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魔法のような街

生まれた町について、自分が小さかった頃について、20秒、目を閉じて考えてみてください。

どんな想い出が見えたでしょうか。
私は、小学校の頃に通った通学路、ちょっぴり探検気分だった人気のない路地が思い浮かびました。

仕事の都合でいろいろな街に出張してきました。世界で最も住みやすい都市といわれるウィーンから、住む人がみな絶賛する福岡、果てはロシアのサンクトペテルブルクまで、いろいろ行きました。
行くと、観光としてたくさんのものに触れ、新しい発見があり、美味しい料理を食べることができます。それでも、やっぱり心細さがあるんですよね。

暮らすというのは、慣れが必要なのだと思います。ある程度見慣れた景色、食事、出会う人々。それでいて、想い出にあるような、ちょっぴりの冒険があると、とても幸せな気分になれるような気がしました。

ハウルの動く城のように、見知ったところから見知らぬところまで、自由に行き来できるのが一番素敵ではないでしょうか。ただ、魔法もなければお家は動きません。
そうしたら、街が変わってくれると嬉しいですよね。

Googleがトロントで進めるスマートシティでは、時間帯によって道路の使い方が変わるそうです。ちょっぴり楽しそうですよね。
気分によって、街の雰囲気が変わっていく、あるいは作りが変わっていく。それこそ、魔法のような街があれば、暮らしやすく、毎日が面白そうです。

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