見出し画像

'24年1~3月摂取して良かったもの

です。
毎月書くはずだったのにまたもやバタバタ忙しくて3ヶ月溜めてしまった。
っていうか前回も似たようなこと書いてたな。反省。
本当はもっと毎日のしょうもないことを書くnoteとかやりたいと思っててさ、お金ちょっとみんなから取って途中から有料みたいなやつ! あるじゃんね。あれやりたいと思って審査だけ1年くらい前に通してあんのさ。1年!??! 
でもいまちょっと別のところに書いてる旅日記が終わんなくてさ、それ終わってから始めようと思ってたわけ。思ってたらそっちの分量もすごいことになっちゃってまだ書き終わってないんですよ。今月か来月には書き終えたい。
そんでnoteにもいろいろ書きたいね。はい。
前置き長いけど本題の最近取り込んでよかったものです。

VA11-HALL-A

超今更!!! ですが遊びました。楽しかった。
客の注文を聞きながら毎回マニュアルを読み(もちろん読まなくてもいいけど)、言われたカクテルを作るだけのゲーム。なのになんでか面白い。

もちろんテキストが面白いというのはあるんだけど間違いなくカクテル作りが面白くなっていた。間違いなく確認と作業でしかないのに。
恐らく「客の注文をシカトする」という選択が常にあるのが大きいのではないか。

そして主人公がバーテンダーであるので、ちゃんとその役割を果たそうという気持ちが生まれる(ちゃんとしないとゲームオーバーなんだけど)RP的な要素もある……主人公には確固たる人格があってべらべら喋るのに……となかなか興味深い経験ができた。続編は制作難航してるらしいけどそっちは発売したらすぐやりたいなー
↓こちらにもうちょっと長い感想も書いたのでぜひ

ファミレス行こ。上

本屋で手に取るまで『カラオケ行こ!』の続編だと知らなかった……思いっきり続編じゃん!? 今思えば映画併せの企画だったのかこれ。
読んでえ?? え??? ってなってたらラストで大口開けた
どうなってしまうんだ下巻

ダンジョン飯のアニメ

実はTRIGGERに対してうっすら苦手意識があるんだけど(好きな作品もたくさんあるんだけど)ダン飯に関しては最高だった。むしろマンガがアニメになることによる喜びを久々にちゃんと浴びてる感じがある。原作読んだことがあるアニメっていくら出来がよくても「でも知ってるからな~」と視聴意欲が途中で減衰することがよくあるんだけどダンジョン飯は楽しく毎回見てる。
ていうかいまさら気づいたんだけど、本当に今更だけどアニメ化ってマンガに対して動きがあることとか、音があるところとか、コマ間の行間を描かざるを得ないところがえらいんだと思ってたんだけどダン飯で「そうか! マンガのコマは1ページを細かく分割したものだけどアニメにするとすべての画面が公平に16:9でそこをうれしく描いてもらえるとすごくいいのか!」ということに気付いた。みんな気づいてると思うよ。
とくに動く鎧回のアンブロジアの使い方に舌を巻いた。

アニメ『ダンジョン飯』第3話より

即始まるシーズン2も楽しみですね。ってか2クールじゃ終わらないと思うんだけどどうするんだろう

カラオケ行こ!の映画

キャスティング見て「ピンと来ね~」って思いながら見に行ったらいままで見たマンガ原作実写映画のなかでも3指に入れていいなと思うくらいすばらしい映画化だった。原作通りのところのキャッチアップの仕方はもちろん、映画としての脚色がうますぎる!!! っていうかカラオケがテーマだから音が出せないマンガと違って音が出せる映画が有利なのは当たり前といえば当たり前なんだけどそこで音が出るからエモいよなで終わらず、『紅』に着目して、さらに吹奏楽部のウェイトも増やしてぶっとい歌というテーマの背骨を通してるのが本当にすごくて、スタッフロールで泣く映画になっていた。見終わったあと「原作あんなんだった?!」って読み直して、ぜんぜん違くて、このマンガからあの映画を仕立て上げたスタッフに対して嫉妬、敗北の気持ちが湧いた。すごすぎる!!!
長い感想を↓に書いたのでこちらもぜひ。ネトフリ配信も始まるらしい

