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データのバックアップとはなにか?

おはようございます。またはこんにちは。もしくはこんばんわ。そしてあけましておめでとうございます。2022年もマゲっちSCをよろしくお願いいたします。さて、成人の日を含む3連休の中日ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?年末年始ののんびり感もなくなり、お仕事に勉学に趣味に励んでいらっしゃるかと思います。私も例にもれず年末年始は趣味のゲームをたくさんプレイしました。その中で新たな出会いもあり、2022年は最初から充実しているなぁと思っている次第です。引き続きブログの更新もがんばりますのでよろしくお願いいたします。

さて、前回のブログではコンピュータが壊れたとどういう状況で判断をするのか?ということでお話をさせていただきました。単純にハードウェアや電源が機能しなくなったというものからデータの破損まで実に様々なパターンが考えられるということがご理解いただけていたら問題ありません。そこから以下に修復を行うかというところが脱初心者の道です。検索力をつけておけばコンピュータの故障が疑われたときはもちろん、体調不良の原因を探ることができたり(ある程度原因がわかったら病院へ行きましょう)、生活に必要な情報やサービスを調べることができて非常に便利になります。誰かに聞くということも重要ですが、自分でもある程度対処できるように頑張ってみましょう。

データのバックアップとはなにか?

そしてコンピュータが壊れたと思われる場合に必要になってくるのがデータのバックアップです。バックアップという言葉が一般的になったのはあくまで私の主観ですが、ファミリーコンピュータのゲームであるドラゴンクエスト3でのデータの保存方法で、データをそのままソフトに記憶させるという方式が取られて以降ではないでしょうか?それまでゲームのセーブデータというものは一部の媒体に記録できるものに限られていました。ファミリーコンピュータで言えばディスクシステムというクイックディスク(少し小さめのフロッピーディスク)で販売されていたゲームのみでした。いわゆるROMカセットと呼ばれる媒体ではパスワードという文字データにゲームのデータを変換して、その文字データを紙に書き写して管理していました。しかし、当時のブラウン管テレビではドットが非常に見づらく、バ行とパ行の区別がとてもつきづらかったのです。そのためバ行の文字とパ行の文字を間違えて書き写してしまい、データ不整合が起きて一つ前のセーブデータからゲームを再開するということもよくありました。また、ある程度データ量が増えると当然パスワードの文字数も増えるため、ゲームの世界に入れるまでに20分~30分ほど時間を要しました。

そのためドラゴンクエスト3からは紙にメモをとる方式ではなく、ROMカセットそのものにデータを記憶させるという方法を取るようになります。ROMにEEPROMを追加しておきそこにゲームのセーブデータを上書きしていきます。ROMカセットの中にはボタン電池が入っています。ボタン電池から電源を取るのはファミリーコンピュータからROMカセットに電源供給がない場合、つまりファミリーコンピュータの電源が切られている場合だけです。PCのマザーボードのUEFI(BIOS)も同じく工場出荷時のデータを保存するためにボタン電池が入れられていて、データをマザーボードのフラッシュメモリに保存しています。組み上げられてマザーボードに電源ユニットから電源が供給され始めるとボタン電池ではなく供給される電源を使ってUEFI(BIOS)の変更されたデータを保存します。そのため、電源ケーブルをコンセントから抜いた状態でマザーボードのボタン電池を取り外すとマザーボードのUEFI(BIOS)のデータは初期化されます。CMOSクリアがうまくできない場合はかなり強引な手段ですが、完全に電源供給を断つことでマザーボードのUEFI(BIOS)データをクリアできます。

少しお話がそれてしまいましたが、バックアップと言うと少し難しい言葉に聞こえるかも知れません。しかし簡単に言うとデータのコピーのことを言います。もととなるデータはコンピュータのストレージに入っているものになります。これは単純にセーブデータという扱いになります。セーブデータをコンピュータの運用とは特に関係のない媒体、例えば外付けHDDや外付けSSD、DVD-Rなどの光ディスク、USBメモリなどの半導体記憶装置などにコピーして置いたものがバックアップデータということです。

バックアップデータがあることでの利点とはなにか?

