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3日たっても忘れないコラムを書く方法

ずっと昔の話ですが、
私は、まぐまぐビジネス部門1位のメルマガで、
若いIT起業家の人達向けにコラムを書いて
いました。

宣伝会議賞というコピーライターの登竜門と
いう賞を受賞したけど、当時は東京から遠い
地方在住で、
コピーライターの仕事なんか考えたこともない
地方のNHKカルチャーセンターで、
主婦向けの、広告を楽しむ講座を受講しただけの
広告ど素人のおばさんで、その講座の最後に、
講師の先生(地方支社の電通クリエイター)が

「皆さんも、せっかく、少し広告を習ったのだから
この賞に応募してみてくださいね」と言ったので
それで初めて、宣伝会議賞という賞を知っただけの
まったくのド素人おばさん、です。

正直、東京の受賞式の出て受賞式パーティーで
他の受賞者の皆さんと話してわかりましたが、
この賞の受賞者の大半は、プロの広告業界の人、
私のような、専門のコピーライター講座にも
通ったことがない、独学で本だけで
コピーの勉強をしたという広告ド素人は、
私以外、一人も受賞者にいませんでした。

皆、広告のプロか、もしくは、マスコミ業界を
目指して大都会の何十万円もする
コピーライター講座に通ったことのある
人達です。

糸井重里さんも、林真理子さんも、仲畑貴志さんも
この賞を受賞してから
コピーライターとしての第一歩を始めています。

でも、私はそもそも、カルチャーセンターの先生が
この賞を教えてくれて、「応募してみましょう」
と言ったので気楽に応募したので、自分がすごく
コピーライターになりたいと思ってこの賞に
応募したわけではないし、たとえ、
受賞してもコピーライターとして上京して
修行するには、年齢も何もかも遅すぎるし、
なにより、もう地方で結婚しているわけで
一人で上京なんて今更ありえないし、
そのうえ、
コピーライターの仕事をしたいと思っても
東京にいないとたいした仕事もないよ、と
東京の受賞式パーティーで、皆から聞いて
がっかりしました。

そうですかと、〇十万の応募総数のベスト8に
選ばれた、宝くじ並みの確率の賞を受賞しても
私には、豚に真珠、というか、
何も役に立たなかったと、がっくりしていると、
その受賞パーティーで
ある人が、
「でも、コピーは無理でも、コラムなら地方にいても
書けるかも」と教えてくれました。

もちろん、コラムなんて書いたことはありません。

でも、ここまで来たら地方でできることなら
何でも試してみたいと思いました。

地方の家に帰ってから、その頃、
まだアメブロさえ
なかった時代ですが、ネットで
コラムニスト募集、と検索したら2件しかヒット
しなくて、その一つはエロサイトで、もう一つが
IT起業家の人が主催している、起業家応援サイト
での、コラムニスト募集でした。

私がその起業家応援サイトにメールをして、コラムを
書いてみたいです、というと、
そのサイトのIT起業家の人は、私の学歴、経歴、年齢
住んでいる地域も何も聞きません。

ただ、
「僕に、起業家が元気になるコラムを
一週間内に、3つ書いてメールください。
僕がそれで判断します」
という返事だけ来ました。

すごいな、IT起業家って、その人の履歴とか
やる気じゃなく、その人ができるかどうか
自分の役に立つかどうかだけ、すぐに
確かめて判断するんだ、と思いました。

でも、宣伝会議賞の受賞パーティーで
地方にいたんじゃだめだと言われて、
そのIT起業家の人に
「私は地方に住んでいるのですが、
大丈夫ですか」というと、

「もうネットの時代ですから、地方でも
NYに住んでいても同じですよ。
うちは、NY在住の人にもコラム書いて
もらってますし」と言われて、
その言葉だけで、
そのIT起業家が、神様に思えました。w

でも、正直、私はIT起業家なんて人は周りに
いないし、地方在住でそんな人はテレビの中で
数回、みただけです。

しかも、その起業家達やその卵の人達に向けて
起業家になりたいとも思ったこともない私が、
コラムを書くっていったいどうしたらいいのか
まったく、わかりませんでした。

それで、数日すぎてしまい、なんとなくテレビを
みていると、今一番売れっ子コラムニスト
という人が登場してきました。

今は俳優として有名な、リリーフランキーさん
でした。

私は、当時リリーフランキーさんのことは
まったく知らず、でも、話を聞いていると、
リリーさんは10代の若者に、こう言いました。

「3日で忘れる、いい言葉なんて読むな、
それより、自分の体で体験しろ、考えろ、
絶対わすれないから」

正確な言葉は忘れましたが、こんな意味でした。

さすが、一番人気のコラムニストだ、いいこという、
で、じゃあ、3日たっても忘れない言葉って
どんな言葉だ?と思って、
リリーフランキーさんの
コラムが載っている週刊誌を本屋に
読みに行きました。

すると・・・私は3日どころが、3分で
リリーさんのコラムを忘れたのですw

「リリーさんも、3日たっても忘れない言葉がいいと
思っていても、なかなか書けないんだ、
どうしてだ?」と考えました。

そして、はっと、思いつきました。
なんだ、リリーさんは書けなくても、
私なら書けるかもって。

そして書いた3つのコラムをIT起業家の
メルマガ発行者の人にメールで送ると、
返事が返ってきました。

「合格です、来週から書いてください」

そして、一週間ごとにコラムをひとつ書きました。

すると、さすがに頭のいい読者が多い
IT起業家向けのメルマガです。
すぐに読者の何人から、こんなコメントが
来ました。

「あなたのコラムは、なかなか忘れません。
どうしてですか」と。

私自身しか知らない、誰にも秘密に
している、私のコラムの特徴を
ここの一部の読者たちはすぐに
見破る。
さすが、ここの読者は
賢い人が多い、と思いました。

でも私は、そう聞かれても、
「そうですか?
さあ、どうしてなんでしょう」と
私は、すっとぼけましたけど。(笑)

私が、3日たっても忘れないコラムを
書いた方法は、
有料記事部分に書いてあります。
きっと、読めば、なーんだと
思うと思います。
たいていの人には、誰でもできる
方法です。

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