アークナイツ 火山と雲と夢色の旅路

珍しく争いや差別の要素があまりなく平和な……平和でもないかもしれんけど心温まるストーリーだった。優しい話と未来への希望、若い世代への継承の話になっていてものすごく爽やか!アークナイツでこんな話読むの久しぶりだよ。キャラの配置がうまい!
テーマ曲もすばらしくてずっと聞いていたい良曲


ゴールデンカムイの映画

こちらもかなり良かった。アシㇼパさん出てきてから白石と川に落ちるまでのあたりがかなり駆け足で、そのへんは違和感と不安を覚えたけど他は全部じっくりやってくれてて見応えあった。バトルも見応えあってよかったよ~~。二階堂の「重要なライバルとかではないけどしぶとくてイヤ~な中ボス」って感じが良かった。あと牛山と尾形は似すぎです。
アシㇼパさんの演技も最初は「ええんか? これで…」と思ってたけど段々こなれていってこっちも気持ちがフィットしていく感じでよかった。チョケてるときの「すぅーぎぃーもーとぉー」がいい。終わり方もまあここよな! って感じで違和感なし。しかし続きはドラマっすか……それは疲れるなあ

フリーレンのアニメ

原作未読だったんだけど大変よかった。試験編は当初1ヶ月近く鳥を捕まる様子を延々見せられて「えっ…いつまでこれやるの!?」って不安になったけど終わる頃には全キャラ愛着湧いて分かれるのが寂しくなって良かったよ。なんだかんだふつうに主人公のフリーレンがかわいくていいなあと思っている。あとアウラとユーベルが好きです。マジでもうアウラって出てこないんですか?
不満ではないんだけどアニメ化にあたって演出と劇伴に力が入りすぎてて「ひょっとしてこれは原作ではシュールギャグのシーンなのでは?」というところがちょこちょこあり、これは私は原作のほうが好きなんじゃないか? 原作読んだほうがいいんじゃないか? って気持ちになってしまっている。うーむどうしよう

ガンダムSEED FREEDOM

ガンダムSEEDシリーズ、リアルタイム時は結構複雑な感情が……ちゃんと見るしプラモとかも買うけど、じゃあ好きか? って言われると言葉を濁してしまうようなところがあったんだけど開始20年経ってようやく公開された劇場版は大満足で、加えてこれまで思っていた本シリーズに関するモヤ~とした感情が全部好きに昇華されてくれたいいお祭り映画でした。
キラとラクスの描写もよく……シリーズ通してずっと、主役なのに苦手だった、好きになれなかったこいつらをようやく好きになれた気がする。やっと彼らに感情移入することができたよ。
シンもかわいいしアスランは無法、イザークとディアッカも出番は少ないけどおいしく、敵はちょうどよく憎たらしくて死ぬのを惜しむほどはキャラが濃くない。すばらしい。
モビルスーツはフルCGだけどこれまでサンライズが築いてきたノウハウがいきて全然かっこいいし、なにより「バンク戦闘じゃない!!!」というのが最高。ライジングフリーダム大好きさ。
サプライズもたくさんあって大変楽しかった 相変わらず治安と倫理観はやばいし世界全体としてはなにも前進してないけどキラとラクスは幸せになれてよかったね

ザ・キンクス

表現手法の突き抜けっぷりが凄すぎる!!! まだまだマンガってできることがたくさんあるんですね。全話がそうなわけではないんだけどタイトルロゴが出るのがサビな回が多いのも響くわ。
お話自体は結構素朴なのがまた良い
あとウンコとか出ないのがいい


ダンジョン飯冒険者バイブル完全版

無印は買ってなかったので初見です。装丁がとても良い~! 表紙の箔押しいいよ~! 90年代のゲーム攻略本のようなゴージャスさだ。 中身も濃く、主要登場人物にはBMIまで書かれマンガも本編のアフター的なものが多くて楽しい。 改めて作者の知識の深さと応用の手腕に唸れる本でした

