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【他人事ではない?】埼玉県水着撮影会中止騒動 コスプレイヤー活動との関係

前もって。勢いで書く雑文なので、温かい目で見ていただけると助かります。

【開催2日前に突如中止】
先週の木曜の6月6日に一つの騒動が起こった。
埼玉県にある公共プールでの貸し切りによる水着撮影会が突如中止されたというニュースがツイッター中心に騒がれた。

事の顛末は、その撮影会はグラビアアイドル中心による水着による撮影会で、それが一度使用許可を得たにも関わらず開催2日前、6月8日にプールを管轄する埼玉県公園緑地協会から中止連絡がきて、主催者、参加予定だったグラビアアイドルは急な中止に混乱状態となる。

その顛末にはある組織が関与していることがネット上で挙げられている。

「日本共産党埼玉県議会議員団」
埼玉県営公園で女性の水着撮影会が行われます。未成年も出演するという情報については調査中です。城下のり子・伊藤はつみ・山﨑すなお県議は、本日、都市公園法第1条に反するとして、貸し出しを禁止するよう県に申し入れました。

埼玉県の共産党議員が自分たちが中止を申立てたと宣言。
そして、実際に撮影会が中止に追い込まれてしまった。
これにはネット上で一気に紛糾の声が上がった。

ツイッター上では中止に追い込まれたグラビアアイドルたちの悲痛な声、泣きじゃくる姿などがツイートされていく。

一方で、グラビアアイドルや水着撮影に嫌悪を持っている人たちからの共産党の行動を支持者などが称賛するツイートもあった。

気持ち悪い、不快と思うことは自由であるが、今回の件は問題点があった。

今回の騒動で詳しくツイートされているのが、徳重龍徳のツイート

https://twitter.com/tatsunoritoku/status/1667097895835926530

前回の水着撮影会でのクレームがあったことより、埼玉県公園緑地協会から改善条件を提示され、それに対して主催側はその条件を飲む形で一度は許可が下りたのが、先の共産党のクレームによって突如協会から中止が言い渡された。
しかも、共産党側はまだ未成年が参加することは調査中と、事実をつかんでいない状態と言える。

これにより埼玉県公園緑地協会の対応がおかしい、共産党議員の表現規制だ、グラビアアイドルたちの差別行為だと、中止によって追い込まれた彼女らを擁護するツイート上でより過熱にこの騒動に対してのツイートが増え続け、水着撮影会がツイッターの日本のトレンドになるほどの過熱ぶりとなった。

つまり、一度使用許可を土壇場に中止にする要因はなんなのか?

「憶測」
・共産党のクレームが協会にとって、事前に準備してきた主催者より重要である。つまり、共産党のシンパが協会内にいて、そのクレーム要請をそのまま答えた。
・共産党と協会は長年集会として利用するなど独自のコネクションが形成されているゆえに、ダイレクトに決定権者へ話が行き、表向き調査中といいつつも、とにかく中止しろという要請としてそのまま鵜呑みにした。
・協会内の伝達、コミュニケーションが不確定、または部内パワーバランスより中止に動いた。

ツイッターの流れをみたら、共産党議員からのクレームが原因というのは明白、原因として濃厚と言わざる得ない。

【テレビで報道されたほどの騒動に】

この騒動はフジテレビのめざまし8で紹介されるほどの大事になっていた。

ここでテレビに登場したのは当事者の水着モデルとして参加予定だった蒼猫いなさん
ツイッター上ではこのようにつぶやいていた

衣装の規制⇒わかりました
ポージング規制⇒わかりました
途中から未成年者の規制⇒わかりました
守ってたのに⇒貸出し禁止
私たちグラビアのお仕事が奪われてく

まさにグラビアでがんばろうとした女性たち、スタッフらはいきなり仕事を奪われた形となる。

ちなみにこの方は「コスプレイヤー」として紹介されている。

ここでのコスプレイヤーという紹介が、このニュースをみた方達は「コスプレイヤーは撮影会するんだ」とことを知る人は少なからずいるだろう。
今回の騒動がコスプレイベントにも少なからず影響を与える問題だというのがわかってくる。

