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最近では珍しくなくなってきた男性保育士。多くのリタイアをした友人を助けられず、自分もリ…

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最近では珍しくなくなってきた男性保育士。多くのリタイアをした友人を助けられず、自分もリタイアしかけたからこその経験を無駄にはしたくないと思っています。

最近の記事

大人をつなぐ、子どもの力

いきなりですが、幼稚園教諭と保育士は、仲が悪いことが少なくありません。 いや、本当にいきなり何の話かと思われるかもしれませんが、その関係の悪さにより働きづらくなってきている現場の先生は割と多いと考えています。 ちなみに、仲が悪い、と言われてピンと来ない先生方も、もちろんいらっしゃると思います。 もし同じ自治体の公立幼稚園教諭と公立保育士の関係が円滑であるならばそれは本当に喜ばしいことです。 一方で、すごいわかる!と思ってくださる方もおられると思います。 ですので、今

    • お酒(の場)の力

      ノミニケーション という言葉ってあるのでしょうか?その先生の造語かもしれませんが、保育実習に行っていた園の、ベテランの方が 『実習生同士で飲みに行ったほうがいいよ。ノミニケーションは大事よ。』 と、話していたのをよく覚えています ********** さて、本題ですが、本当にそうだな~と思います。 ただ、大事なのはお酒で酔うことでなく、それが仕事仲間かどうかに関わらず ”職場以外の場所で集って話をすること” にあるのかな、と思っています。 ちょうど先日、同じ

      • 仕事と趣味と

        小説が好きです。 好きなジャンルを意識していたわけではないですが、 『誰も傷つかない、最終的にハッピーというほどでなくても、読後感がすっきりするもの』 だったと感じる本が、私の本棚には並んでいます。 恩田陸さんの『夜のピクニック』とか、米澤穂信さんの『氷菓シリーズ』とか、すごい好きです。 **** 「あなたの趣味にそんなに興味はないよ!」 と言う話は置いておいて、次は仕事の話をします。 ライフワークバランスが大事、と言われるこのご時世(今更かよ!という点も置い

        • 逆パワハラについて考えてみた

          パワハラは上司から部下へ。 逆パワハラは部下から上司へ。 巷でよく取り上げられるのは間違いなくパワハラですが、逆パワハラについても考えてみるといいのではと思い立ちました。 といっても、私ができるのは実体験を含む身近な例を参考にすることだけ。 本当に思い立っただけなのでまとまりもなく覚書程度に挙げ連ねるだけ。 ①びっくりするほど働かない同僚がいる。 ②すでに20年選手。正規職員。 ③保育のねらい、内容という概念を本当に知らない。伝え続けても「私はわからない」で通す

        大人をつなぐ、子どもの力

          ”イクメン”はいらない

          世の中には時代の流れで呼ばれ方や社会の認知の仕方が変わるものがあります。本題の前に、例えば私たちの職業を含め 保母→保育士 看護婦→看護師 と呼ばれ方が変わったように、男女の様々な社会参画の形が認知されていったことが背景にあるのだと思います。 ただし、そこにはまだ”特別扱いする気持ち”は間違いなく存在します。 いまだに同職の方、特に当時はより男性保育士が少なかったであろうベテランの先生方にも 「男の子で保育士って大変ね。」 「ずっと保育士

          ”イクメン”はいらない

          運動会

          運動会が好きです。厳密に言うと、”運動会”と呼ばれる会の中で行われる活動と、それに至るまでの経緯が好きです。 いきなり冒頭と正反対のことを言いますが、”運動会”というネーミングはキライです。そこには保育の意図や子どもの思いではなく、”それを見に来る大人のための要素”が限りなく大きいからです。 なぜ運動会をするのかこれを真剣に考えている施設は、案外少ないのだと、同職に就いた知人などと話していても感じます。 〇体を動かす心地よさを十分に味わう。〇友達と一緒に活動する中で、そ

          保育所と幼稚園、勤める側の違い

          結論から言うと、最も大きな違いは職員が多いか少ないかです。 なんだそれだけか、と思うかもしれませんがこれが本当に大きな違いです。 ですが、この大きな違い、実際に両方で勤めて初めて ”なんて大きな違いなんだろう!” と実感を持てることだと断言できます。 実際、この仕事をしていると現役大学生、専門学生が実習生としてやってきます。 誰しもが保育者になりたい、と考えている人ばかりです。ですが 「幼稚園、保育所(こども園)のどちらで勤めたいか?」 という質問に職場環境を

          保育所と幼稚園、勤める側の違い

          役立たない教材があるのは自分のせい。

          『子どもと遊べるっていいよね~。』 保育職が少なくとも一度は、他業界に就職した知人から言われる言葉です。 そんな言葉に大半の人がこう返すでしょう。 『そんなラクな仕事じゃないよ。結構いろいろ大変だよ。』 と。 ですが、そうです、それが仕事です。そして確実に楽しい。間違いなく楽しい。 子どもと遊んで、ケンカすることもあって、昼寝を寝かしつけている間に自分もうとうとなって・・・給与をいただいています。 いろいろなしがらみがある仕事ですが、仕事の本質はまだ私にはキラキ

