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メキシコのチップ事情|相場は?硬貨でもOK?などの疑問に答えます

こんにちは。そろそろ日本帰国が近づいてきていて、全然noteの更新ができていない現状に焦りを覚える今日この頃です。お元気ですか?

今回はメキシコのチップについて詳しく紹介したいと思います。旅行の際の参考とか、文化を知る機会にぜひご活用ください。

メキシコはチップ文化が根付いた国

メキシコはアメリカ東海岸沿いのすぐ下にある国です。その影響もあってか、考え方がアメリカの文化に似ているところがあり、基本的にサービスを受けたらチップを支払ういわゆる「チップ文化」が根付いている国です。

チップってなんなの?と思う人、多いですよね。日本にない文化だし。

なので、ちょっとだけチップの考え方を紹介します。

チップは基本的に「スタッフがサービスしたことに対する対価」です。

例えば、料理を席まで運んでもらった・オーダーを受けてもらった・お会計の対応をしてもらった、などホールスタッフが行う行為がサービスです。

メキシコではサービスに対する対価が「料理の値段」に反映されていないので、料理代とは別にチップという形でサービス料を払う必要があります。(日本の場合は料理代にスタッフのサービス料が含まれているので、チップはいらないのです。)

間違えてはいけないのが「気分のいいサービスをしてもらった」=チップを払う。はNGであること。
どんなサービスレベルでも、何かをしてもらったらチップは少額でも支払いましょう。

なので、基本的にレストランやホテルなどを利用した際にはスタッフへのチップは必ず支払う必要がある、という認識でいた方がいいです。

これが日本にはない「チップ文化」です。(多分)

メキシコのチップの相場:飲食店編

では、どのくらいのチップを払えばいいのかって話ですよね。ほんとそれです。

私たちは飲食店(席で座ってご飯を食べる店)で食事をした場合は、飲食代×10%をチップとして支払うようにしています。

例えば、タコス屋さんでビールを飲みながら夕食を楽しんで、会計が500ペソの場合、500×10%=50ペソをチップとして追加で支払います。この場合、お店に550ペソ払うってことです。

この相場は物価の高いプラヤデルカルメンで知り合った優しいメキシコガイ・エデンさんから教えてもらったので間違いないはず。実際、10%払って「え、少ない…」みたいな変な空気になったことはありませんでした。

地域によっては10%チップは高め設定かもしれませんが、メキシコ全土どこに行っても10%で少なすぎるということはなく、高すぎることもない安心できる相場です。

なので、レストランで迷ったらチップは10%にしましょう!(素敵なサービスの場合はもっと払っても全然OK!)

メキシコのチップの相場:ホテル編

さて、じゃあホテルは?って話ですよね。ホテルは渡すタイミングも悩ましい。
ちなみに、ホテルって連泊すると5万とか余裕で無くなるけど、その10%って5,000円(1000ペソくらい)…。高いですね。

ホテルの場合は10%ルールは適用しません。

ホテルで支払う必要があるチップは大きく分けて3つです。

1.部屋の清掃料(主にチェックアウトで部屋を出る時)
2.ホテル内のレストランやバーで楽しんだ時のサービス料
3.ベルボーイのサービス料(荷物運んでもらった時とか)

では順に解説します。

部屋の清掃料は、基本的にチェックアウト時に部屋に置きます。
星がたくさんついているホテルやオールインクルーシブホテルなど、お高めの場所に泊まったのであれば、200ペソ(1000円)くらい置いておくと安心です。
もし個室ホテルに長期滞在して、滞在中に清掃が入るようなら最小紙幣の20ペソ札を置いておきましょう。少額でもいいので、必ず清掃料は払いましょう。

ホテル内のレストランやバーで楽しんだ時のサービス料は、宿泊費と別で支払うレストランの場合は飲食代の10%でOKです。
オールインクルーシブの場合は意見が分かれますが、私たちはドリンク1杯につき20ペソ札を払いました。
※ちなみに、日本人でもオールインクルーシブでの食事・ドリンクサービスではチップを払わない人も多いので、ここはご自身の判断でOKかと思います。

荷物を預かってくれた、運んでくれた、などの対応をするベルボーイには、対応してもらった際に都度20ペソ札を払いましょう。ここは任意ではなく、必ず払いましょう。

他にも、チェックアウト時間を特別に伸ばしてもらった、などのサービスを受けたらお礼に対応してくれた方にチップを払うといいと思います。

チップは硬貨で渡してもいいの?

さて、チップですが、適切な金額の紙幣がない時ありますよねー。
でも、できるだけ硬貨でチップを払うのは避けましょう。かなり微妙な顔をされます。

チップは相手へのありがとうの気持ちを表すものなので、紙幣が望ましいです。どうしてもない場合は、カード払いにして、10%上乗せしてもらえばOK。

もし紙幣がある場合は、料理代をカードで支払ってもチップは現金紙幣で渡すと喜ばれます。

迷ったら渡そう!スタッフはチップ命

チップについてざっと説明しましたが、結構払うなーって印象ですよね。

大丈夫、慣れます。

あと、これはできればのお願いになるのですが、チップを渡すか迷うシーンに遭遇したら、「渡す」という選択肢を取ってもらいたいです。
というのも、サービスをしてくれているスタッフは基本的に「チップで生計を立ててる」と言っても過言ではありません。

メキシコのお給料って超薄給だそうです。家賃+光熱費払ったら無くなっちゃうくらいの月給で働いている人多数。
これは、チップ文化ならではだと思うのですが、スタッフの感覚としてはチップも給料としてもらえる認識で働いている感じです。チップは渡して当たり前、と思って、迷ったらなるべく支払う方がメキシコの文化としては一般的ということを覚えていただけると嬉しいです。(多分アメリカもそうです、参考までに)

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