不幸自慢なんて誰も得しない

「いや、当たり前でしょ」

と言われそうなことですが、それを実感を持ってそうだと思えるようになったのも

『自分は周りの人に比べて相当不幸な状況にいるのでは』

と常に感じていた時期があったからだなと、今でこそ思います。

ですが、今回の後半はそんな内容になります。それが、主旨につながると考えてのことですが、不愉快な思いをする方がいたらすみません。

簡単な経緯

詳しい自己紹介はしないまでも、略歴を先に。

大学卒業後、別の仕事を経験し、本当にやりたかった幼児教育の職を目指すことに。

結果、すぐに幼稚園教諭として勤務できることに。

最初の配属園の数年で、苦しい経験をする。

異動をして別の世界、人間関係を知る。

ようやく、保育について本来悩むべきことを考えられるようになる。

保育職に就き、おおよそ10年目。

それぞれの時期のことは、また詳しく書くことになるかもしれません。

悩んだこと、感じた苦痛

その上で、自分の主旨は、同じような境遇の人が少しで前向きになれたり、気持ちがチューニングされたりしてほしいというもの。

そのためには私が具体的にどんな経験をしたかよりも”どんな苦痛を感じていたか”をまとめる方がシンプルなのかと思いました。

”あ、自分も似ているかも”と思う方がいらっしゃるかはわかりませんが、私が感じていたものを、特に整理なく思いつく順に挙げていくと

〇激しい孤立感、味方がいないと感じる

〇話すだけでなく、見たり、考えたりするだけで苦しくなる相手がいる

〇自分の保育の経験の無さが自信の無さにつながり、結果相手の言うことを全て鵜呑みにしてしまう

〇保育についての話だけでなく、人格やそれまでの人生否定のようなことを言われるが、それすらも『そうかも』と思ってしまう

〇自分のすべての行動や言動が相手を怒らせないか、ということだけ考えるようになる

〇通勤中に事故に逢ってしまえばラクなのかと思う(命の有無までの考えには至らずとも)

〇なぜこの職に就いたのか、本質や根本なんて考えられなくなる

〇食べ物を特に美味しいともまずいとも思わなくなる

〇通勤中、職場が近づくと耳鳴りが始まる

〇知人のアドバイスなどを素直に聞けなくなる

〇仕事の話を笑顔でしたり、ネタにしたりできる人をうらやましく、妬ましく思う

〇土曜の夕方から月曜の朝にかけては常に気分が重い

〇いっそ仕事に急に行かなくなっても、と考えるが実行できない

〇子どもはとてもかわいく、職員だけの時間になる午後、夕方が怖く、子どもに帰ってほしくない

〇熟睡できなくなる妬ましく、というよりも朝が来るのが怖くて眠ってしまうこと自体が怖くなる

今、挙げたのは本当に整理もせず、思いつく一部です。

そして、それぞれ細かいことなども書いていませんし”なんだその程度か”と思われることばかりかもしれません。

確かに自分でも驚くことに、思い返すと

『あれ?なんであんなに苦しんでいたんだろう?本当にあんなに苦しまなければならなかったことだったのだろうか?』

と感じることもたくさんあります。

きっと、似た経験をした人ならわかる

ですが、当人からすると”周りの人から見たらどうか”が問題なのではないのですよね。

周りの人からは

「そんなの大したことじゃないでしょ。」

と、言われるようなことでも、本当につらいんですよね。

何度も書きますが、これは今だからこそ思えることなんです。

だからこそ、わずか数年を乗り越える、もしくは乗り越えなくてもすり抜けたり、一時期逃げたり、面と向かわないという道を選ぶことで、結果的に前進することができることもわかったんです。

次回は、自分がどうやってそのつらい時期から前進できたかをまとめてみようかと思います。



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