し(時には授業中にも関わらず)宝塚の世界への憧れはきっとずっと持っていたのですが、まわりの子女達がきらびやかな沼(笑)に落ちていく中、なかなか第一歩を踏み出せずにおりました。
あの頃の同級生に遅れること20年近く...ようやく足を踏み入れました。禁断の花園に。

初めてと言いつつなぜか誰の手ほどきも受けずにひとりで突入するあたり、私も大人になったものです。どきどきの初体験だったので今回は初めての観劇ルートをざっくりと。

向かう先は東京宝塚劇場。
東京宝塚劇場は日比谷、有楽町、銀座駅どこからも徒歩圏内です。

こちら当日券販売場所(おそらく)。

ただでさえチケットが取れないと言われている宝塚ですが花組トップ娘役の仙名愛世さんが今作で、花組トップスターの明日海りおさんが次作でそれぞれご卒業されてしまうとのこと。そのせいか当日券もなかなか入手困難だとか。知り合いは始発の電車に乗って6時台に並びやっとのことで当日券を手に入れたそうです。毎日40~50枚程度ですものね。それは大変。

建物に足を踏み入れてまず圧倒されるのはこの赤い大階段とシャンデリア。階段のわきには自動でCASANOVAの楽曲を奏でるグランドピアノもあり、さっそく宝塚の世界に圧倒される。。。

そして個人的にどうしてもチェックしておきたかったのがお手洗い。もうこのサイン見るだけで「これぞ宝塚!」となりませんか? 男性用お手洗いの男役感ときたら。そして女性が多いことに対して機能的に設計されていてすばらしかった。幕間などの混雑時には2~4階の入り口と出口が別になっているタイプの利用がお薦めです。動線が一筆書きだから無駄がなく進みが早いのです。

公演中のポスターなど。
105周年だそうです。なんと1914年から(第一次世界大戦の年だ)。ちょっと想像がつかないですね。105年もの間、多くの女性の(男性も)心を惹きつけ続けている。すごい。

他の方のご迷惑になるので遅くとも開演5分前には席に。なんと2階席の最前列真ん中でした。オケピットが見下ろせます。ビギナーズラックもかくや。

内容についての感想は後日にするとして夢のような世界でした。
最初のこの瞬間だけは写真を撮ってよいそう(お隣のベテランのお姉さまが教えてくださいました)。

閉幕し、席を後にしても足元には薔薇の絨毯。最後まで夢が続きます。

さて。
外にでて目にした光景は。。。

そうです。宝塚名物(と言っていいのかしら)の出待ちです。それぞれのタカラジェンヌさんの私設のファンクラブの方々が軍隊もかくや、という礼儀正しさ、一糸乱れぬ統率で出待ちをされていらっしゃいました。おそらく1時間ほどで出演者のタカラジェンヌさんたちがお帰りになられていましたが、みなさんご自身のファンクラブの方々の前で立ち止まられお手紙を受け取ったり言葉を交わされたり。好きで好きでがんばったことが少しだけでも報われる、というような光景に思わず拍手を送りたくなりました。

初めての宝塚に浮かれてただのルート紹介になってしまいましたが、
これは...沼ですね。
さっそく次の公演を調べ、SNSをチェックしている自分がいました。こわいこわい。

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