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CESで感じたe-sports

この文章の要点
・CESの講演で聞いたsportsとe-sportsの違いについて考察
・e-sportsはスタートラインに立つまでが容易ではなく、競技人口が少ない
・この問題をどうしたら解決できるのだろうか

2019年1月8日~11日、アメリカ ラスベガスで世界最大の家電見本市と言われるCES2019(Consumer Electronics Show)が開催された。家電見本市と言っても、最新の8KテレビやIoT家電から、スマートシティや自動運転、果てはe-sportsまでなんでもござれの状態だった。この中で、e-sportsの講演を(若干)聞いてきたので、それについて考えてみたい。

「Esports: Powered by Technology」と題された講演で、e-sportsにまつわる様々な議論を、テクノロジー企業からe-sportsプレイヤーまで、同じ土俵で話をしていた。(英語が聞き取れず)すべて理解できたわけではないが、一つ心に残った発言があった。

「なぜサッカーなどのsportsは世界で普及し、e-sportsはそうなっていないのか。それは、世界中のどんな場所、どんな人でも、ボールとちょっとした道具さえあればsportsは出来るのに、e-sportsはそうなっていない。始めるまでに何十万という金をかけ、初めてスタートラインに立てる。そのようなものがどうして流行るというのか。

もちろん、すべてのsportsがそうではない。ただし、やはり競技人口というのは一つの指標になるのは事実である。私の趣味の一つにサバイバルゲーム(サバゲー)があるが、中々簡単にできるものではない。いや、ゲームと同じでプレイ自体は簡単にできるのだが、本気でやろうとするとそうはいかない。1丁数万円というガンに、本物(!?)のスコープ、予備のバッテリーにマガジンまでそろえ、それが装備のOne of themであるとなると、そう簡単には手が出せない。私も、まだハンドガンを1丁持っている程度である。お財布と相談すると、簡単には踏み出せない。
サッカースクールに通う小学生のように、ハイスペックPCが並ぶe-sportsスクールに通う小学生が、近い将来生まれるのだろうか。

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