「マグロともかず、誕生秘話（大袈裟）続編」

そんなこんなでマグロ活動（マグ活）を始めましたが心に残る出来事がありました。

それは2017年4月10日、北海道伊達有珠山サービスエリア（下り）でのことです。

　伊達の道の駅にデコポンの詰め放題に行く途中でした。

運転しながら左手に見える素晴らしい景色に心を奪われ、

思わずサービスエリアに立ち寄ったノーマルバージョン（普段着）の私は

生まれて初めて展望台に登ったのです。

絵葉書になるような景色に一人で「最高だなぁ」とテンションが上がって発します。

ひとしきり感動した後、階段を降りると一人50代のマスクをされた女性がいらっしゃいます。

思わず、「いや～素敵な景色ですね～！😋」と話しかけますと

その女性「そうですねー、素敵ですね」

「一つ教えて欲しいのですが」と言われます。

二人でまた展望台に戻り、山の方を指さされて

女性「あの山はなんという山でしょう」

私「そうですね、羊蹄山かなぁ、昭和新山かな」

こんな会話から始まりました。

さらに、お聞きすると私が以前に勤めていた会社の伊達店のお客様であり、

オーナーも知ってらっしゃるなどで話が盛り上がりました。

数年前から伊達に住んでいて、今日、初めて展望台に来られたそうなんです。

そして、その理由は最近「がん」になり、抗がん剤治療を始めたところだと仰るじゃないですか。

病院と家の行き来のみで暗い気持ちでいたのでこのままじゃいけない、

何かしなくちゃと思い立って来られたそうです。

【そこで私に会って下さったのです。】（幸か不幸か）

私は「ちょっと待ってくださいね！」と車へダッシュダッシュ💨

「ジャジャン」とまぐろ智一に変身です。（これまた大袈裟）

女性「何ですか〜（笑）」「あ～マグロだトロだー」と言いながらニコニコです。

私「写真撮りましょう！」

女性「是非！嬉しいです」「同じがんをやっている友達にもLINEしよう」と言って下さり、

さらにLINE友達にもなりました！！！

まさかまさかの展開ですが満面の笑みでお別れした後、

下さったLINEメッセージが「本当に久しぶりに大笑いすることが出来ました。

とても嬉しい出会いです。ありがとうございます。」

あ～ぁ、まぐろ冥利に尽きる話です。

この格好で人が喜んでくださるのであれば世界中に行きましょう！

「人の喜び、我が喜び」

「今日笑えた一日は佳い一日だ」

大好きな言葉です。

第二の決意が「生きるのが辛いな、笑えないなという方へ、

少しでもちょろっとでも笑ってもらえる、そんなマグロに私はなりたい。」