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【まず≪一番に肺≫を乾燥から守りましょう!】

皆さまこんにちは!

もうすぐお彼岸なのに外気は30度を超し、強い日差しが季節感を薄めてくれていますね~

昨夜、後期期末試験2日前に大好きな韓国ボーイズクループの東京ドーム公演でストレスを発散してきた娘。

生理も相まって、今朝起きられない子に「補血」の婦宝当帰膠を飲ませて
学校に行かせました、若いっていいわねぇ~

婦宝当帰膠は、優れた「補血(血を補う働きのあるもの)」効果のある漢方サプリで、特に若い女性や冷えでお悩みの女性には生理前後だけではなく、日常的に飲ませてあげたい補血剤です。

気候は残暑ですが、確実に秋に突入している毎日ですね、
今年のお彼岸中日は9月23日です。

お彼岸は陰陽的には、陰と陽が丁度半分半分になる時期の事。
丁度昼と夜の長さが同じになるため、
あの世(彼岸:ひがん) この世(此岸:しがん)のバランスもちゃんととれますようにという仏教での意味合いも重なり、日本では「お彼岸」という行事が根付いてきました。

日本の秋のお彼岸には「おはぎ」を食べますが、おはぎの主原料の「もち米」「小豆」「砂糖」を薬膳的にみるとこんな感じ。

もち米・・・・補気(体のエネルギーである「気」を補う働き)
小豆・・・利水(体の余分な水分を排出させる働き)
砂糖・・・潤肺生津、補気(肺を潤し「気」を補う働き)

おはぎの薬膳的な構成
*夏に溜まった体内の「湿(しつ)」は「痰湿(たんしつ)」という病気の元となるため(しかも湿の病気はしつこい!長い!)湿を排出させる 小豆*夏のお疲れを「気を補う」事でサポートする もち米、砂糖
*秋の乾燥にダメージを受けやすい「肺」を潤して水分を生み出す 砂糖

まとめると
「夏のお疲れサポートと秋の乾燥の予防」をする形になっていますよね~
すごい!理にかなっています。

この「へぇ~なるほど」があるから中医学ないし、漢方、薬膳はやめられません!

さて、大分横道にそれてしまいましたが
タイトルは「お肌」と読みたいところですが「肺」となります。

何故肌ではなく「肺」なのか、それは「五行(ごぎょう)」に関係します。

肌と肺の関係を説明する前に、「五行」について簡単に。

五行の起源は漢の時代の経典「五経(「ごきょう」5つの書のこと)」と言われていて、五経はその時代の儒教を学ぶ者の必須マニュアルでした。

5つの書の1つ「書経(しょけい)」の中では 
人間が生活を営む際にかかすことのできない物・・・天から授かった5つのエレメントという意味で使われています。

自然界に存在する5つの物質を生活に役立て、医療に応用し「五行学説」は発展していきました。

それが、木火土金水(もっかどこんすい)と言われる、五行の「もと」になります。

陰陽と五行の関係だけで、ブログが書けてしまうくらい深い内容ですので、

今日はこの辺りで一旦ストップしますが、

上記の五行をベースに、「五臓(ごぞう)」や「五気(ごき)」といった中医学の学説の1つが作られました、それが「五行学説」です。

五行の一覧(参考)

五行  木   火   土   金   水

五臓  肝   心   脾   肺   腎

五腑  胆   小腸  胃   大腸  膀胱

五季  春   夏   長夏  秋   冬

上記一覧では、5つの季節を表す「五季(ごき)」の秋と、中医学の1つの切り口である臓腑を表す「五臓(ごぞう)」の肺とは同じ「金」の列にありますよね。
これは、「秋には肺を養生しましょう」という目安になります。

また、秋には肺に関わる事象が動くとき、
肺は肌に関係しますので、肺の乾燥は肌の潤いにも影響があるのです!

という訳で、クリームや美容液をぬりぬりするのも1つですが、先ずは「もとである肺」から潤していきましょう!

因みに、肺を潤す食材の代表格は「銀耳(ぎんじ)」と呼ばれる白きくらげ。その他、ほたてや百合根、いちじく、春菊、落花生、柿、梨、バナナ、みかん、チーズなども肺の潤いを助けてくれます。

白きくらげは、日ごろなかなかスーパーでも手に取りにくいかもしれませんが、お粥として食べることもできるので、おススメです。

レシピ
材料
白きくらげ  8g
乾燥ホタテ貝柱 4個
長芋 70g
米 1/2カップ
中華スープ(溶いたもの) 5カップ

作り方
1,乾燥ホタテ貝柱をさっと洗い、1晩水に漬けておく。
2,白きくらげは使う直前に5分ぬるま湯で戻し、一口大に切って中華スープ2カップで煮る。
3,角切りした山芋、米、中華スープ3カップにホタテ貝柱と戻し水各1/2を入れ弱火で煮る。
4,「3」のお粥に白きくらげと残りの山芋、ホタテ貝柱、戻し水を加え、20分ほどにて塩で味を調える。
※上に大きめの白きくらげを盛り付けると綺麗です

簡単ですよね!
行楽の秋、お出掛けや外食が続いた夜に食べると、次の日エネルギーチャージされ元気に起きられます、是非やってみて下さいね。

秋の乾燥については、過去記事に詳しく書いていますので、お時間のある方は是非ご覧ください❤

それでは、良い1日をお過ごしください!

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