なめらかな世界と、その敵

収録作がいずれも小説という媒体が活きてる表現でとても良かった。
キャラ的には『美亜羽へ贈る拳銃』と『シンギュラリティ・ソヴィエト』がゾクゾクするほど惹かれてしまい、物語としての完成度の凄さ的には『ひかりより速く、ゆるやかに』が素晴らしすぎた

冒険者絶対殺すダンジョン

テンポとメタ描写の差し込み方と捻り方が最高。下ネタの入れ方も独自性出しててうますぎ。
モブの一人一人までキャラデザがものすごくいいしやっぱ道満さんはベタがすごくいいよなー。真似したい。この感じ。いまものすごく楽しみな漫画のひとつ

ウルトラマンブレーザー

最初は主人公が防衛隊の隊長という何気に珍しい設定に惹かれ、1話のちょっと王道からハズレた見せ方の巧みさや軽快なやりとりをおもしろく見てたんだけど、見終わってみると「コミュニケーション」がテーマだったように思う。
なんというか主人公のゲント隊長をはじめとして隊員たちの会話にちらっとユーモアを紛れ込ませる感じが妙にリアルというか、本当に心からのオモシロのためのユーモアというわけでなく「その場を軽快に回すためのユーモア」が感じられてそこに大人社会っぽさみたいなものを感じてたんだけど、ずっと家族やほかの組織、怪獣や宇宙人に対してもそういう話をやっていて、ああそこは意図的な演出だったのかしら~なんて思った。

単に仲良くしよう! というわけでなく相手を慮ろうという雰囲気がちょっとした日常シーンの所作にも現れていたようにも見えてそれがよかったんですね。憎まれ役的な人間サイドの人たちにも見せ場や救いがあるのもその一環かなと思う。
単発回もよかったし戦闘シーンも見応えあって大変楽しめた。
セミ人間の回が大好きです

かたほとりのパセリ

オモコロのキューライス氏のマンガ、かなり好き度が高くてこれまでも『キューライスのひとり事』とか『バルディッシュ・ホテル』とか大好きだったんだけど今回のこれもすごい。着眼点とかわいさがすごい。そこに焦点をあてるんだ、が2回来る。かわいすぎる。
っていうか芸風広すぎません? どんだけいろんなマンガ描けるんだよ

イズミと竜の図鑑

すごすぎる。見聞が……広い! 世界観や人物像の広さ、なによりも登場するドラゴンのデザインの意外さや生態などから感じられる、自分とはまったく違う道を歩み違うものを豊かに食ってきたのだろうという「広さ」に圧倒された。
プラス、書籍編集の描写が過去雑誌編集していた自分から見ても結構刺さるものがあって良かった。お仕事もの、こういうのもアリかー

これ描いて死ね

いまさら読んだシリーズ。個人的に、過去の経験もあって「生みの苦しさ!!!」みたいなのがありそうな作品避けがちという性分があるんだけども、このマンガからもタイトルからそういう圧を感じていて読めてなかったんだけどいざ読んでみたらすんげーあったけえ話で良かったよ。先生に感情移入しないの、無理です。コミティアが舞台なのもおもしろいなー
作中作としてマンガのなかにマンガを出して、それを作中内で「おもしろいだろ」「つまんないだろ」ってやるのすごく勇気がいることだと思うんだけど全然やれていてすごいなー
私もマンガで描きたいことを100個書こうかなと思いました

衒学始終相談

話の取り留めのなさわからなさ胡乱さが最高。アイディアがすごいなー。姉妹機の話が1番好き。会話劇としてとても読み応えがあっていいです。会話の中身が虚無なのにとても楽しいのがいい。先生も妖しい魅力に満ちあふれていて最高。しかしいい線を描くなあ

騙し絵の牙

これまた出版業界あるあるの話なんだけど、本作はもうそのあるあるの乱舞でして雑誌編集したことがある私は机の散らかり具合とか人たらしかつ慇懃無礼なムーブで手腕を発揮する大泉洋を見て痛快さと胃の痛みを同時に感じた。おもしろいだけどね! かなり良かったよ!
逆に編集やってるときに見なくてよかった映画かもしれない。こんなもん見たらアテられるよ
↓に長い感想書いてます

