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INTPの生き方

気がつけばもう人生も後半戦に入っており、
 ふと目が覚めるとうたた寝をしていたようで、
 まだ煙管の灰が落ちていなかった
という話を思い出します。あっという間でした。
しかし、INTPは兎角大変ですよ。
しかも私はアスペルガーでもある様です。
(今はアスペルガーとは言わないんでしょうが)

MBTIタイプは若い頃に診断を受けても、
ましてやネット診断で確定する様な単純なものではない様ですが、
それでも社会に出る前にINTPだと判明してしまった方は、
これから先、楽するまでは多少の困難が付き纏います。
(適した職種やポジションがあるんですよ。それが見つけにくいだけです)
なるべく。それでも、楽していきましょう。

自分のタイプを知りたい人は正式な先生のセミナーを受けてください。
実費で一万円前後だと思います。
明らかにINTPだと“正式認定“された同僚を2人知っています。
私が見る限り、INTPの良さを出し切っているとは思えません。

●職場でおそらく困る事
1. 一番得意な武器が封じられる。
INTPの一番の武器は考える事です。考え続けられる事です。
1速で数時間、数日間、1ヶ月でも考え続ける事です。
入社時には(特に大きな会社になればなるほど)
画一的な事を覚える・基本的な(昔から続いてきている)皆と同じ事をする事を求められます。ここであなたは結果を出さねばいけないのです。

2.ポンコツ扱いされる。
INTPの強みは寝る間も考え続ける事でその日のうちには答えが出せなくても
翌日には他の人よりも良い答えを出せます。
ですが最初の頃はその場で答えを求められる事が多く、
INTPにはもっとも不向きな作業です。
要するに理解出来ないポンコツに扱われます。
(自分がINTPだと分かっていないと、全く逃げ場がありません)
私自身、今でもその日の会議の内容が理解出来るのは
帰って風呂入ってる時か、翌朝です。

対策は勿論あります。
簡単ではありませんが、早目に習得して楽に生きましょう。

対策① 周りの人のニーズを探す
若いINTPに足りないのは、考える時間だけです。
物理的には考える時間があるんです。
そうではなく本当のテーマが何なのか見えていないので時間が無いのです。
上司、先輩、所属組織が「言ってきそうな事」を事前に知っておけば、
遥かに余裕を持ってそのテーマを熟考することができそうすれば無双です。
その為には「会話・電話を盗聴」しましょう。
一般に仕事と言うのは言われるから嫌になるんです。
先手を打って準備しておけば、楽になります。
周りのちょっとした会話のネタ、
上司の電話の向こうの人の聞こえない会話内容の推察。。。
これを繰り返していけば、自ずと自組織が求められている事、
すなわち周りの人たちができてない事が必ずある筈です。
(急ぎで手間だからこそ出来てない仕事)
それを見つければ、自分がそれを出来る様に特化していきます。
すぐには無理です。訓練が必要です。

対策②BtoBマーケティング思考を身につける
既に①をやってる段階で基礎はできています。
ここで言うマーケティングは理論ではなく、もっと大事な簡単な事です。
 “この提案をされた側は、どう思うだろうか?”
 “この頼まれた資料の目的は何だろうか?いつまでだろうか?”
資料を頼んだ上司が「(私の)提出日は3日後だな」と答えたとします。
だとすると、あなたが直した資料の手直しを自分でもしたいですよね。
そして、上司はその上の上司にも同じ事を考えています。
→だったら正解は「頼まれたその日のうちに提出」でしょうね。
そうは言っても今日はそんなに時間が無いよ。。。でしょうね。
だったらば、あなたが受け取るとしたらどう思いますか?
「確かに3日後までと言ったけど納期を使い切って、
 挙句の果てにこの出来かよ」
→INTPの取るべき正解は、
 100%の出来でなくても、その日のうちに出来たところまでで一度出す。
 (「できました」と出すんじゃ無いですよ。
  「ここまではやったんですが、方向性は合ってますか?」です。
  これを突き詰めたのがアジャイル開発・プロトタイピングですよね。)
 ですね。
(INTPでない人の中には、これを普通にやる人もいるでしょう。
 INTPのあなたは普通には出来ないので、意識しないといけないのです)