          役立たない教材があるのは自分のせい。

          リタイア予備軍から脱却する方法

          万人受けする方法というより、私が脱却するにあたって有力だったと感じる方法についてです。 そもそも、今の仕事が本来楽しかったり、夢であったりするなど”リタイアしたくない理由が強い”方向けになります。 前提として、上司、同僚、時に部下かもしれませんが、対人関係がリタイアする最大の要因にあるとします。 結論から言うと 言いなりにならないこと です。 当たり前ですよね。仕事じゃなく、例えば、学校のいじめられっ子といじめっ子を想像してみてください。多くのイメージではいじめっ

          リタイア予備軍から脱却する方法

          お金は大好きです。でも、お金持ちになりたい以上にブレない人になりたい。

          急な私事ですが、最近大きな買い物をしようと思っていて、それについて調べていると、”お金の稼ぎ方””お金の増やし方”みたいな記事に跳ぶことがたくさんあります。 特に投資系の記事だと、初志貫徹できる、方向を変えずに継続できる人がうまくいく、という要素が確実に入っていますね。 noteを見ていても、そういった財テクを書かれている方が人気なんだなーと感じます。無料の記事を拝見すると本当に面白いというか、なるほどと感じて、有料の中身も確かに気になります(笑) 急に保育の話に飛びま

          お金は大好きです。でも、お金持ちになりたい以上にブレない人になりたい。

          反面教師

          わかる人はきっとわかる。 私たちの業界、保育業界。他の業界も同じかもしれません。 誰かを追い込んでリタイアさせた張本人は、一切不利益を被らず当然のように働き続けていませんか? 私が働き始めた初期は、自分が追い込まれていたため(当時その事実にすら気付ききれていませんでしたが)、わかりませんでした。 ですが、この世界で10年選手になるほど見えてきたことは 誰かに追い込まれてリタイアする人の驚くほどの多さ そして、 追い込んだ張本人はもれなく”自分のせいだと思っていな

          反面教師

          お休みの話②

          もし、無期限の休みが手に入ったら 前回のお休みの話。不毛の想像を膨らませてみよう。 2,3週間、2,3か月、はたまた2,3年かは想像しきれないのですが なんとなく、無気力というか、脱力感というか、そんなものに苛まれる気がするのです。 そんな時、きっと、保育したい、とは思ってしまうのでなかろうか、という想像をします。ここには”そうであってほしい”というような願望が含まれてる気もします。 でも、さらに一歩想像を広げると、厳密には保育の仕事をしたいのではなく、子どもと関わ

          お休みの話②

          お休みの話

          「世は夏休みだね~」 と、保育所の子どもがお昼寝をしている午後二時頃、数名の保育者でプール掃除をしながら話す。 8月に入り、ほとんど毎日の何気ない光景です。 ギラギラと太陽の照り付ける中、 「高校球児はこの猛暑の中、甲子園で頑張っているんだねー。」 「夏休みの取れる仕事の友達は毎日見てるって言ってたー。」 などと、たわいのない会話も聞こえます。 どことなく、そんな会話の裏側に 『欲しいなー、(長い)夏休み・・・。』 という思いが顔をチラチラのぞかせているので

          お休みの話

          やっぱり、楽しい仕事なんです。

          先日までの自らが書いてみたnoteを、読み返してみました。 そもそも、文章にまとめるということが得意じゃない私ですが、「何を言いたいんだろう?」という拙い文章であることはもちろん、読んだ一番の印象はこれでした。 「なんか、全体的に暗くない?」 いや、私は本当にこの仕事が好きで選び、潰れかけても続けているのですが、到底”この仕事が好き”と感じている人の文章ではありませんでした。 例えば、こんなことが好きです。今週はお盆明け、保育所はカレンダー通りに開いているのですが、家

          やっぱり、楽しい仕事なんです。

          男性保育士もいろいろおります

          このnoteを始めたのは、不本意なリタイアをしそうな方が、もしこのnoteを見ることで気持ちが軽くなれば、と考えたから。 ですが、ちょっと誤解を招きそうだぞ、と思ったことがあります。 それは、別に私は”男性保育士をひいきしたい”わけではないということです。 ということで、今日はそんなタイトル通りの内容を軽くまとめてみようかと思います。 やる気は女性も男性も、当然人それぞれ!当然なことですが、私がこの仕事に就いた後の周囲のリアクションから感じる印象についてです。 なん

          男性保育士もいろいろおります

          仕事とは何か少し考えてみました

          少し方向性が違う内容になるかもしれませんが、考えるって大切ですね。 ”仕事”をとりあえずgoo辞書で調べてみました。その一部引用です。 1 何かを作り出す、または、成し遂げるための行動。「やりかけの仕事」「仕事が手につかない」 2 生計を立てる手段として従事する事柄。職業。「将来性のある仕事を探す」「金融関係の仕事に就く」「週の半分は自宅で仕事する」 改めて見ると、それはそうだといったように思えなくもありません。 仕事についての個人的見解not

          仕事とは何か少し考えてみました