二丁目の魁カミングアウト『あの頃、僕ら若すぎた青春』リリースパーティー

4月13日
二丁目の魁カミングアウト『あの頃、僕ら若すぎた青春』リリースパーティー@新宿二丁目アイソトープラウンジ

 西永福から急いで新宿二丁目に移動して二丁魁のCDサイン会へ。到着するとすでに会場の外までCD購入と整理券の列ができていた。それとは別にサイン会の列もかなり長く、これリリースパーティーに入り切るのかな?と不安になったり。

 未サインのCDなら当日購入じゃなくてもサインしてもらえる親切レギュレーションで、渋谷タワレコで購入済みの限定版を家から持参してサインしてもらい、前回のリリイベでは伝えきれなかったことをなんとか伝えられた。
 LOVEタイムマシーンでミキティーが長尺ソロを歌った後、中央後方に下がったミキティーの前でメンバーがそれぞれソロパートを歌う構成が、ミキティーの想いを託されているように感じたこと。
 あと、あの青春が『そっ閉じ青春』と曲調が似ていることを伝えたところ、ミキティーからそっ閉じとコード進行がいっしょで、自分の中で続きのようになっている作品だと教えてもらった。『アンハッピーバースデー』もそうだったと思うので、そのへんまた今度詳しく話してほしいな。

 50番台と比較的早めの整理番号を引けて、混雑を避けて早めに最後列中央を確保。開演予定時間を過ぎても入場が途切れず、過去最多レベルの客入りだった。久しぶりな人や初めての人も含めて、こんなにたくさんの人が二丁魁のシングル発売をお祝いしに集まったのが素直に嬉しい。

 ひさびさに聴けた『ピンポンダッシュ』、失恋ソングの『LOVEタイムマシーン』が加わったことで、また違った聴こえ方がするようになった。そっ閉じとあの青春みたいに、関連性のある曲が増えていくことで、それぞれの曲の深みも増していくんだろう。

 特別な新曲が増えても、既存曲の影が薄れるどころか、前にも増して輝くのが二丁魁のライブで、この日はとにかく『病める時も健やかなる時も』が本当に良かった。
 特に2Bのぺいちゃんパート「この地球ではみな同じには幸せになれないことを知った」がとても柔らかくやさしい歌い方で、その後のサビも暖かくやさしい歌声だったのがじんわりと心に染み込むように響いた。
 ぺいちゃんは事前にここをこう歌おうと決めていたのではなく、その時の空気感から生まれたものだったんだろうし、メンバーもぺいちゃんの歌声から気持ちや想いを感じ取っていたんだろう。あまり好きなことなじゃないけど、二丁魁の「絆」を目の当たりにした瞬間だった気がする、いま思えば。

 「せめてこの瞳に映る」のが二丁魁を好きな人たちだけでパンパンに埋まった光景でよかった。


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