対策③更にマーケティング
既にニーズの先読みが可能になり、どんな資料を予め作っておけば良いのか
予測できる様にもなりました。
長い時間を考えるのは、元々INTPの得意なところですから問題ないですね。
もっとマーケティングを勉強しましょう。
MBAの学位は不要ですが、MBAの教科書を読むのはとても為になります。
世の中にはマーケティングを勉強している人は意外といない様ですから。


対策④ ブルーオーシャンを常に探し続ける
ブルーオーシャンに一度入ると、とても楽です。
少なくとも時間を争って判断し続ける状況ではなくなるので、
天井を見て唸り続けられるような、考える時間が作れます。
そうすればINTPの独壇場です。
では、どうすれば
 社内や職場のブルーオーシャン的な立場に入れるでしょうか?
既に答えは出ています。施策①②③です。
特に③を考えた結果、あなたに必要な武器とは何なのか、
既にその答えは出た筈です。これは皆、異なる筈です。
「落ち着いたな」と思ったらそのブルーオーシャンをそろそろ去る時です。
少なくともINTPには、もうそこはブルーオーシャンではありません。
他の人があなたの成果を学んで、参入してきている筈です。
あなたはどうするか?新規参入者に全てを説明して、受け渡しましょう。
INTPのあなたには、もうそこに価値は無い筈です。


対策⑤とにかく勉強(趣味でもいいし、必要なものだけでも何でもいい)
INTPのあなたは勉強、嫌いな筈がありません。
嫌いならば、それは今までのやり方が悪いのです。
それでも苦手という方もいると思うので、
立花隆さんが残した良い方法があります。真似をしましょう。
 ①テーマにぶつかる。決める。(例えば「マーケティング」)
 ②大きな本屋に行く。    (ネット書店でもOK)
 ③最低でも1万円、そのテーマに関する本を買い込む。
 ④投資を回収しないと損なので、嫌でも勉強する。
大体の目安ですが、私の場合で全く初めてのテーマは金曜日に本を買って
土日で読んで月曜日にはいきなり何か振られても答える事ができるくらい
には心がけています。
最近の例だと、機械学習・量子コンピューター・量子プログラミング、
       ChatGPT(大規模言語モデル)
無論、すぐに分かる筈が無いので数年前くらいから少しづつ勉強してます。
いつか「明日からやってくれ」と言われますから。


対策⑥ アイデアのつくり方
同タイトルの薄い本が書いてありますから、これを何回でも読みます。
サラッと読むと「何も書いてないじゃん?」と素通りしてしまいます。
これが出来るの、INTPくらいだと思うんですよね。
<要約>
 1)どんなジャンルのどんな資料でも全部読め。
 2)頭の中に記憶できなければ、目次を覚えるなり整理しておく。
 3)どれかとどれかを合体させる。
これだけです。
ポイントは、全く新しいアイデアをゼロから出すのは無理だという事です。
アイデアは既存のものを合体させれば良い(デザインの盗用と違います)
これは斬新な考え方だと思います。


対策⑦更に更に読んでおきたい本(INTP向き)
マネジメント(完全版で全4巻!!、エッセンシャル版はお薦めしません)


振り返ってみると
マーケティング関連の資料が多いのに気がつきました。
元々、INTPは理詰めで考えるのは好きなんですが、
現実世界の事に興味が薄いので、ついつい夢想がちになりがちなんですね。
これは現実に拘らないと言うメリットがありますが、
いくら提案しても「現実的ではない」と却下されるデメリットも持ちます。
そこをフォローするのがマーケティングなのかもしれません。

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