1時間目こくご第2章

【vol.006】 第1節:「要約」とは具体的な枝葉を振るい落として、抽象的な根幹だけで構造化された文章にすること

こんにちは。まえぴょんです。


これまでやってきた第1章は【第1章:具体と抽象】でした。前章では具体と抽象の基本的なことを学びました。

さて今日からいよいよ【第2章:「要約」の仕方】に入ります。



国語のテストで「要約しなさい」という問題がありますよね。これ、苦手な人がとても多いです。そもそも、「要約する」とは、どういうことを意味するんでしょうか。まず辞書を引いてみると、


よう‐やく〔エウ‐〕【要約】
[名](スル)
文章などの要点をとりまとめること。また、そのまとめたもの。「読んだ本の内容を要約して話す」
出典:デジタル大辞泉(小学館)


とあります。そしてその「要点」というのは、


よう‐てん〔エウ‐〕【要点】
物事の中心となるところ。重要な点。「話の要点をつかむ」
出典:デジタル大辞泉(小学館)


と書いてあります。だから、文章を要約せよ、と言われると、その「文章の中心となるところや重要な点をとりまとめたらよい」ということになりますよね。


実は、私はこの「文章の中心となるところや重要な点をとりまとめたらよい」という認識ができてしまうことが、要約が苦手な人が続出している一因なんだと私は考えているんです。


だって、文章の中心となるところや重要だとかという観点は、人によってそのポイントが異なってきません?


例えば、

「この3日間は運が良いことがあった。」
①一昨日はお金を拾った。
②昨日はアイスのアタリが当たった。
③今日は落し物を見つけてもらった。


この事例において、「とにかくお金が重要なんだ!!!」という価値観を持っている人からすると、「あの大切なお金を拾えただなんてすごいじゃないか!」と①の具体事例に囚われたまま重要な点をまとめだし、

「この3日間はお金を拾うほど運が良いことがあった!」


という要約をしてしまうかもしれません。だって、その人にとってはお金こそが大切で、アイスのアタリや落し物を見つけてもらうことの幸運さなんて霞んで見えるんだから。しかしこれ、不正解なんです。


なぜなら「要約」とは、単に中心だ、重要だと感じた点をまとめることではないからです。自分がいくらお金を大切に感じていたとしても、そういった具体を捨てて、抽象的にまとめ上げる作業が求められているのです。つまり、具体から抽象化して重要な共通点をまとめるのが要約なのです。

木に例えると、具体は枝葉で、それらをふるい落として残った根幹が抽象。身体に例えると、具体は肉で、その肉を削ぎ落とした骨格が抽象。

だから先ほどの例で言うと、「お金を拾った」という枝葉の具体を含ませたから不正解になるのです。

「この3日間は運が良いことがあった。」

これが要約です。



つまり、要約なんてただの抽象化なのです(笑)



これが今日のポイントですね。


はい、ということで今日はここまで〜。


って、今日はなんかえらい短いでしょ。
そう、それもそのはず!
今日は今からJDと出会うからnoteを書いてる場合じゃないのです!!!


信頼できる仲間の紹介で今日初めて会うんですけど、抽象度高めのJDらしいので、とても楽しみなのです。わくわくo(^▽^)o


ではまた明日、みなさんとは抽象思考の世界でお会いしましょう!


ご意見・ご質問等ございましたら、noteのコメント欄にコメント入れていただくか、抽象思考オタクのツイッターアカウントを作ったので、こちらまでご連絡ください。今夜の様子をツイートしてみよかな♡

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