泣くほど眠いのは週一くらいで勘弁

2018年12月20日(木)

眠い。泣くほど眠い。眠くて泣くなんて赤子かよ。なんのために大人になったんだ。布団の中で泣いている。

ちょうど十日前に心療内科に行って、「日中眠くて起き続けるのがつらくて、学校に行けてないんですよね」と言うことに成功した。ひと月以上下手するとふた月、ぼんやりとひきこもっていたことに比べれば大進歩だと思う。

20分ほどのカウンセリングの後、「うつ傾向もあるかもしれませんね。今日は睡眠薬だけ出しますか、それとも抗うつ薬も出しますか」と聞かれて、その2つのメリットデメリットがわからんのだが???となった。ちゃんと調べてくれば良かったのかもしれないけど、思い返してみてもそんなことやる気力はなかった。とりあえず睡眠薬を十日ほど毎日飲んで様子を見ることになった。

「十日でだいたいわかりますから」と言われた。何がわかるのか尋ねると“薬が効くかどうか”らしい。一刻も早く毎日通学して、論文を書き上げないと単位がもらえない。そんな悠長なことをやってる暇なんかないんだけど、と内心憤ったけど永遠に寝ているよりマシなので従うことにした。あとは血を抜かれた。身体的異常によるホルモンバランスの乱れなどないか調べるらしい。

「生活リズムを整えます」「薬を服用した翌日の午前は眠気を感じることがあるので車の運転等はお控えください」処方された薬の説明欄に書いてあった。毎日眠くてしんどいな、と言ったのに結局眠いんかい。とがっかりした。

ちゃんと睡眠のログを付けていれば良かったんだけど、マメじゃないので記録が何も無い。起きている間は30分に一度はTwitterを見ているので、ツイートを見ながら何となく思い出してみる。

12月11日(火)夜は眠れなかった 日中こまぎれに寝ている
12月12日(水)夜は眠れなかった 日中めちゃくちゃに寝ている
12月13日(木)夜は眠れなかった 日中こまぎれに寝ている
12月14日(金)夜は眠れなかった 日中こまぎれに寝ている
12月15日(土)夜は眠れなかった そのままずっと起きていた
12月16日(日)朝帰り 朝9時時頃寝て夜8時頃までずっと寝ていた
12月17日(月)夜3時間くらい寝た 午前中は起きていた 午後3時間くらい寝ている
12月18日(火)夜3時間くらい寝た 午前中は起きていたけど午後こまぎれに寝ている
12月19日(水)夜3時間くらい寝た 午前中は起きていたけど午後ずっと寝ていた
12月20日(木)夜3時間くらい寝た 午前中は起きていたけど午後ずっと寝ていた

それで、眠い目をこすり泣きながら風呂に入って病院に向かっているのが今である。夜眠れるようになっているから進歩なのかもしれない。ただ午後2時~3時くらいになるとガクッと眠くなる。薬のせいかなと思っていたが、昨晩飲み忘れた今日もめちゃくちゃ眠いので関係ないかもしれない。

昼の1時半ごろインターホンがなったので身を起こすと、誕生日のプレゼント交換をしている友人から荷物が届いたらしい。プレゼントなんか真っ先に開封したいものだろう、と思っていたのに眠過ぎてリビングテーブルにそのまま放置して寝た。プレゼントを開けるよりも優先したい眠気ってなんなんだ。わたしの身体は意志を失ったのか、と思い泣きながら寝た。

目覚ましの音などで睡眠が中断される時、すっきりと起きてパワフルに動ける場合と、どう考えてもまだ寝たすぎるし目を閉じれば即夢に戻れる場合と2パターンあるが、ここ最近はずっと後者である。ほんとになんなんだ。めちゃくちゃ疲れる。強烈な向かい風のなかを前進している気分だ。これを頑張ったからと言ってムキムキに鍛えられるわけでもなさそうなのがやる気の出ないところである。こんなに無意味な試練は週一くらいにしておいて欲しい。そんなに根性はない。とにかく自分の生活をコントロールできる気がしない絶望がまとわりついている。

加えて、プレゼントを送ってくれた友人のことはかなり好きだったはずなのに、それにも負ける眠気なのかよ、と失望している。めちゃくちゃ気が合わない同期の愚痴などを、彼にはほぼ毎日のLINEで聞いてもらっている仲である。2日前くらいに見た夢で、その友人とその同期が交際を始めたと聞いて、「なんで付き合ってるのかまじでわからんけど一時のことだし、本当に心から友人だと思ってるのはわたしだからな」と負け惜しみ的に思った。目が覚めると、どう考えても彼と彼女はスーパー気が合わないので有り得ないのだが、起きてから数時間は夢のショックを引きずっていたのだった。

要するに、わたしのごく少ない交友関係の中でもかなり上位に入る存在をもってしても、「ねむた~い」の思いは振り払えなかった。今日は2度目の診察だけど、とりあえず処方してもらえる薬は出してもらった方が良いのではないかと思う。死んだようにただ存在しているだけなら、一瞬でも、持続不可能でも、マシに、思うように生きたい。

追記

今日の先生はサクサクとしていて、修論を出さなきゃいけないなら、とりあえずもっとスッと眠れる薬を2週間分出します。決まった時間に寝て起きて、気合いで頑張るしかないね。無気力などの原因は心理的なものだと思うからカウンセリングが有効なんだけど、時間とお金がかかるからひとまずこれで乗り切って。とのことだった。

説明が明瞭でわかり易く、眠くてやってられない不安も「そういう人いるよ」と言ってくれたので多少気が楽になった。次回の予約を何も考えず取ってしまったけど、今回の先生が良い気がするのでシフトを聞いて改めて取り直した方が良さそうだ。

とはいえ、診察を終えた今も眠いのでこの覚醒度で論文の執筆をこなせるかと言われると自信が無い。眠いことに変わりはない。かといって寝ても頭が冴えない。やってられない。という気持ちである。

血液検査は見事に正常値だった。貧血でもなかった。そもそもの気質が怠惰なのが大きな要因だろうな。成功体験がない。頑張ってよかったなと思うことがここ1年くらいひとつも無い。頑張ってないからだ。頑張る才能が欲しかった。やってらんねぇな。これに尽きる。客観的に頑張ってそうに見えても、主観的な頑張りと客観的な評価のどちらも満たしてなければ、頑張ったなという実感は得られないんだと思う。頑張り、難しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?