二丁魁やおなカマが眠いのを我慢して24時間ライブを続けているというのに、おふとんで10時近くまでぐっすり眠った。

　昼前に家を出て西新宿の半月で昼食。いつも通りチキンカレーと日替わりの2種盛り、ライスLサイズでキーマポテサラつき。
　今日の日替わりは豚キムチのカレー。カレーで豚キムチ？とおっかなびっくりで注文してみたら、白胡麻の効いたちょっと坦々風のカレーでとても美味しかった。
　今年食べた中でいちばん美味しかったお店のひとつ。要町のかえる食堂と並んでMVPのお店。

　アイソトープラウンジに移動して、二丁目の魁カミングアウト・24時間無料ライブ『音楽は地球を救う』の第6部。特典会が行われるライブはこの会が最後ということもあり、ギュウギュウの超満員だった。
　影ナレの後、流れたイントロがシンポジウムリフレインで興奮。　

　MCで他のメンバーが話してる間もミキティーの目が最後列からでも分かるくらい潤んでるなと思っていたら、しゃべりだしてすぐ涙が込み上げていた。まだラストの回じゃないのにね。かわいい。
　
　MC中も全体的に呂律が怪しかったり、シンポジや賽子さんではっきり歌詞を間違えたり、たぶん体力的に限界を迎えていたんじゃないかと思う。正直、賽子さんあたりまでは楽しみつつもメンバーを心配する気持ちが強くて、入り込みきれない部分はあったと思う。

　それを振り払ったのは『LOUE』だった。ぺいちゃんがMCで話していた、追い込まれた時だからこそできるパフォーマンスがあるという言葉通りのパフォーマンス。あれでステージ上の4人の歯車がガチッと噛み合った気がする。残りの体力もろとも気持ちを振り絞るようなLOUEだった。

　次の『今も尚』でも熱はさめず、ミキティーは完全に泣き顔になっていた。たぶんLOUEで気持ちをぶちまけた余韻のまま、涙が堪えきれなくなったんじゃないかな。
　『アンハッピーバースデー』も『ひふみよ』も良かった。「ひふみよ」の「つまり幸せなんてそういうこと」の叫び！ぺいちゃんがここ一番で見せてくれる、用意してきたものではないその場限りの情熱の爆発みたいな表現。品川の回転ステージの生誕ライブで見た鶴亀の『今ここで』を思い出したりした。


　しばらく近くのカフェで時間調整してから、いよいよ24時間ライブのフィナーレを飾る第7部へ。
　整理番号が割と良くて、ふだんは最前列に入れなさそうだったら後ろで見るようにしているのだけど、6部の混み方を見ると最後列でもパンパンになっていそうなので、今回は前から3列目に入らせてもらった。

　1曲目の『GAY STAR』から、ぺいちゃんの跳ねるような軽快な足取りに驚愕。前で見て本当に良かった。24時間ライブし続けてきて、なんであんなに動けるの？

　今度はMCでミキティー以外の3人が涙ぐむ展開に。
　『音楽は地球を救う』というタイトルについて、ミキティーがタイトルを考えたときはパロディーのつもりで深く考えていなかったけど、このライブを通じて、二丁魁の音楽で地球は救えなくても誰か一人でも救える人がいるなら、そのために二丁魁になって良かった、と語っていて胸に沁みた。
　ミキティーが「だって私たちが救いたいのは『地球』じゃないじゃん」と言った瞬間に、ぺいちゃんが感極まった表情になっていたのがとても印象に残る。きっと救いたい人の顔が浮かんだんだろうな。
　
　青春、そっ閉じ、カエルというセトリの流れが最高。そっ閉じ終わりのガチGAY口上の「愛してるー！」から、カエルの引っ張りっこは、フロアとステージでキャッチボールみたいに気持ちを投げつけ合い、受け止め合っていることを実感する。

　パラレルから耳すま、三原色と畳み掛け、最後はYesterday The Once More。ワンスのAメロで涙ぐんでるミキティーを見ると、泣くのを堪えている表情を「鬼の顔」と呼ばれていた頃を思い出す。
　歌い終えて「二丁目の魁カミングアウトでした！どうもありがとうございました〜！」の挨拶でも、はじめて「どうもすみませんでした〜」から「どうもありがとうございました」に変わった瞬間と重ね合わせてしまった。

　拍手が鳴り止まず、アンコールを受けて再び登場。選んだ曲は『まるもうけ』だった。最後に明るいまるもうけを持ってくるのが、今の二丁魁なんだろうな。
　ライブ中に何度も思い出した、傷つきボロボロになった姿を隠さず泥まみれになってライブを続けていた「あの頃の二丁魁」に感動して流した涙は嘘でも間違いでもないけど、あの頃に戻ってほしいとは思わないし、今とあの頃で優劣を比べようとも思わない。
　ただ、どの時代でも好きなアイドルには心身ともに健やかにライブを楽しんでいてもらいたいと願っています。

　終演後、充実感に包まれながらアイソ近くのトンカツ屋さん・ジーエスで、たぶん今年最後の外食。ヒレカツ定食を美味しくいただいた。写真は撮り忘れた。最後なのに。