まえかわゆうか / 編集者

プロフィール画像ほど激しくもない25歳です。とんがりコーンは一度指に差してから食べます。

何かをやめること、去ることは、『追い越す』ことだ

忘れられない出来事がある。

1年間務めた編集プロダクションを辞めると決めた、2017年6月のことだった。

わずか1年というスパンで職場を変えると決意してしまったこと。
失敗を挽回しないまま、フィールドを変えてしまうことに自信を持てていなかったとき。

私はある作家さんに魔法をかけてもらった。

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作家Aとは、職場の先輩編集者が担当していたフリーペーパーへの寄稿をきっかけにおつきあいがは

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はなよちゃん。#2

西荻窪駅の南側にある柳小路には、ギョッとするような雰囲気のお店がぎゅうぎゅうと立ち並んでいる。赤く光る看板、狭い入り口、暗い店内。通りにこぼれる笑い声はいつも静かだ。

路上にはテラスが設置されていて、上を見上げると道をまたぐようにガーランドが吊るされている。日常とかけ離れた雰囲気なのになんとなくノスタルジーを感じるのは、ここが育った街だから、なのか。でもここは、はなよちゃんと出会った中学生のころ

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神田祭の影響でバスが止まっていた

日本橋、大手町、秋葉原一円を神輿が練り歩くイベントがあるという。

知ってはいたけれど、まさか自分が乗り込んだバスがその行列に行く手を阻まれてしまうとは、想像していなかった。

新大橋を浜町側にわたったところで、かれこれ10分の立ち往生。待ち合わせ相手に遅刻の言い訳メッセージを送ると、「それもまた、祭の一部」と返ってきた。
急いでいるわけではない。
祭に乗っかっておこうか。

バスのなかには午後の

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はなよちゃん。#1

中学生のわたしたちは、どちらかといえば暗い子だった。
こころから笑えた日は少なかったし、彼女が笑っているところもあまり見なかった。

体育祭も、合唱祭も、わたしのフィールドではなかったし、ときには教室もわたしの居場所ではなかったと思う。

楽しい思い出こそ少ないものの、友達はいた。
卒業後に同級生と会う機会もゼロではない。

数年前にはとあるうわさを聞いたものだった。

「このあいだはなよちゃんを

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遅く起きた日のファンタゴールデングレープ味

いつもの時間に目が覚めて
一度、布団を蹴散らして
起きて、みたは、いいものの
英気が足りなく逆戻り。
お昼頃まで寝てました。(hey!)

ご機嫌なテンポで出てきた言葉を、そのまま口ずさんでいた。お風呂場でいい声になるののは何故なのか、まだ解決していない。
42度のシャワーを浴びて、寝起きの体はすっかり温まった。
窓を開けると、3月の肌寒い風が勢いよく飛び込んできて、一気に目が覚める。
清々しい1

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