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KOK勝手に応援企画2021年大会出場者紹介(1)~FORK

はい。

というわけで、今回よりKOK2021の出場者を紹介していく勝手にKOK応援している人的な感じでやっていこうと思うが(ぶっちゃけ戦極とか凱旋も魅力的なんだけれど、大会が多すぎて絞り切れない)、やっぱりバトルMCの中で一番「魅力的なMC」を決めるのはKOKだと思う。

例えば、戦極はMCの中でも「スキルフルで格好いいMC」を決める大会だと思うし、UMBは「大会とこの1年の主人公的MC」を決める大会だと思う。それぞれに素晴らしい一面がある中で「魅力的」とは一体どういうことなのか。

魅力的なMCとは

さて、魅力的なMCとはどういうことか。例えば般若さんは男臭く、漢さんは煙臭い。言ってしまえば、それぞれのスタイルを前面に打ち出したMCこそがまさしく魅力的な存在になりうる、といえるのだ。

そういう点で、KOK2020という大会はどのMCも粒ぞろいで非常に興味深かった。正直Maijiという存在はKOKを通じなければ知りえなかった存在でもある。SKJやS-Kaineもまた同じように、ビシッと自分を持ったMCの一人である。
そうした稀有な面々だからこそ、非常に魅力にあふれた面々が多く集まる大会だった。

KOKという存在が、そうした存在を炙り出してくれたといえるだろう。ただ、今年からは少し様相が変わってくるかもしれない。

「覇王」呂布カルマ包囲網

現在、MCバトルで絶対的な強さを誇っているMC、呂布カルマ。UMBを獲得したことがないというのが信じられないほどの圧倒的なMCバトルでの強さは、おそらく現時点で誰も太刀打ちが出来ないかもしれない。

また、MCバトルの質の悪いところは年齢による限界が無いことである。その気になれば還暦になってもバトルに出ることが出来るのが恐ろしいところだが、昨年は鎮座DOPENESSやSIMON JAPがMCバトルシーンを引っ張り上げてくれていた。

ただ、それでも呂布には勝てなかった。戦極ではSKRYUが呂布を倒し優勝するなどしているが、本気を出した呂布カルマを止めるには至っていない。Maijiには個人的にめちゃくちゃ注目しているが、彼も踏まえてフリースタイルバトルの覇王となりつつある彼を止めるのは誰か。そこにも注目をしていきたい。

その中で、今回真AdrenalineとKING OF KINGSで行われた大会。久しくあの男がMCバトルの世界へと帰ってきた。

「RHYME SAVER」FORK

「フリースタイルダンジョン」でも大活躍を見せた、日本語ラップの重鎮的存在。B-BOY PARK時代からのレジェンドにして押韻主義を貫くMC。横浜をレペゼンし、多くのMCから尊敬を集めている。人気クルーICE BAHNのメンバーでもある。
2006年のUMBチャンピオンでもあったが、フリースタイルブームが起きた当初は距離を置いていたように感じられた。にもかかわらず、フリースタイルダンジョンにてチャレンジャーとして参戦して以降、その佇まいを含めて多くのヘッズの心を掴む。モンスターとしてダンジョンのレギュラーとなってからというもの、圧倒的なスキルでヘッズを魅了し続けている。
さながら侍のような佇まいで、一瞬にして相手を切り伏せる切れ味鋭いバースと完成度の高いライムはさながら日本刀のよう。一方で、あまりにも完成度の高いライムから長丁場のバトルには向いていないのでは?という疑問の声が上がっていたのも確か。
今回の大会で、ダンジョンで一撃必殺の術を覚えたのかそれとも「客判定」が影響したのかはわからない。ただ、決して彼がMCバトルの大会に復帰したのは決して「話題性」からではないという事。この点だけは確かなものとなった、と言っていいだろう。

「口喧嘩」がうまく、独特の踏み方とビートキープ力を持った呂布に対して「聴かせるライム」を作り出し、しかも観客の心を掴むフリースタイルをするFORKさんは紛れもなく「覇王」を倒す第一候補となるだろう。

まとめ

今回はFORKさんの紹介とまた、勝手にKOK応援企画ということで書かせていただいた。早速2人目の出場者も決まった。

次回は若手のラッパーについて、自分が思うことを書いていきたいと思う。U-mallowがYella goat名義で出るとはね。

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