今回は撮影会の件で、そもそも水着とコスプレの違いはあるのか。
外見的にはコスプレの中にはほぼ水着という衣装も当然ある。ビキニスタイルの衣装なんて今の漫画、ゲームキャラにはたくさんいる。

もちろん、露出面積の低いコスプレも当然あるが、コスプレ=いかがわしいものというイメージが少なからず思っている人達らが、一斉にクレーム、または政治団体の力を使って圧力を加えられたら?
そういう懸念が少なからずあるのではという怖さを感じた。

さて、彼女の話では
「一つの公園では普通のプールで着られる水着にしてください」
「もう一つの公園では明確に衣装の制限がかかっていないので、だけど節度のわきまえた衣装を着用してください、という形でした」
というものだった。

【憶測】
・思ったよりもざっくばらんな話。これは主催と協会側との条件がそもそも大して決まっていない。(そんな深く詳細に決めていない)あるとしても未成年じゃなかったらいいよ程度しか話していない。
・そもそも未成年NGじゃない公園もあった。
・節度ある衣装という話はそもそも明確に示さない協会があやふやな感じで主催に丸投げしてしまった。

そもそも、協会側もそこまで考えてなく、オフシーズンなのに借りてもらえるし、ラッキー!ぐらいの感覚だったかもしれない。

主催もルールを守った、違反はなかったという。

そもそもそこまで厳しいルールもないから、違反しようもないという感じだったのでは?

そんなルールでゆるした協会が突然中止といってきたら、それは主催は意味が分からないと思うだろう。
彼らにとって、生活が懸かっている。モデルだけでなく、それにかかわる関係者全体に影響するのは容易に想像できなかったのだろうか。

そして、公園協会をさらに上で管理しているのが埼玉県、そして知事である大野知事である。

実は一度、ツイッター上でこの件でつぶやいたのだが、その内容があまりに状況をよくわかっていない感じがあった。
報告書をそのまま読んだだけでは?

このツイートに一気に大野埼玉県知事への批判が殺到。

大野氏に応援演説されるほどの仲のオタク議員として注目されているおぎの稔議員も大野知事サイドにアクションを行っていた模様。

おぎの議員を知る方ならこの大野埼玉県知事がオタク議員であるおぎの氏の応援演説する仲であり、表現の自由に対しても寛大な方であるという認識が強かったと思う。
それが最初のツイートに失望し、それゆえに怒りの声が強くでたのだろう。

そこから2日後日曜11日、にプールでの水着撮影会の中止要請を撤回すべきと指導するとツイート

まさに土日の間に、状況を把握に時間とったのだろうと想像する。
この手の訂正を早い段階で行ったのは適切な行動だと思う。
他の地方の首長では、一度決めたことを覆さない、まったく動かない者少なくない。

ただ気になる点が一つ。
めざまし8では、中止の申し入れしたのは共産党県議団という表記がなされている。

ところが、ツイートではこのような発言をしている。

多くの方からもこの件について意見等を頂いておりますが、埼玉県、公園緑地協会として特定の政治団体等の意見に左右された事実はございません。

この点においては、今回の騒動のきっかけは共産党議員というものが見えているに、この回答に対して、批判するツイートが多数。

大野氏は選挙においては、自民党、公明党の与党以外の野党の支持、そして共産党の支援を得ていた。その点を強く不信感もっていうツイートが多かった。
ただ、当時の選挙はタレント候補とされる自民党候補の青島氏がいくつか投票さげるような発言があり、元々民主党基盤の多い埼玉であり、共産党の力がなくても当選したともいえる。

しかし、共産党のサイトで共産党の力で選挙に勝ったと称する表現が多々あり、大野氏=共産党側というイメージが強くなっても不思議ではない。

個人的には「表現の自由」「娯楽の自由」「撮影の自由」などが守られているなら共産党だろうと自民党だろうと応援する。
現に表現の自由を訴える共産党議員もいるし、自民党にもいる。当然、規制派の議員はどの党にもいるのも事実である。
それゆえに党のイメージのみで排除することも難しいのが現実。
現に水着撮影会がそのキーワードで過剰反応して叩く人はいるのも今回の件で見えてきた。

