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あなたが欲しいものは何?

この文章の要点
・お金をもらうことがe-sportsのプロであるならば、お金がもらえなくなった時、その人は何をするのか

前提1 e-sportsのプロとは?

noteを読んでいると、e-sportsのプロとは何なのか、という記事があったりする。その中で多く語られているのが、e-sportsを行うことでお金をもらっているかだ。これは非常に大事なことである。お金をもらうということは、他者に何かを提供し、その対価をもらう関係が成り立つということである。これらを行うことがプロのすべてではないが、一つの要件として言えるのではないか。

前提2 内発的動機付けと外発的動機付け

心理学の専門ではないが、少しだけ言葉を説明すると、物事を行うには2つの動機付けが存在する。
1つは内発的動機付けと呼ばれ、自らの意思によって生じる動機である。好きだから、楽しいからといった、一見他者から見ると抽象的とも思える理由がその人の原動力になる場合である。
もう1つは外発的動機付けと呼ばれ、動機が自らの外にあることによって生じる動機である。お金がもらえるから、地位や名誉が与えられるから、など、何をするかに関わらず、それを行うことで得る”何か”が原動力になっている場合である。
これらはいずれにせよメリット、デメリットはあるのだが、一つ難しい問題が存在する。「内発的動機付けによって行っていたことに外発的動機付けを与えると、内発的動機が弱まってしまう」と言われていることである。

なぜプロe-sports選手を目指すの?

これらの前提を踏まえて考える。e-sportsを行っている、もしくは行おうとしている方々を見ると、ゲームが好き、やっていて楽しいなど、内発的動機付けが原動力になっている方が多いように感じられる。
上にも記載したが、プロe-sports選手とはお金をもらい、近年ではTV番組にも出演し、もしくはYouTuberとして活躍するような人々もいる。このような方々は、果たして今どれだけ純粋にe-sports、はたまたゲームをやれているのだろうか。
これは別の話になるが、かつてYouTubeに動画を上げていた人々は、純粋に動画を見てもらう、という気持ちで上げていたように思える。
それがYouTuberというプロになったことで、金銭や社会的地位を得ることが出来るようになった。その反面、何らかの理由でそれらが得られなくなった時、得ることが目的でなかったにも関わらず、目的を見失ってしまう人が多いように感じる。

今一度考えてもらいたい。あなたはなぜe-sportsを行うのか。

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