日記:20230803〜ヌュアンス〜

 ヌュアンスのライブ「ゆくヒナ くるキド」を配信で見る。
 稀咲妃菜さんの活動休止前、最後のライブであり、新メンバー・城戸海月さんのお披露目前の公開リハーサルという、ヌュらしい変則的な公演。

 セトリは稀咲が自分で決めたそうで、1曲目が「ピオニー」な時点でグッときた。「which's witch」もなかなか聴けないレア曲なので嬉しい。
 全体的に明るめで楽しい曲が中心で、しんみりしていない分、かえってその楽しそうな笑顔に胸が締め付けられる。妃菜さんのロングトーン、かっこよかった。

 終盤、ミライサーカスのところでイントロが流れ出した途端、メンバーが「セトリ違う!」と戸惑いながら、わかちゃんの「行くしかない!」をきっかけにオイオイ煽り出したのが流石だった。
 どうやらフジサキPのミスだったらしく、後半の公開リハの冒頭でしっかり謝罪を要求していたのも面白かった。
 ふだん変則(態)的な形式のライブにチャレンジしているからこそ、意図しないアクシデントがあった時の対応力や度胸がついているんだろうな。ミスがないに越したことはないけど、ヌュの強みにはなってる。

 休憩を挟んで、新メンバーの城戸海月さんが登場。稀咲さんも含めた5人でリハ的にライブを披露。フィロのスのおとはす卒業ライブとは全然違う文脈ではあるけど、去る側と加わる側が同じステージに立つのはとても良い。演者側にとっても、観客側にとっても。

 城戸さん、マイクの持ち方が危なっかしくて声がうまく乗ってなかったりもあったけど、おっとりした雰囲気の中に芯の強さも感じられて、純粋に応援したいと思わされる。

 新体制のヌュアンス、これからも頑張ってほしい。

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