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ペンギン・ハイウェイ

映画「ペンギン・ハイウェイ」、今年2018年の夏に公開しますね。私はそりゃもうものすごい楽しみです。

というのも原作である小説を読んだからなのですが、そっちの話の方がここから主となるかもしれないです。

でもその前に映画。

これ見て。

はい。言うまでもなく全編おねショタでございます。

聡明ショタをミステリアスなお姉さんがからかう構図を考えてみるとわかるかと思います。最高ですね。

まず映像見た方が早いよね。見なくてもいいですが見た方がここからの文章面白いです。

一旦原作をご紹介します。

京都大学卒の愛すべき奇才、森見登美彦による小説です。

彼の作品は何度もマンガ化、アニメ化されており

その変態的作風と雲を貫く身長は読者の心を掴んで離しません。

今のところ3、4作くらいは読んでますが大体一人称視点の話が多いです。

「夜は短し歩けよ乙女」が映画化したよね。五回観たよね。

彼のデビュー作「太陽の塔」からそうなのですが、「京都で不毛な日常を送る大学生が恋に槍を向け流され恨み変態となり...」みたいな話が数本あります。主人公がほぼストーカーと言える

だから一人称視点の地の文(セリフじゃないとこ)も独り言言ってるような感じになってよりその変態さを引き立たせています。

その上、地の文で登場人物の紹介を結構ストレートにそして結構詳細に言っちゃうのでもうストーカー行為が故の文章にしか見えなくなってきます。これを「森見マジック」と言います。嘘です。

そんな森見の描くおねショタはまぁ一筋縄では行きません

念のため主人公の少年は変態ではないことだけ伝えておきます。

小説本編には「おっぱい」という単語が数えられぬほど出てきたこともここに報告しておきます。

そしてもう一つ、彼の作風の特徴に「短い文章」というところがあります。

映画のワンシーンみたいに、数頁の章が無限に続く。だからテンポが良くて読みやすい。

地の文で呟くような感じで主人公がボソッと思ったことを言ったりするのです。

好きだったのは「両親もいつかは死ぬということがわかって恐ろしくなって眠れなかった」みたいな話のとこです。

そういうの考えてたなぁ、と自分でも思えてちょっと少年のことが好きになれるんです。でもたかが数頁で大筋の話とはほぼ関係ないし映画やるならカットだろうな、と言った感じです。

作品全体を通してオモチロイことはいうまでもありませんが、こういうたった数行が宝石みたいに輝いているんですよ。だから小説も読んでほしい。

あっ映像ご覧になられました?缶コーラがペンギンになりましたね?

読み始めて数頁でこんな調子です。作品全体をみればまぁそれはそれはですよ。

なんか皆さんやたらと声優がどうこういうのではいはいわかりました。その点も触れておきます。だから生卵投げないで。触れておきますってば。

お姉さん役に蒼井優!ワオワオ!

「俳優が声当てると素人臭くなるの知ってるもんね〜」って言ってるそこの君。君だよ。君の名は?

しかしご安心ください。ちゃんと彼ら彼女らのお声の良さは証明されております。たとえば

蒼井優は「鉄コン筋クリート」シロ役、竹中直人は「ONE PIECE FILM STRONG WORLD」でラスボスの金獅子のシキ役を演じておりましたね。両者とも最高でしたね。だから大丈夫です。そして今挙げた作品名に心当たりのある方は今すぐ私のTwitterのDMに来なさい。

能登かわいいよ能登。なんでもありません。

予告2の方見ました。もう一回みて。おっけー。一分と六秒のところでストップ。おっけー。

突 然 の お じ さ ま 要 素

なんなの。しんどい。刺さっちゃうじゃないの。西島秀俊が親父なら僕もこの少年のようになれるのでせうか。否。ウルセェ。

これでもういい映画なのは証明されただろオォン!?

それでは現実世界に戻りましょう。首を曲げて、人差し指で眉毛の下を抑えて、そのままぐっと上に引っ張って。はい変顔。

監督は初長編作なんだそうですね。これまで短編ばっか作ってたらしい。

短編作品はもちろん短い間に如何にオモチロイものにするかがポイントですから、そのテクニックが長編に生かされるとまぁオモチロくないわけがない。

一本その短編を見てみましたが構図から何からまぁオモチロイ。

期待の新人です。

脚本は京都の劇団ヨーロッパ企画の上田誠さん。

ウン年前に森見登美彦の小説をアニメシリーズにした「四畳半神話大系」。コレの脚本も上田誠さんです。

まぁ面白いです。京都の神と神の相乗効果なのでしょう。

あと映画「サマータイム・マシン・ブルース」もこの人が脚本です。


何度でも言います。オモチロくないわけがない

公開日が待ち遠しいです。見てね。そして小説も読んでみてね。そして小説の同じ作者の小説をたくさん読んでね。それがメディア化されたものでもいいよ。森見登美彦はええぞ。

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