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メンタルが死刑囚だった話

7月末日、一通のメールがきた。
某雑誌社関連の会社から著作権違反で一発動画削除、そして警告を喰らってしまった。
既にうちのチャンネルは警告1をもらってる状態なので痛恨の2発目である。
YOUTUBEのルールはとても厳しく3発もらったらアウト、チャンネルが消えてしまう。そしてそのアカウントではもう2度とチャンネルを作ることができない。マジックさんは消滅することになる。

今までも他のチャンネルで何度か違反をもらってはギリギリのところで存続してきたけれど、あと1回もらったら死ぬ状況は今回で2回目の経験。
かなり精神状態に来るものがある。何を言ってももう終わりで真っ暗闇な状況だった。

この時、最初にもらった警告が32日後に消滅する予定で、せめてあと1ヶ月待ってくれれば…とどんなに思ったことか。とはいえ違反しているのは自分なのでなんともできない。一応、警告をしたところに連絡することもできるけれど、そんな大きな会社がただのオタクの話を聞いてくれるわけもない。
(警告にもレベルがあり忠告だけの場合もあって、当然削除が最も厳しい)メンタルは一気に溢れた牛乳を拭いたボロ雑巾になっていた。

死の宣告をもらって頭の上の数字が減っていくのを見ながら毎日を過ごす。
8月は相当精神を削りながらコミュニティを更新していたと思う。
「いつもこれで最後のやりとりになるかもしれない」と思いながら更新していた。
突然チャンネルが消えたら戸惑うだろうな、でもきっとすぐ忘れちゃうよなとかセンチメンタルになったり。
後ろ向きなことしか考えられない、ダメだよ、少しでも気持ちを切り替えて、集ってくれているステイさんたちと残り1ヶ月を楽しく過ごそうと思った。楽しい夏の思い出を作ろうと頑張った。
こんな悲劇的な状況だと悟られないように元気良くいよう、もうチャンネルが死んだら俺のことは忘れてくれと腹を括った。

そう割り切っていても、メールの通知が来るたびにYOUTUBEからかな?
いよいよ垢BANのお知らせが来たのかと怯えながらメールをチェックしていた。1時間に1回はメールチェック、そんな日が続いていた。

朝起きてチャンネルが存在していることに安堵し、今日も投稿できることに喜びを感じていた。
何か動画を上げたらそれが著作権に引っかかって一発削除を喰らうかもしれないという恐怖から、何も更新できないチキンチャンネルになっていたのにもかかわらず優しく面白コメントをくれるステイの方々。
ああ、私からこの場を奪わないでください神様。
そう願う日々が続いた。

投稿の「オハヨウオネボウサン、今日も生きてた」は、夏により生きる気力を無くした意味もありつつ、そんな死刑囚メンタルの意味もあった。

これを書いているのは、まだ8月中旬、刑はまだ明けていない。
この後、2週間ちょっとで1発目の警告が消えるのでそれまで新たな警告が来ないことを願うばかり。

悪いことは重なるようにやってくるもので去年から調子の悪かった相棒PCがさらに調子が悪くなった。オマエも死の宣告を受けているのか、可哀相に。
投稿を書いてる途中に電源が落ちたりすることもあったけれど、こちらのメンタルも不調でPCに怒りの感情はなかった。
むしろ、お前も辛いんだよな、そりゃ落ちたくもなるよ可哀想に…と話しかけていたこともあった。

8月19日 今日も執行のメールは来なかった 
8月29日 警告が明ける残数を見たらあと10日だった
いつも頭のどこかで気にしてるチャンネル削除。
メールが来るたびに怯える生活があと10日。
いよいよ、カウントダウンが始まった。
私は仕事以外の時、とにかく没頭したかった。何かに没頭したかった。
パーツ作り、そして記事を書くこと、少しは夢中になれるから。
アホのようにパーツを作り、skzooのパーツも使わないのに作ったりした。

8月31日 D7
大丈夫だった 

9月1日 D6 
今日も大丈夫だった

私は生きていられるだろうか 
この記事を公開する日にチャンネルは存在してるだろうか
希望を持ちたい 

9月2日 D5
今日も大丈夫だった(この日はハイタッチ会で秋葉原にいた)

9月3日 D4
昨日のハイタッチ会で夢うつつ状態のところにYOUTUBEからメールが来ていた 終わったかもしれない一気に地獄に落とすのか 神様は意地悪
メール開く ”チャニの部屋に対する著作権の申し立てを行いました
「著作権侵害の警告」ではありません” の文言 ほっと胸を撫で下ろした
スキズは名古屋二日目それはそれで興奮してる自分に混乱した

9月4日 D3
安心はできない。3日のうちで垢BANされる可能性だってある。
もし生き延びることができたら喜びのあまりソーラン節を踊るかもしれない。いや踊る。

9月5日 D2
今日もデスメールは来なかった

9月6日 D1
あと24時間 気が気じゃなかった
希望を見せつつ残り数時間のところで警告が来て終わるかもしれない

9月7日 
スキズのyoutubeライブを見て幸せに眠れたが、夜中の3時メールをチェック 警告は来てない あと1時間ほどで謹慎が明ける

午前4時 警告1が消滅した

「犯罪係数オーバー300、執行対象です。セーフティを解除します。
執行モード、リーサル・エリミネーター。慎重に照準を定め、対象を排除して下さい。」(アニメ、サイコパスより)

と頭の中をぐるぐるしていた約1ヶ月。
ようやく、解除され消えていきました。

本当にしんどかったです。
今後は、犯罪係数100くらいで凌いでいけたらなと思います。
いくら推しが某雑誌に載ったとしても、それがどんなに素敵であっても
私はもう2度と買わないと決めているくらい呪っています。
(自分が悪いのに)

( ゚д゚)、ペッ





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