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サルの利他心

自分のことだけを考えるのではなく
誰かのことを考えて思いやりに満ちた心で
判断することを利他心(りたしん)
と解釈されます。

本当に素敵な言葉で、最初に出会ったのは稲盛和夫さんの言葉でした。京セラのフィロソフィの一部で拝見してから、利他の心の尊さを知ったわけです。

先日、とある記事で大阪大学大学院人間科学研究科のニホンザルの協力行動に関する研究が目に止まったので読んでいると、

ニホンザルは群で順位の高いサルが食べ物を独占するが淡路島のニホンザルの集団は争いが起こりにくく、順位の解離があっても一緒に並んで仲良く食べる。

という記事がありました。

なんと。

サルの世界にも利他心があることに驚いたのですが、全てのサルに起こる現象ではなく、特定の環境下で仲良く相手を思って食事を分け合って生きることができるというわけです。


つまり、環境によってサルの行動が変わるわけです。


それはおそらく、我々の人間社会も同じで、小さくは友達やクラス、学校、部活、家庭や会社などそれぞれが所属している場によって利他心が芽生えやすい環境とそうでない環境があると思うのです。

事業を営んでいる中で、それが顕著に表出してくるのが企業文化であるように思います。

年間で200社近くの企業様と接していく中で、

その企業の社員の方がどのように接点を持たれるのか。

受付の方がどのように対応されるのか。

メールのやり取り。

様々な場面で感じることがあります。


先ほどの淡路島のニホンザルの話に戻りますが、なぜ淡路島のニホンザルにだけその傾向が顕著に出ているのかはその記事から知ることはできませんでしたが、おそらくその集団の中にもボスがいるはず。


私は利他心が芽生えるサルの群れは、そのボスザルの理念があるからなのでは?


と思うのです。


そのコミュニティのトップはどんな念いで判断をする軸を持つのか。

その企業のトップは何を理念として判断しているのか。

理念が浸透しているのか。


念い(おもい)ありき。


ニホンザルにも

念いありき。


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