日記:20240221〜二丁魁・ゆっふぃー〜

 二丁目の魁カミングアウト寺嶋由芙さんのツーマンライブ『Free GAY 2MAN LIVE』を見に、新宿二丁目のアイソトープラウンジに行く。

 恒例の影ナレ、ゆっふぃーの声が流れた瞬間、あまりのかわいさに会場が騒然となる。「アイソトープラウンジ」と「アイリトープ」と読み間違えていて、うっかりなところもかわいいよー!だった。「ソ」と「リ」が似てるのが悪い。

 いつものようにMCで二丁魁との関係性や、ミキティーに振り付けしてもらった曲であることなどを丁寧に解説してくれる。その中に10周年ライブの告知をサラリと入れてくるのも嫌らしさがなくて良い。

 エンディングのクロストークで、『コンプレックスにさよなら』が好きだと語ったぺいちゃんに、「好きだと思ってセトリに入れたの」と言ってて、ちゃんと対バン相手のことを想ってセトリを考えてくれる誠実さが、ゆっふぃーの魅力のひとつ。

 ラスト2曲は常々ミキティーが大好きな曲と言っているデビュー曲『ゆーふらいと』と、ミキティーが振り付けした『わたしになる』。10年間の歴史のあるアイドルが、初期の曲を大切に歌い続けていることに、急に胸がジーンとなった。


 二丁魁は『まるもうけ』から始まり、2曲目で『やめらんない!とまらない!』。ゆっふぃーとの対バンでいちばん聴きたかった曲。真面目なアイドルとそのファンだからこそ響くものがあるはず。
 続く『カエルのうた』までは振りコピで盛り上がれる明るく楽しい雰囲気で来て、『BAKDEMO AHODEMO』で空気が変わる。この日のバカアホ、めちゃくちゃ良かったなあ。ものすごく気持ちの乗った歌声だった。

 そこから『ノスタルジスター』。対バンでこういうしっとりした曲を入れられるのは、相手のファンへの信頼があってこそ。ぺいちゃんが2番で声を詰まらせる場面があって、その後のパートですこし顔を俯かせ気持ちを整えていたのが愛おしい。

 『青春は何度でもやり直せるなんて嘘だ』も聴きたかった曲。「53,54,55歳」のところが、いつも以上に胸に迫るものがある。
 MCを挟んで最後の曲。『隕石に願いを』とか来るかなと思っていたけど、『耳をすませば』。原点みたいな曲だし楽しかったけど、この選曲はどんな意図だったのか聞いてみたい。


 特典会で「2日連続!2日連続!」と言われて、ぜんぜん悪気はないのはわかっているけど、以前は二丁魁を続けて見に行くのは当たり前だったので、ちょっと申し訳なくなったりした。

 ゆっふぃーにも二丁魁にも、高く掲げた右手を小指から折って握り、ゆっくり下ろしていく振り付けが繰り返し登場し、ああミキティーの振り付けだなと感じたし、この振り付けを綺麗に丁寧に踊るアイドルが好き。全ての真面目なアイドルに幸あれ。


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