なんとなくバックアップデータのイメージがつかめたところで、データのバックアップがあることでどのような利点があるのか?というところでのお話をさせていただきます。まずバックアップデータがない場合にコンピュータが壊れてしまったとします。そして原因を探っていくとストレージが壊れていたということが判明したとします。正直なところストレージ以外の部品が壊れている場合はデータのバックアップを使用することはまずありません。CPUは主に計算や制御を行う部分ですし、GPUはCPU辛子例のあったデータをモニターへ描画するだけです。メインメモリはストレージから取り出したデータやCPUが計算したデータを覚えておくための部品です。メインメモリは電源を切るとデータがすべて消えてしまうという特性もあります。ですが、補助記憶装置にあたるストレージは電源を切ってもデータは消えません。そして壊れてしまうと記憶したデータを読み出せない上に、新たにデータを書き込むこともできなくなります。コンピュータの電源を入れたあとで物理的に壊れてしまった場合は、現時点でのOSのデータや扱っているデータの一部がメインメモリに記憶されているので、読み込みや書き込みができなくなっていますがマウスを動かしたりキーボードからの入力には反応があります。しかし、再起動するなどでコンピュータの電源を一度切ってしまった場合にストレージが壊れているとOSのデータが読み込めなくなっているため、PCは起動しなくなります。UEFI(BIOS)の画面は表示されますが、そこにストレージの情報は表示されていないはずです。

なんとか新しいストレージを取り寄せて交換したはいいものの、結局は何もデータが入っていないストレージなのでやはりコンピュータは立ち上がりません。UEFI(BIOS)画面にはストレージを認識しているため今度はストレージの情報が出ているはずです。そこでOSを新規でインストールしますが、当然ながら以前の環境はすべて初期化されているはずですね。ここでデータのバックアップがあるかないかで復旧にかかる時間にかなりの差が生じます。まず、データのバックアップがない状態ですが、OSインストール後にますはOSのバージョンアップ作業が必要です。次に各種ドライバをインストール。その後ドライバの最新版にバージョンアップする作業が必要になります。そして使用している各種ソフトをインストール後、最新バージョンへの更新作業が必要になります。当然ですがOSや各種ドライバインストール・更新作業中は何度かPCが再起動します。その後OSや各種ソフトの設定を戻す必要があります。最近はPCの処理能力が飛躍的に向上しているとは言え、この作業をすべて行うとだいたい半日くらいを消費します。場合によっては朝作業を開始して終わったら夕方だったということもあるでしょう。

ではバックアップがある場合はどうでしょうか?データバックアップがある場合はそのバックアップを取っている媒体をPCに差し込みます。以前はDVD-Rが使用されていましたが、今はより大容量化しているため、外付けHDDや外付けSSD、USBメモリを使う場合が多いはずです。バックアップデータがある媒体を差し込んだら、OSのデータが入っているDVDかUSBメモリを別途用意しコンピュータに差し込みます。OSのデータから簡易的にコンピュータを起動したらあとはバックアップデータを戻すコマンドをマウスでクリックします。データが破損していなければこれでデータすべてがもとに戻ります所要時間にしてだいたい1時間前後くらいでしょう。もちろんOSの更新データや各種ドライバの更新データが有るかどうか確認する必要はあるものの、それを行ったとしても1時間半から2時間程度で以前と同じ環境に戻せるはずです。バックアップは2週間に1度とか月に1度程度で取るようにしたので大丈夫です。

まとめ

今回はデータのバックアップに関してお話させていただきました。バックアップのとり方はOSによって手順が違うため割愛させていただきましたが、予備があるのとないのとでは復旧までかかる時間も段違いです。データのバックアップのとり方はすでに動画サイトなどにたくさんやり方が出回っているので、ご自身で調べてみてください。では次回のブログですが私が使用している周辺機器のお話をしようかと思います。以前ブログで使用しているPC本体のSPECを載せましたが、次回はモニターやキーボードなどの周辺機器です。ご興味がありましたらまたお立ち寄りください。それでは失礼いたします。

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