撮影会の話に戻る。めざまし8ではこのように説明している。

「明確な許可条件がない施設が、他の施設の条件を当てはめて中止させる。
条件策定後に違反が認められていないのに中止させる。これは適切ではない」

この判断は至極まっとうであり、大野知事がまともな判断をしたといえる。


番組内での話は終始、今回の事案は役所の問題を指摘。

めざまし8のコメンテーターの元大阪府知事の橋下徹氏は
「不快ものだといって、恣意的に排除するのは公共の施設ではすべきでない」
「県の施設だからこそ不快のものだから駄目というのはやっちゃいけない」
「不快かどうかの基準にしてしまうと、色んなイベントや集会が恣意的に、役所側、政治側の判断で、これはいい、これは駄目という、本当に恣意的になる。行政だからこそ不快かどうかの基準ではやってはいけない」

この後、大阪城のナイトプールでのイベントに携わっていた経験を述べた。

「撮影全部OKのイベントした。水着はそもそもプールで着ている。猥褻なものは駄目だが、水着そのものはみんな着ているではないか。なんで駄目なのか? (女性だけの)撮影が駄目なのか、女性だけが駄目なら男性でも撮影できる男女平等の撮影会すればいいなど、色々議論した」

「不快だからやめようとうのは行政としてやっちゃいけない」
「今回の大野さんの(中止撤回)判断は正しかったと思う」

「役所の方が、(ルールや許可条件など)ぶれてしまうのはやめてほしい」
「最後に知事がやるべきだと判断するのは適切だったと思う」

ルールや卑猥の線引きについてのこのように述べている。
「そもそもその線引きが難しい。その場合はゾーイングして、見たくない人には見せないようにする」

そして同じくコメンテーターの古市氏はゾーイングについて述べていた。
「過去の主催者の状況では、ブルーシートはって見えなくする配慮しており、そもそもオフシーズンで他のお客さんいないところでやっている。それに対してNOというのはさすがに無理がある」

二人は未成年の撮影についても言及。橋元氏はナイトプールでは未成年はやらなかったと述べ、親の同意の信憑性などの問題をあげた。

古市氏は「未成年の参加については別途ルールを決める必要があるのか、アイドル文化として未成年でもすでに雑誌、テレビに出ている。それを含めて今後どうするかという議論は必要」

MCの谷原氏は水着撮影会に向けて準備していたモデルたちにいきなり2日目で中止はとっては辛いことと述べ、橋元氏は水着撮影のみならず政治的集会さえも不快かどうかで中止かどうか決められるのは問題と話した。
そして、谷原氏は今回の中止による補償についても考えるべきと番組でまとめた。

【思うこと】

テレビ業界においては未成年の出演は当たり前に行われており、これを制限することは芸能世界においては大きな損失であると考える。
子役、未成年の出演は以前より一層デリケートにとらえる風潮となり、最近ではジャニーズの性被害問題がでており、少年少女への保護という視点がより強くなっている。

子供の権利は大人、親が強要することが問題視し、子供の権利というものも問われている時代である。
子供がやりたいことをさせたいのも一つの子供権利といえる。
保護という観点でその自由を奪うことになってしまうという側面もはらんでいるのを忘れてはならない。

女性の性の商品化ということを問題視する人が多い。
そもそも女性に限らず男性の性の商品化もある。
男性アイドルに大挙して群がって撮影しているファンも水着撮影に群がるファンも同じ群がった群衆である。

女性の自立の方法がより自由であることが理想とするならば、モデルだろうと国会議員だろうと自由にやれる環境こそ必要ではないだろうか。
職業選択の自由と同時に職業差別をなくすのも必要である。

そして年齢については、すでに幼稚園児がyoutubeで出演して、広告収入を得ることがめずらしくない、SNSで自分の姿を気楽に出す時代である。
親と子供が納得したビジネスならその自由は原則尊重すべきである。
例外としてそれが法律上違法であれば禁止である。
それゆえに法律上違法でないものに対して「お気持ち」「不快」で禁止、攻撃するのはおかしい。

まさにその法律による線引きこそが政治の重要な案件であり、共産党がより自分たちが有利になる案件を武器に戦っているのである。今回はその攻撃の一端を我々は見たことになる。

願わくばコスプレイベントでもこのようはバカバカしい中止要請がないことを祈りたい。(こういうこともあるので)

https://twitter.com/ogino_otaku/status/1667744521151717377


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