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【マニラ】親知らず抜歯〜事前準備と抜歯当日〜

前回の続きです。
マニラでの親知らず抜歯について、3記事にわたって体験談をダラダラと書いていきます。
※歯科医院の名前は出していませんが、気になる方はX(Twitter)またはInstagramにメッセージをいただければ詳細も含めてお伝えします!


麻酔科医とのやり取り

抜歯の4日前になると、麻酔科の先生からテキストが送られてきました。
内容は簡単な問診と事前説明です。

問診の内容

・麻酔は初めてですか。過去に手術や入院をしたことはありますか。
・薬や食べ物に対してアレルギーはありますか。
・喘息やアレルギー性鼻炎、高血圧、糖尿病などの持病はありますか。
・服用中の薬はありますか。
・喫煙または飲酒をしていますか。頻度を教えてください。
・現在の体重と年齢を教えてください。

事前説明

静脈麻酔で抜歯をするにあたっての注意事項も送られてきました。
内容は、術前の断飲食のことや麻酔の副作用、麻酔後の飲食と迎えが必要というようなことです。
どれも歯科医師から事前に聞いていたことでしたが、改めて文章で説明があって安心しました。

事前準備

3本も同時に抜歯するということもあり、とても不安で、事前にできる限りの準備をしておくことにしました。

親知らず抜歯について勉強

歯科医師の説明動画と実際に抜歯を経験した人の動画、それぞれ10本ずつくらいは観たと思います。
そして、「麻酔の副作用」や「ドライソケット」といった気になる言葉はさらに検索して、歯科のホームページなどで勉強しました。
日本では、局所麻酔のみでの抜歯がほとんどで、まれに全身麻酔で複数の親知らずを抜歯したというケースを聞きますが、静脈麻酔下での抜歯はあまりメジャーではないようです。
そのような中で抜歯のイメージがわきやすかったのが、「君のための歯医者さん」というYouTubeチャンネルの「【歯医者恐怖症必見】眠った状態で親知らず抜いてみたら痛くないの?【静脈内鎮静法】」という動画です。
この動画を2回観たら怖さはほとんどなくなりました。

食品の買い出し

抜歯当日はほとんど食べられないだろうし、食事を作ったり買い物に行ったりする元気もないだろうと考えて、あらかじめ抜歯後に食べるものを買っておきました。
ヨーグルト、ゼリー、インスタントのスープ、おかゆなど、メトロマート(利用店舗はS&Rや三越)で3日分くらい注文しました。

抜歯当日

いよいよ抜歯

朝8時から抜歯ということで、普段遅起きの私は、前日からきちんと起きられるかずっと心配していました。その一方で、少し眠いくらいが麻酔が効きやすいと聞いていたので、なんとか起きられたら、眠気が残っていても大丈夫だろうと考えました。

歯科に到着すると、すでに準備が整っていて、先生たちに「体調は大丈夫?緊張してる?」と優しく話しかけてもらいました。
そして前回の診察室へ。こぢんまりとした歯科なので、オペ室はなく、いつもの診察室で抜歯です。先生2名に助手の方が1名いるので、結構狭く感じられます。

簡単に口頭で問診された後、右手の甲に静脈麻酔の薬を入れるための点滴針が刺されます。マニラに来て何故か何度も点滴しており、その度に手の甲は痛いから嫌だなと思うのですが、今回はあまり痛みを感じませんでした。
薬を入れて1分もしないうちにぼーっとした感覚になりました。
その後のことは覚えていません。気がついたら「終わったよ〜」と言われ、目が覚めました。
ちなみに鼻にカニューレという管を付けると聞いていて、どんな感じなのか不安に思っていたのですが、どのタイミングで付けられたのか、いつ外されたのかわかりませんでした。

目が覚めたら点滴が外されて可愛いシールが貼られていました

抜歯後

一瞬で終わったような気がしたのですが、ところどころ局所麻酔の注射をされる感覚とか糸で縫われている感覚などはあったように思います。でも恐怖心は皆無。全然平気
ちなみにすべての歯を抜歯し終わるまでに、2〜3時間くらいかかると聞いていたのに、実際には1時間半しかかかりませんでした。
意外と麻酔から覚めるのが早く、しかも副作用はなし。なんだかぼーっとするなというくらいで、静脈麻酔を使ったという特別な感覚(?)はありません。
割とすぐに水を飲ませてもらったのですが、うまく飲めない!
局所麻酔がかなり効いていて、下顎の感覚がまったくないし、とにかく口が開けられないので水が飲めません。

迎えと支払

水を飲むのは諦めて、夫が迎えにきてくれるまで診察台の真上にあるモニターでNetflixのジョジョ(大好きな山岸由花子シンデレラ回!)を観ていました。
前述の通り、想定より早く終了し、麻酔から覚めるのも早かったため、夫は慌てて迎えにきてくれたようです。
夫に支えられながら診察台を降りて、受付へ移動。診察室を出る際に、抜いた歯を持って帰るかどうか聞かれたので、記念に持ち帰ることにしました。

こんな感じで歯とガーゼを持って帰りました

麻酔科の先生は出張で来てくださっているということで、会計が別です。麻酔科の先生への支払はキャッシュのみ、ちょうど2万ペソでした。
それ以外の支払は振込でよいとのことで、帰宅してから振込の手続きを行いました。

抜歯にかかった費用の合計

抜歯にかかった金額は合計で64,000ペソでした。
事前の見積もりからほとんど金額は変わっていません。
静脈麻酔…20,000ペソ
抜歯(3本)…43,000ペソ(8,500、18,000、16,500)
その他(感染対策など)…1,000ペソ

帰宅後

処方箋とマウスウォッシュ

一旦家に帰って、少し休んでいる間、夫が処方箋をもらいに行ってくれました。その際、先生にすすめられたマウスウォッシュも購入してもらいました。薬は飲み薬が4種類、618ペソ。マウスウォッシュは120mlの小さいサイズで150ペソくらいです。

手書きの処方箋に薬の飲み方も書いてあります
ミニサイズのマウスウォッシュ、旅行にもおすすめ

痛みについて

10時に帰宅し、11時半くらいには麻酔が切れるかも?という予感。完全に痛くなる前に薬を飲み、少しだけ寝ました。
その後、前日から何も食べていなかったので、ゼリーを食べました。まだ口が開けにくかったので、食べるのが大変でした。
しかし、早めに薬を飲んだのがよかったようで、抜歯後に痛みを感じることはありませんでした。
「いつ痛みが出るんだろう?」とドキドキしながら過ごしていましたが、本当に何も、まったく痛みがありません。

出血も一度止血した後はほとんどなく、予備でもらっていたガーゼも使いませんでした。口の中が開けにくいこと以外には特にストレスなし。
思っていた以上に元気だったので、さつまいもで一口サイズのスイートポテトを作ったり、ミルクスープを作ったり。いつも通りに過ごしていました。
(続く)

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