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【マニラ】親知らず抜歯〜その後の様子と振り返り〜

前回の続きです。
マニラでの親知らず抜歯について、3記事にわたって体験談をダラダラと書いていきます。
※歯科医院の名前は出していませんが、気になる方はX(Twitter)またはInstagramにメッセージをいただければ詳細も含めてお伝えします!


抜歯後の日々

抜歯した当日、痛みが皆無だったのでいつも通りぐっすりと眠ることができました
しかし、気をつけなければ血餅(かさぶたのようなもの)が取れて骨が露出し、感染を起こして薬ではコントロールできないほどの激痛になると予習していたので、痛みがないながらにも慎重に過ごしていました
歯科から抜歯後の生活についての注意点が書かれたA4の紙をもらったので、それをしっかり読んで、夫にも注意点を共有しておきました。

食べ物について

いろいろと買い込んでいたものの、抜歯の翌日からは口が開くようになったので、奥歯で噛まなければ普段通りの食事が可能でした。
前歯だけで噛んで食べなければいけないので、時間がかかって少し大変でした。時間がない方はやはりヨーグルトやゼリーなどを食べるのがよいと思います。

歯磨きについて

歯磨きについては、抜歯後2日くらいはマウスウォッシュで軽くうがいをして、できる範囲でフロスをし、奥歯に当たらないように軽く歯を磨くようにしていました。鏡を見ながら慎重に磨かなければいけないので大変です。
抜歯から4、5日くらい経つと、だいぶ慣れてきて、ほとんどいつも通りに歯磨きをしていました。
実は、親知らずの手前の歯の奥側は、フロスをすると嫌な臭いがしていて、先生に相談したところ、「親知らずを抜いたら奥歯をケアしやすくなるから臭わなくなると思う」と言われており、実際に抜歯後はまったく臭いがなくなりました。これはかなり嬉しかったです。

腫れについて

腫れのピークは抜歯後48時間とのこと。たしかに2、3日目が一番腫れていたように思います。しかし思っていたほど腫れませんでした。
4日目くらいには見た目を気にせず外出できていました。

もっとも腫れていたときです

口の中の違和感について

私の場合、上に1本、下に2本の親知らずが生えており、上の歯は普通に生えていましたが、下の歯は両方とも埋まっていました。
そのため、下の歯については、歯茎を切開して埋まっている歯を取り出すような手術でした。切開後、歯茎をしっかり縫い合わせる術式のため、食事をしても食べかすが抜歯したところに引っかかることがほとんどありません。
おかげさまで、最初の3日間くらいは少し違和感があったものの、その後はほとんどストレスがありませんでした
ちなみに下の歯がしっかり生えている場合は、抜歯後、歯茎を手繰り寄せるように縫い合わせるそうですが、完璧に穴を塞ぐことはできません。このような場合は食事をすると食べかすが入るので、ケアするのが大変らしいです…。
3本同時に抜歯したのに、痛みや違和感、腫れがほとんどなかったのは、私の歯の生え方も関係していたのかもしれません。

その他

口の中の痛みや違和感はありませんでしたが、抜歯後3日間くらいは首や肩がだるい感じがありました。しかし普通に生活できる程度のものです。
あとは抗生剤を飲んでいた影響で、お腹を下しやすくなっており、強いて言うならそれが一番きつかったかも。事前に抗生剤の副作用についても調べていたので驚きはしませんでしたが…。
本当に不思議なくらい痛みがなかったため、少々不便なことがあっても特には気にならなかったです。

抜歯後の受診

実は覚えていなかったのですが、先生から抜歯後1週間〜10日後に受診するように指示があったそうです。しかし抜糸はないとのこと。この説明については本当に何も覚えておらず、夫から聞きました。おそらく麻酔で意識が朦朧としていたのだと思います。

抜歯から2週間経って、やっと歯科に予約の連絡をしました。思っていた以上に順調に回復したのと、抜糸が不要ということで油断しており、予約を取るのが遅くなりました。
結局、抜歯からちょうど3週間後に受診。まだ傷口は完全に閉じているわけではないけれど順調に回復しており、特に問題ないとのことです。傷口に引っかかっていた汚れをとってもらいましたが、この日は会計はありませんでした。

まとめ

マニラで親知らずを抜歯するなんて想像もしていませんでしたが、意外となんとかなるものです。
個人の感想レベルですが、メリット・デメリットをまとめてみます。

メリット

・時間をかけて相談、治療方針を決めることできる
日本の歯科のように予約がぎっしり詰まっているというわけではないので、先生とゆっくり話すことができます。この歯科に限らず、他院やマカティメディカルセンター、その他の小さいクリニックなどの医療機関でも同じように感じました。保険などの制度の違い等も関係しているのかもしれません。
・予約が取りやすい
日本では静脈麻酔を使った抜歯はなかなか予約が取れないそうです。やっと予約が取れたと思っても、数か月先なんてことも。
今回は連絡した日から10日以内に予約が取れました。出張や旅行などの予定も立てやすくて助かります。
・抜糸や消毒がない
これはこの先生の術式または私の症例に限った話なのかもしれませんが、抜糸不要の糸で縫ってもらえました。
抜糸が必要な場合、感染を防ぐためにも、決められたタイミングで受診して必ず抜糸する必要があるそうです。
また、抜歯後に消毒が必要なケースもあるようですが、抗生剤を飲む以外には感染対策はしませんでした。
・支払が振込
大きい金額のやり取りに不安を感じていましたが、麻酔科の先生に支払った2万ペソ以外は術後に振込で支払うことができました。

デメリット

・保険が使えない
歯科治療もカバーしている保険は珍しく、ほとんどの方が自費での受診になると考えられます。
局所麻酔での抜歯の場合、日本では保険を使うと数千円程度。金額が気になる方は、渡航前に保険で抜歯できるならしておいたほうがよいと思います。
(ただし日本でも静脈麻酔は、一部の大学病院での歯科治療を除き、保険適用外になるそうなので、静脈麻酔を使うならそこまで日本と金額は変わらないかもしれません!)
・術前検査がない
おそらく希望すれば検査を受けることができますが、静脈麻酔の使用にあたって、術前検査は何もありませんでした。問診で健康であることを確認され、他院で撮影したレントゲン写真を提出したのみ。
私の症例が簡単なものだったとはいえ、検査がないのは少し不安でした。
・同意書がない
これは一番驚いたのですが、抜歯前に書面のやり取りはありませんでした。事故が起こる可能性は極めて低いものの、静脈麻酔を使うので同意書は当然にあると思っていました。もしかしたら希望すれば作成してもらえるのかもしれません。
・英語でのコミュニケーション
英語が苦手でも、紙に書いたり翻訳アプリを使ったりすれば特に問題はありません。しかし英語で医療について話すのが不安な方は日本語が通じる歯科に行くのが安心でしょう。
(ちなみにマニラで日本語が通じる先生=腕がよいというわけではないと思っています…)

メリットもデメリットもありますが、私はマニラで静脈麻酔を使って同時に3本抜歯できてとても満足しています
特に、メールやテキストでさくさくとやり取りしながら、あっという間に抜歯の予定を決められたのが助かりました。本当に返信が早くて、一つひとつの質問に丁寧に答えてもらえたので、不安はほとんどありませんでした。
不安を感じる暇もなく、先生とやり取りするうちに気づいたら抜歯の日を迎えたという感じです…!
今後もこの歯科で定期検診・クリーニングを続ける予定です。


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