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服部フェス2024 Day1

3月30日
服部フェス2024(1日目)@大阪・服部緑地野外音楽堂

 くぴぽのまきちゃん主催の野外フェス『服部フェス』を見に、大阪へ遠征してきた。
 自分の人生にいちばん大きなインパクトを与えてくれた、人生を変えてくれた存在である大槻ケンヂさんと二丁目の魁カミングアウトがついに共演かと色めき立ったのだけど、初日と2日目で別れてしまった。
 本当は宿泊して両日とも見るつもりでいたけど、春休みシーズンだからか大阪のホテルがどこも高騰していて、この年齢でネットカフェ宿泊とかしたら一発で腰をいわしてしまうので、泣く泣く二丁魁が出演する1日目だけ見て日帰りを選択。オーケンと二丁魁の対バン、絶対に諦めずに待ってます。

 晴れたり降ったり、暑くなったり寒くなったり、不安定な気候が続く中、まさしくフェス日和な好天に恵まれたのは、まきちゃんの人徳。

 開場時間ちょうどくらいに最寄りの緑地公園駅に到着。どういう構造なのかよくわかんないけど、駅を出ると出口の先にトンネルみたいな通路が続いていて、その向こうに快晴の緑地公園への整備された道が拓けている。こんなにワクワクする駅、初めて見たかも。


 会場にまっすぐ向かうつもりでいたけど、途中の案内標識に『植物園』と書かれているのを見て、思いつきで寄り道。会場から数分程度の植物園、全体的に盛りの花は少なくて、桜もまだ1〜2分咲き程度だったけど、その分、人も少なくてゆっくり静かに散策できた。マグノリアが満開で、甘く柔らかい香りをふんだんに吸い込んだ。
 それから写真を撮る前に逃げられてしまったけど、アーモンドの花にメジロが遊んでいるのを間近で見られた。かわいい。
 次回はあと1時間くらい早く来て、近くでお弁当とか買って植物園でピクニックしたい。なので来年も服部フェスお願いします。

「この指たかれ」という表現はじめて見た

 ぶらぶらしながら会場に着いたら、ちょうど開演したところ。客席はちょぼちょぼな入りで、ゆったり見られる快適な環境。本当はもっと観客が埋まった方が興行的には良いのだろうけど。
 フードも充実していて、価格が良心的なだけでなく、主催のくぴぽと交流のある方たちが提供しているのがとても良い。豚汁と唐揚げ、どっちも美味しかったし、くぴぽメンバーがお手伝いしていて、ちょっとお話もできて嬉しかった。まきちゃん、テキパキ提供手伝ってて素敵。


 正直なことを言うと、出演者に関しては2日目のほうが好きな人たちが多かったのだけど、飲み食いしながら暖かい春の日差しの下でのんびり聴くのにふさわしい音楽たちで、とにかく居心地が良くて楽しいイベントだったことに変わりはない。

 自分の中ではこのイベント、mekakusheさんがくぴぽに提供した『はつ恋ランデブー』について触れたMCと、その後に披露された『ばらの花』から、くぴぽのライブで『はつ恋ランデブー』が歌われるところが最大のクライマックスだった。
 まきちゃんの女の子になりたいという願いに、なりたい自分との葛藤を分かち合いつつ、「きみのまま生きててもいいんだよ」という歌詞を贈ったmekakusheさんの繊細で力強い歌声に胸をぎゅっと掴まれた。

 くぴぽのライブが『はつ恋ランデブー』までは、脚立を持って客席に乗り込み会場中からカラーボールを投げつけられる『まきちゃんかわいいSong』とか、ライブ中に無料特典会をするといって観客をステージに上げてパフォーマンス中のメンバーとチェキを撮ったりとか、めちゃくちゃにカオスなお祭りムードから、がらっと空気を一変させたのもよかった。

 くぴぽの前の出番だった二丁魁も、この日は楽しく盛り上がれるお祭りセトリだった。ちょうど夕暮れのエモーショナルな時間帯だったので、しんみりする曲も似合いそうだったけど、感傷的な沁みる曲はくぴぽの『はつ恋ランデブー』までとっておいたようにも思えて、二丁魁とくぴぽが2組で作り上げたライブのように感じた。とても語弊のある言い方だと思うけど。


 楽しさと充実感に満たされながら新大阪駅へ向かい、駅中のエキマルシェでゆっくりお弁当やお土産を物色して帰ろうと、すこし遅めの新幹線にしたのに、まちがえてお弁当買う前に新幹線の改札を入ってしまった。すぐ駅構内と改札内、新幹線改札内の区別がつかなくなる。

 服部フェス、ほんとに楽しかった。これからも毎年続いてくれますように。
 

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