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心の絆を大切に

先日投稿したマイ・スタイルの話、以下の点において犬との暮らしにも通じるところが多い。

もちろん、目的を明確にした上で、そのために必要な課題をまずしっかりと設定することは重要だ。だけど、個人的にはそれ以上に自分自身の個性(環境や身体的、精神的なものも含め)を前提に、どこまで寄せるのか、何を得て、何を捨てるのか、もしくは、どうアレンジするのかを、大切にしている。真似をしつつも、結局は「マイ・スタイル」として取り入れられないと、まったく意味がない。

言葉を話さない犬だからなのか、なぜか型にはめたがる。吠えず噛まず指示に忠実で、少々の留守番もサークルで大人しく寝ていられる。みたいな。
犬種の特性やそのコの気質、育った環境も違うのだから、同じようにトレーニングしたってその成果は異なって当たり前だし、そもそも犬とのコミュニケーションの取り方自体家庭ごとに違うはず。というか、違っていい。

都合よく擬人化して、「犬は私の子どもです」とか「家族以上の存在」と言っておきながら、本当の子どもや家族なら許容できるはずの本人(本犬)の意思や欲求を、無視してしまっているケースが少なくない。
僕も愛犬を家族だと思っているけれど、あくまでも犬としての彼の存在を尊重したいし、その上でお互いどう折り合いつけていくかが大切だと考えている。

例えば、吠える・噛むといった行動も、そのすべてが悪い癖であるかのように思われがちだけど、彼らにとってはコミュニケーション手段の一つだ。吠えたらダメ、噛んだらダメではなく、吠えていいタイミングや場所、噛んでいい物や噛み方を折り合いつけていくのが、本当の家族なのではないだろうか。
だって、「吠え」についても都市部のマンションと郊外の一軒家では、そもそも問題になるレベルが違うんだし。

いわゆる「しつけ方」「トレーニングメソッド」みたいなものも活用しながら折り合いつけていくといいとは思うけど、ベースになるのは愛犬との心の絆がお互いに結ばれていること。これが築けていないのに、本やネットの情報そのままを落とし込もうとしたって、そりゃ無理だ。
犬って、人間が思っている以上に僕らのことを「察して」いる。あとは、飼い主側が愛犬とのコミュニケーション感度を高めて、心のキャッチボールができるようになればいい。犬たちは、飼い主が自分のことをちゃんと理解してくれているとわかると、とても従順になる(気がする。勝手な思い込みかもしれないけど)。

結論、型にとらわれ過ぎずもっと気楽に、でももっと真剣に愛犬と向き合い、それぞれの暮らしを楽しんだらいいと思う。僕自身まだまだ悩んだり失敗したりすることも多いけど、心の絆だけは一方通行にならないようにしたい。

#日記 #note #犬との暮らし #心の絆

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