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「井の中の蛙 大海を知らず」について

画像は、こんなに背がちっちゃいのにもう咲いちゃったチューリップ。天才小学生かい。

とても久しぶりに会った友人がいる。学生時代に部活が一緒で、サシで会うのは多分初めてだった。そのくらいの距離感の友人ともSNSはつながっておけるから便利だ。
自分がSNSのDMで声をかけたのは、相手が派手髪にしたからで、自分も派手髪だったからだ。世間に派手髪は少ないので興味を持って話しかけた。

「一緒に映えに行こう」という話で映えスポットに行くことになったが、集合時間の連絡に自分が返事をしなかった。そこから鬼の首を取ったように自分への追求が始まった。LINEが遅れたことに対して、体調不良で途中下車したため到着も遅れたことに対して、グチグチ不満を言いながらゲラゲラ笑われた。弁償でプリクラを奢るようにも言われた。

そして、彼女がプリクラを半分に割らずに全部持ち帰ったので「送って」とお願いして…
それからその依頼は2週間放置されている。
なあ。お前な。ふざけんなよ。「弁償」してよ。遊びで忙しかったら許されると思ってるのかよ。

久しぶりに会う学生時代の友達、社会人経験なし、実家暮らし、さらには派手髪で許される環境、なんていったら、こんなに甘ったれで当然なのかもしれないが、本当に疲れた。
もう一生会わないだろうけど、彼女にちょっと嫌な出来事があるように祈っている。

最近、周りの人間にうっすら失望することが増えてきた。

最新の文化、技術、価値観、政治、国際情勢、社会制度などなどにキャッチアップできておらず、冷笑的な態度を取るやつが多すぎる。
自分も全てをキャッチアップできているとは思わないが、「知らないなら口出すなよ」「それはお前には関係ないだろ」という、余計な発言や投稿をしちゃうやつがいるんだなあ。
そういうのが周りの人間にちょこちょこ出始めて辟易している。前から余計な口出しをするタイプだったっけ?いや、大人になって変わったのかも。

「井の中の蛙 大海を知らず」とはよく言うが、蛙はきっと井の中の世界で普通に幸せだ。

「田舎のマイルドヤンキー層の幸福度が高いのは大都会の価値観を知らないから」とか「おばあちゃんが『学が無ければ良い子だったのに』と言う」などと言うのも同じことなんだろう。

下手に、海があることを知ってしまった大人は、誰かに教えてもらったわけではないから知識なども曖昧で、でも井戸の中では、さらには彼らの中では有識者のつもりでありたいんだろう。

本当の意味の「素人質問」が許されるのは質疑応答の時間だけなので、部外者が勝手なタイミングでやんや言うなよ。
↑受験の「女子枠」導入に関して、アファーマティブアクションのなんたるかも知らないくせに、SNSで男性差別だと苦言を呈している、とっくに大学を卒業した知人男性へ。お前には徹頭徹尾関係ありません。

上記知人男性を含めて、
蛙で言えば、お台場海浜公園で東京湾を見て大海を知った気になった、井戸の学校を卒業して井戸で働く蛙たちは、彼らにはてんで関係ない、岩手のリアス海岸のことまで「なんか言いたくて仕方ない」という病気になってしまった。
日本だからって地域によっても人によっても全然違うし。

自分は、「自分はよくわかってないのでノーコメント」「接触する場合は、とりあえず礼儀は守る」という態度が取れるだけマシのつもりでいるが、どうなんでしょうね。

色んなものに文句垂れてる心の狭い人間であるよりは、物腰が柔らかく上機嫌でいたいね。世間は色々嫌なことがあって、維持するのは難しいけど、そうありたいよ。
そう見える人間の方がお得だと思うし。

以上、周りの人間への愚痴と井の中の蛙論でした。

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