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【感想】2020年のキャリア思考 "キャリアモデル" とそのマネジメントを考える

先日、大手町で開催された題記のイベントを聴講してきましたので、ちょっとばかりの感想を記載します。

概要

人生100年時代において、自分がどのように生きるのか、何をすべきなのかを考えるイベントでした。
結論から言えば、自分のあり方=beingを持ち、そのbeingに沿って3つほどのキャリアを築き、その3つを有機的に接続することでキャリアが磨かれるというものです。

**詳細:キャリアモデルについて

(一社)ソーシャル・デザイン 代表理事 長沼氏**

キャリアモデルを提唱し、ばらばらに行われている個人のキャリアを有機的に接続することで各キャリア間でレバレッジ(シナジー)が掛かり、キャリア同士がアップデートされる、といったようなお話でした。

特に大事なのは、レバレッジが薄いキャリアを重ねているモデルをパラレルキャリアと呼び、今はこれをめざす人が多いが、これだけではどこにでもいる人になってしまう、という言及です。
個人では有意なキャリアを重ねることで特別な存在になっているつもりだが、単にキャリアを3つ持ってるだけではそれらが独立して活躍するだけで意味がない、ということです。

それを防ぐためにも手当たり次第にキャリアを築くのではなく、そもそも自分が何をしたいのか、どのように生きたいのか=beingを見つけ、それに沿ってキャリアを築くことで、キャリア間の有機的な接続が実現できるというものです。

上記の話は東洋経済7月20日号でも紹介されています。

**詳細:ゲスト講演 

Tokyo Work Design Week主催 横石氏**

長沼氏とは別の視点から、働く、ということを捉えた話。
長沼氏と同様にビジョン=自分のあり方とした上で、横石氏が先日出版した「自己紹介2.0」でも紹介されている、自らが信じる将来を語ること=ビジョンとし、I (or We) believeで語れるものを持て、というものでした。

他にも、凸凹とした人は非常に魅力的など、働くという観点について興味深い講演をなさっていました。

感想

キャリアそのものは考えていたものの、自分のbeingがなかなか見つからない状態でしたが、自らの信条や信じるものについてであれば考えやすく、非常に良い示唆をもらったのではないかと思います。
次回は7月25日に同様のイベントがありますので、興味のある方はいかれてみてはいかがでしょうか。

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