見出し画像

日記:20231216〜二丁魁・Task Have Fun〜

 行きつけのスーパーで1週間分の食料品の買い出し。先述の通りフルーツスムージーを毎日飲む生活をやめたので、食料費がだいぶコストカットされた。たぶん月平均で1万円くらい浮くんじゃないか。

イチョウの落ち葉で埋め尽くされた横断歩道


 昨日受けたワクチンの副反応と、12月中旬だってのに20度近い気持ち悪い天候のせいで、買い物と食事以外はずっと床に伏せていた。だるい。眠い。

 寝た甲斐があったのか、夕方ごろになって出かける準備をする頃にはだいぶ体が楽になっていた。やっぱり睡眠がいちばん。眠りながら戦争はできないとドラえもんでも言っていた。


 鶯谷・東京キネマ倶楽部でTask Have Fun主催の二丁魁とのツーマンライブを見る。
 ぺいちゃんの影ナレから客席がおなカマもタスクのファンも大声で反応していてうれしい。

 影ナレに続いて二丁魁が登場しても音楽が鳴らず、そのまま4人が後ろ向きに並ぶ。このフォーメーションはー!?ほんとに何!?と思ったら、周りのタスクのファンの人たちのほうが歓声を上げていて、タスクのコピーと気づいた。ってことはあれだ、ミキティーが振付したメインアクターだ。
 二丁魁はマイクを持たずにボーカルも含めてタスクの音源を流し、完全な振りコピで披露。この形式でライブするのは、DJイベントとかを除けば初めて見たかも。4人ともしっかりダンス揃っているし、ダイナミックな力強さだけでなく、アイドルらしいかわいさもあってとても綺麗。

 メインアクターが終わって4人が舞台袖に捌けていったら、客席から「行かないでー!」って声が上がって笑った。コラボ曲があると聞いていたので、今度はタスクが出てきて二丁魁の曲をやるのかなと思ったけど、実際にはマイクを取りに行っただけだった。
 まずMCでメインアクターをコピーした経緯について話しながら、ミキティーは振付した曲を自分では踊らないから、こんなに大変だと思わなかったと笑いつつ、ちょっと息が上がってるようにも見えた。早くも舞台袖で水分補給していた。
 この日は気温が高かったせいもあるのか、舞台上がだいぶ暑かったらしい。二丁魁は全員汗の量すごかったし、タスクちゃんも曲間のMCで制作の高橋さんに「空調下げてくださーい」とお願いしていた。客席もけっこう暑かったもんな。

 セトリはみんなで振りコピして盛り上がれる曲ばかりで、会場全体が楽しんでいるのがダイレクトに伝わってきた。
 特に三原色の盛り上がり方が凄くて、間奏のソイヤ!ジャンプのところで客席の床が揺れていた。キネマ倶楽部の建物古いから、下の階が心配になるくらいの振動。
 中盤で今日はこれで締めるだろうなと思った通り、最後の曲は青春。「53、54、55歳……」のところではメンバーを後ろから照らしていた無色の照明が、ラストサビで色づくのがすごく綺麗で、希望のようだった。


 Task Have Funは代表曲『3WD』から。何回聴いても楽しさが全く色褪せない名曲中の名曲。フィロのスの『ダンス・ファウンダー』と並んで、グループの歴史だけでなく、アイドルの時代を変えた曲だよな。

 『my Buddy!!!』のサビでピースサインを掲げる振付がすごく良くて、かわいさ、楽しさ、平和さといったアイドルにあってほしい要素が全部詰まっていて感動。これもミキティーの振付だった。天才じゃんか。

 タスクは3人ともタイプの異なる個性と魅力に溢れていてかわいいのだけど、『星フルwish』のイントロで満開の笑顔で客席にクラップを求めていた熊沢風花さんがあまりにもまばゆくて目が潰れるかと思った。純度100%のかわいい。
 最後は二丁魁とコラボで全員で『メインアクター』。自分でも驚いたんだけど、自然とタスクちゃんよりも二丁魁ちゃんたちを目で追っていた。


 ものすごく楽しかったのだけど、エンディングのトークでミキペイの自虐癖が出ていたことに、小骨が刺さったような悲しさを覚えてしまった。いいんだよ顔の大きさとか。おっきい唐揚げとちっちゃい唐揚げだったらおっきい唐揚げ選ぶんだから、好きな人の顔だっておっきいほうがお得でいい。
 風花ちゃんも人と比べたら小顔っていうだけなのであって、あれが「熊澤さんのお顔の大きさ」なんだから。
 
 タスクと仲良しで楽屋でよく話しているというエピソードの時にも、「あたしたちゲイだから安心してね」みたいな言わずもがなのことを言っていて、たぶんコラボの時に肩に手を触れる場面があったから、そのへんに気を回したんじゃないかと思うけど、そういうの要らないと思ってしまうんだよな。フロアでライブを楽しんでいる人たちには、アイドルを真剣に誠実に取り組んでいる仲間同士であることは伝わっていると思うのだけど。

 ぺいちゃんが「タスクちゃんはうちらが守るから」と言ってて、その心意気はとても立派なんだけどさ、じゃあ二丁魁のことは誰が守ってくれるんだ?って考えたらなんか泣きそうになった。ゲイアイドルという前例のない道を進み続けている二丁魁こそ、手厚く守られていてほしい。
 「わたしも二丁魁さんの力になりたい、力になれる存在でありたい」と言ってくれた小笠原唯ちゃんは本当に素晴らしいよね……。二丁魁を守ってあげてほしい。俺も頑張るから。

 タスクちゃんがMCの時に、二丁魁がカバーした『メインアクター』を「かわいい!」と口を揃えて絶賛していたのはすごく嬉しかった。お世辞や茶化しではなく、純粋にかわいいと感じたんだろうなってことが伝わってきたし、かわいいものを素直にかわいいと褒められるのが、彼女たちのかわいさが本物であることの証明だと思う。
 だからさー、二丁魁もステージ上では自虐ネタとか言ったりせずに、堂々と胸を張ってかわいいアイドルでいてほしい。あんたたちは本当にかわいいんだから。


 なんかエンディングトークに引きずられて余計なことを長々書いてしまったけど、ライブは2組ともひたすら楽しくてかわいかったです。これがアイドルだ。
 でも予想よりずっと客席に余裕があって、この組み合わせのツーマンなのになんで?とキレそうになった。女子流とのツーマンだった1部の記念写真と見比べたら、その差は歴然だもんな。ちょっと寂しい。こんなに楽しくてかわいいのに。


 帰り道、鶯谷と日暮里の中間くらいにある洋食屋さん『三好弥』で晩ごはん。今年の1月に来て以来。ラストオーダー直前に入れた。
 豊富なメニューから悩んだ結果、ボリュームディッシュの2番(オムライス、カニクリームコロッケ2個、エビフライ)を選択。
 名前のとおりボリューム満点な大きなプレートの料理を、おばあちゃん店員さんがヨタヨタと運んできて、テーブルに置く時にスープを盛大にこぼしていた。
 「あ、スープこぼしちゃった。ごめんなさーい」つって、すごいかわいい。いろんな種類のかわいいを摂取できて良い一日。
 お店の雰囲気も含めて最高の洋食屋さん。なくなってほしくないなあ。長生きしてください。




 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?