漕ぐ

ただひたすら漕ぐ

漕ぎ続ける

漕ぐことは

前に進むこと

前に進む理由があるから

前に進むということは

どこかに向かうということ

目指すべき場所があるということ

目指すべき場所があるということは

目指すべき場所に向かう理由があるから

その理由が何なのかを

知っているだろうか

本当の理由を知っているだろうか

誰かに与えられた理由ではなく

どこからか降ってきたものではなく

本当に自分がその場所に向かう理由を

本当に知っているだろうか

歩む

ただひたすら歩む

歩むことは

前に進むこと

ただ

漕ぐよりも

ゆっくりと前に進むこと

漕ぐことと

歩むことは

同じ前に進むことであっても

より早く

より遠くまで

進むことの差は

大きい差である

そこで

漕ぐのか

歩むのか

それは

自分が決めればいい

他の誰でもない

自分が決めればいい

漕ぐことが当たり前の世界では

歩むことは異質にとらえられ

歩むことが当たり前の世界では

漕ぐことが異質にとらえられる

多面的な世界で

自分の意思で

漕ぐなり

歩むなり

すれば良いのだと

気付くために

前に進む

ただ前に進む

どんな道を進むのかなど

実は誰もわからない

進んだ道がどんな道であったかを知ることが

真実である

前に進め

ただ前に進め