人生のおもしろを人に外注するな

2019年2月15日(金)

相変わらず体調は全快とはいかずに、だいたい朝起きた瞬間「疲れてるな…」と思う。全く動けなくはないので、まあ多少は元気になった。冷え症なのか、寒さにあたると気持ち悪くなりえづいてしまう。そんなわけで行きたかったライブもパスしてしまった今週であった。「急性胃炎、冷え腹に」と書かれた市販の漢方を買ってみた。なんとか良い方に向かっていこうという気持ちはあるので、まあ良いとして欲しい。

卒業できることになり喫緊でやらねばならないことも無くなったので、これで4月に働き始めるまでは気兼ねなく無職として趣味に邁進できる。うれしい。今日は睡眠時間が足りてないので、平日の朝9時だけど「二度寝するゾ〜」と思いながらゴロゴロしている。正確にいえばやらなきゃいけないことはたくさんあるんだけど、明日までにやれ!と言われることもないので、穏やかである。Conan GrayのアルバムをSpotifyで聞きながらゴロゴロしている。Conan Grayのドリーミーな歌声で夢か現かよく分からなくなってきた。

https://open.spotify.com/track/2sHwSBNDZN2yjCtgwStYt1?si=ZkrVLom8Sr6KpppbNRbnoA

Spotifyのrelease readerがまじで優秀である。フォロー中のアーティストの最新の楽曲はもちろん、「これも好きっしょ?」って似た系統のアーティストのついこないだリリースした曲も入れといてくれる。最高の友達。Conan Grayは当たりです。ありがとう。

本題。

常々彼氏が欲しいと言い続けていた妹に、彼氏ができたらしい。バレンタインデーの昨夜はバレンタインディナーを楽しんだあと、彼氏の家にお泊まりに行くと言っていた。面倒だといいながらもチョコレートケーキを作っていた。

命じられてそれを試食したら、なんだか雑な味がした。問い詰めたらホットケーキミックスを使ったらしい。「どのレシピ見てもHMって書いてあるんだもん…」と粗末な言い訳をしていた。

つい「パウンドケーキの語源を知らんのか。バター、小麦粉、砂糖、卵が1ポンドずつでパウンドケーキって呼んでんだぞ。だいたいの市販のお菓子の方がうまい中で、手作りお菓子が輝くポイントは好きなだけマジのバターぶち込めることだろうが、そんなふうにバレンタインイベントを愚弄する人間が妹だとはがっかりだ」と語気を荒げてしまった。この一億総Google社会においてレシピ探す努力全然足りてなくない?

別にHMを使う人間がバレンタインを愚弄していると心底思っているわけではない。わたしは強めに暴言を吐くのがおもしろいと思ってる悪いクセがあるのだ。気を悪くしたら申しわけない。気持ちが大事だよね、どんな最終成果物でもさ。妹の場合、マジのバターの美味さを両親に教育されてきたはずなのに、それをサボったのは怠慢だろうが、ということを言いたかったのです。

妹と彼氏の出会いはマッチングアプリであり、彼氏なる人物は10歳年上らしいのだ。10歳年下の女に手作りチョコを要求している30代男性のことを、想像するとなんとなく胃が重くなる感じがある。

例えば、同じ会社の30歳の先輩がバレンタインにご機嫌にしていていたとして、「今日は彼女とデートなんですか〜?」という愚問を口から滑らせてしまったときに、「マッチングアプリで出会った10歳下の大学生に手作りチョコをもらえるんだ♪」とか言われたら、顔を引き攣らせない自信がない。

妹が彼と付き合う理由が「高学歴で話が面白い。海外の大学で学士を持ってるのがすごい。彼のお父さんは海外で研究してるし、弟さんも海外で働いてるんだよ。こんなに面白い人と付き合えるなんて最高」みたいなことを言っていたので、久しぶりに身内にブチ切れた。

「自分より面白い人間のそばにいて悔しいと思わねぇのかよ。自分より面白く生きてそうな人間のそばにいれば自動的に自分の人生も面白くなると思ってんのか?そういう人任せな人間が蔓延ってるから腹が立つんだよな。人間ってのはよ、なんでも出来るんだよ。望んだことはそれに向かって動けるわけ。他人の力で人生面白くなって満足なのかよ。まじでおもんな。自分は面白くない人間でーす!って大声で触れ回ってるようなもんだぞ、その話面白くないからやめろよな」

と妹の人格を全否定してしまった。半分はキレ芸なので半分は許して欲しい。半分は本気で思ってるけど。面白いことを外注して満足する人がいるのは知ってるし、その存在を否定することはないけど、妹は自分で面白くあろうとしている人種だったような気がしていたので、ついキレちゃったな。元々そういう人間だったのかもしれない。それなら、ほんとに無意味な発言をしてしまった。

わたしがかなりのびのびとやりたいことやって人生エンジョイしてる感を出しまくってるので、それをコンプレックスに思っているフシもある。だとしたら申し訳ない。人生楽しくすることに自分の力を注ぐのってやめられないので、すまないね。それなりに心痛味わった結果、ここに行き着いてるから勘弁してくれたら幸いです。

とかいってこの一連の思考を、バレンタインに甘味を一切口にするでもなく腹を湯たんぽで温めながらHuluを見て1人過ごした人間(わたしのこと)の負け惜しみ的に捉えられるのは癪である。自分の心身の健康をモニタリングして最も幸福度の高そうな過ごし方を選択できたので、めちゃくちゃ自己肯定感に満ちている。こうやっていろいろダメな時も、その時に選択できるベストをつくしつつ、死へ向かいたい。そういうスタンスなので、哀れみは無用です。その慈しみは他に寄付して欲しい。

妹の交際に関して、バレンタインの豪華なディナーも、今後計画している海外旅行デートも全額30代男性に負担してもらえることもメリットとして上げていたので、「パパ活じゃん」と言ってしまった。まあ年齢差を考えると向こうに出してもらうのは不自然じゃないけど、よく考えたら、割り勘できないものを食うなって話にもなるよな。女子大生と対等に付き合う気ならさ。そこでポイント稼ごうとしてる時点で人間の浅さ露呈してないか?

奢られる方もさ、タダより高いものはなくない?そんな飯味する?といろいろ思うわけだが、パパ活も妹の年上男性交際も、どうにか溜飲を下げる考え方のヒントを見つけました。

彼らは交際とは言っているものの、内情はセフレの関係なのです。高級ディナーや旅行で年下女性に金でマウントをとるのも含めてプレイなのです。そういう性癖ならしゃあないね。対等な人間関係こそが健全ではないか?そういう押しつけは無粋というものです。そういうプレイなんですから。人のセックスを笑ってはいけませんね。生涯かけてそういうプレイをする人もいるでしょうよ。笑ってお祝いしましょう。すべての愛に祝福を。

ただそれでも納得出来ないのは、ディナー予約してんなら、どこのレストランで何円のコース予約してるかくらいは連絡しておけよな。それによって昼ごはん何食うかとか決めたいでしょ。大抵の単価の高いレストランはシェフが精魂込めて作ってるんだよ。それをベストな状態で頂くよう努めるのが礼儀ではないか、と、わたしはそういう考えですので。一流シェフの仕事がつまんねえプレイのおかずにされていることは納得がいきませんね。おかずにするお店は選んでくれよ。

今までで一番クソな日記書いちゃったな。Shit!!!

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