Triぴーす✌ひふみふフリーダム (Prod. かめりあ)

なにこの曲!?!?!
ものすごく入れ込んでるわけじゃないけどたま~に聞いている電音部(実は前にお仕事したこともあるんですよ)。ある日YouTubeに流れてきたサムネをクリックしてみたら……いやマジでなんなんですかこの曲!? こんな曲の展開、アリなの? 混乱するわ。気が狂う。曲自体はかっこいいのがまたおかしい。すごいな。豊かですね電音部。

スペース金融道

神保町ブックセンターで見かけて気になったので文庫版をジャケ買い。
タイトルの通りSF金貸しの話なのだが、その実かなり『われはロボット』みたいな話を考えてみました的なニュアンスが強く、というか両者がうまく混じっていてとてもおもしろい。作中出てくる金融理論やめちゃくちゃな情景、貧乏くじを引き続ける主人公なども魅力的で良かった。1本1本は短めだし読みやすいのでおすすめです

本田鹿の子の本棚 144話

たまにタイムラインで流れてきたときに「オッ 読むか」くらいの距離感の付き合いの本田鹿の子の本棚。いつもやばい、いつもすごいんだけど今回もすごかった。このオチのスカッとくる感じよ! よくこの導入からここにたどり着くもんだ。
ものすごく好きなのでいい加減単行本を買うべきかもしれない(そういう作品がすごく多いです)

ふわとろ シズルワードおいしい言葉の使い方

なんとなくタイトルと装丁にユーモアを感じて借りたんだけど文章の本としてとても良かった。食に関する比喩やオノマトペについて、感覚的なことが言語化されていてとても参考になる。こういう、無意識ではうっすらわかってるつもりのことをキチンと文字に起こして読ませてもらえると頭のなかにカチっとセットされる感じがあってすごく助かるなあと最近は思っている

[ナナヲアカリ] ダダダダ天使 (ファミコン風MMC5アレンジ)

えっ!? 良すぎん!?
原曲も好きだけど原曲より好きかもしれない。チップチューンが出してくるあの愉快なのになぜか切なさにアクセスをかけてくる感じがすごくフィットしてる。サビの感じたまらんよ。一時期ずっと聞きっぱなしにしてました。気持ち良すぎる

Summer

上の曲に影響されたサジェストで発見した人。この曲がまさにそうなんだけどチップチューンで、とにかくワクワクするようなドラスティックな展開が得意な人でどの曲を聞いても元気が出る。すごくかっこいい~~

よふかしのうた 20

うわーーーーー終わってしまった!!!! 完結、完結です。
最高でした ちゃんと幸せに…あとがきも含めて終わってくれて本当にうれしくなってしまった。やることを逃げずにちゃんとやり、その先に希望があり、大変うれしい。
最後までメインヒロインが本当にかわいく本当に応援したくなる素晴らしいラブコメだった
あとマジで空間の描き方うまくない? 最終巻特にすごく感じた。ちょっとマジで「世界の広さ」をコマに落とし込むのうますぎる。うまくなりすぎてる? やばいっす。
ほんま好きな漫画でした ありがとう
アニメ2期もおめでとう

スタジオシリーズ オプティマスプライム(ビースト覚醒版)

最新映画のオプティマス。元商品は海外だとストア限定(と言いつつ先日中号旅行行ったらどこ行っても売ってた)商品で、過去そのシリーズはほとんど日本に導入してくれなかったんでどうかなーと思っていたら売ってくれたタカラトミーマジ感謝。
すごくかっこよくてすごく楽しいいいオモチャ。ちょっとコストダウンの影響は感じるけどそれすらもバネにしていいオモチャにしてやるぞという気概を感じる。しばらく映画オプティマスはこの子でいい。

読んだ人は気が向いたら「100円くらいの価値はあったな」「この1000円で昼飯でも食いな」てきにおひねりをくれるとよろこびます