イラスト126-7

新しい名刺とカッコいいプラモデルの箱の絵

・名刺が切れた

フリーランスとして生活を初めてから113日が経過した。結果、名刺がついに切れた。意外と配ったな。

これがいままで使っていた名刺です。

絵がヘタクソなのはともかく雰囲気とかのボケ~とした感じは割と気に入っていたのだがやはり絵がヘタクソ、いや、絶対的にヘタクソなのは置いといて相対的にも今よりヘタクソなので新しい名刺を作ろうと思った。

あとQRコードは誰も使わないのでやめようと思った。

かっこいい名刺とはなにか

かっこいい名刺ってなんだろう。過去もらった名刺を眺めてみる。どれもカッコいい。なんてカッコいいんだ。とくにデザイナーさんの名刺は例外なくとてつもなくカッコいい。さすがデザイナーだ。デザイナーさんは名刺を作るときに緊張するだろうな。これで殴り合うわけだから……。

名刺で殴り合う世界は実在する。名刺でナメられるわけにはいかない。圧倒的個性と情報のわかりやすさで勝負しなければならない。

四角くてかっこいいものを探せ

過去もらった名刺を比べてみた結果、「デザイナーさんの名刺はかっこいいなあ」ということしか得られなかった。マネできねーなと思った。っていうかデザイナーさんの名刺は大抵個性がすごいので、マネすると完全丸パクリみたいになってしまいそうなので良くない。パクるのにも技術が必要で、名刺のデザインをパクったのにまるでパクってないように見えるくらい血肉にするには圧倒的デザイン筋力が必要なのだが私には無理だ。デザイン筋力がないから……。もっとパクっても問題がないもの、公共性があるもの……。そして名刺のように四角いもの……。

とここまで考えていいモチーフに気づいた。プラモだ。

プラモデルの箱はかっこいい。これは地球に住む生命なら誰もが知っている真実である。そしてプラモデルの箱は四角い。プラモがいいだろう。

プラモデルはその四角さとカッコよさのあまりいろいろな作品でパロディされている。

たとえば百合をカジュアルなものとして日本国民にしらしめた傑作コミック、『ゆるゆり』には「まいにちゆるゆりカレンダー」というグッズがある。この表紙イラストは

タミヤの1/35MMシリーズ アメリカ歩兵セットのパロディである。見比べてみるとかなり直球のパロなのがよくわかるだろう。

また、電気グルーヴの石野卓球氏監修で発売されたDJ-MIXシリーズ「MIX-UP」もプラモデルをモチーフにしたものである。これは全5枚発売されており、すべて小松崎茂氏がイラストを描き、それをヤマシタデザインのヤマシタさんが昔のレトロなプラモっぽいデザインに仕上げている。

どういうことかっていうとこういうことである。このジャケットについてはど直球というわけではないが概念のパロである。概念。

つまり私は百合も好きだし電気グルーヴも好きなので百合と電気グルーヴがパロってるプラモのデザインをパクって名刺に応用すればカッコいい名刺ができるはずなのである。論理的だなあ。

なにをパクろうかな

というわけでテーマは決まったので具体的になにをパクろうか考える。こういうときはカッコいいプラモのパッケージを次々に思い浮かべれば良い。

みなさんは宇宙でいちばんカッコいいプラモデルの箱の絵を知っているだろうか? それはバンダイの1/144ハイゴッグのプラモである。これよりかっこいいプラモデルの箱は存在しない。残念でしたね。だがこのプラモデルの箱の絵はカッコよすぎるがゆえに欠点が存在する。その欠点ゆえに私はこの絵をモチーフにすることを避けなければいけなかった。

ほかにいいプラモデルの箱絵といえばアオシマの船のシリーズである。なにがいいかというと例えばこの自衛隊のあたごのプラモデルは一見ただのカッコいい船なのだが、よく見ると背景で北朝鮮がミサイルを発射している。そういうのやめなさいよ。こういう小ネタのはさみ方は勉強になりますね。やめろって。だがこのプラモデルの箱絵もハイゴッグと同じ理由で諦めなければならなかった。

両者に共通する欠点、それは「背景ありき」ということである。とくにハイゴッグなんて見ろ。ほぼ全面イラストじゃあないか。つまり背景を描かなければいけないってことである。私は背景を描くことができない。背景が描けたらイラストレーターになっとるわ。だから背景が無いと成立しない絵は描けません。終わりだよ。

だがメゲることはない。背景がなくてもカッコいいプラモデルの箱の絵はたくさんある。例えばゆるゆりもやっていたがタミヤの1/35MMシリーズの絵は背景がなくて真っ白だけどかっこいい。そして英語がたくさん書いてある。かっこいい。理想はこういう方向である。

背景がなくて白くてかっこいいプラモデルの箱はたくさんある。イマイのマクロスシリーズのプラモもめちゃめちゃかっこいい。

バンダイの1/100ザブングルシリーズの箱絵もカッコいい。なんだ背景なんてなくていいんじゃないか。

そしてここまで見てみなさんも背景がなくてかっこいいプラモデルの箱の絵の共通点に気づかれたことだろう。背景がないプラモデルの箱の絵は文字がかっこいいのである。

だいたい背景がないプラモデルの箱の絵に書いてあるかっこいい文字には法則がある。これは描かれている対象がロボットであろうとクルマであろうとだいたい同じである。

①でっかく名前が書いてある

②そこそこの大きさでシリーズ名やメーカー名が書いてある

③細かい文字で役割やスペックが書かれている

この3つさえ抑えればかっこいい背景がないプラモの箱の絵ができる。多分……。

まあそれはそれとして今回はバンダイのパトレイバーのプラモデルをパクることにした。見ての通り背景がなくてかっこいいからである。

背景がなくてかっこいい。

これもかっこいいし背景がないっちゃないけどあるっちゃあるな(?)。

まあグリフォンのパッケージを見ながら描きます。

作る

というわけでネタは決まったので描くのだ。

愛用のノートにシャーペンでガリガリ描く。比率はてきとうだ。私は液晶タブレットやipadも持ってるので別にいきなりデジタルで描き始めてもいいんだけどなんか紙相手じゃないと最初のひと太刀がなかなか浴びせられないのでよほど急いでたり意識が低まってるとき以外はアナログで描き始める。紙ってやっぱすごいぞ引っかかりとかが……。

はいできた。描いてる様子は別にこまかく説明してもしょーがないので言わない。強いて言えば四隅にちょっと乗算で色を足して積んでたプラモっぽいヤれた感じを出しただけである。印刷で出るかこれ?

で、これを適当に入稿して金を払えば10日くらいで名刺が手に入るのだ。現代社会。ところで英文のところが一箇所だけピリオドじゃなくて読点になっているのだが当然これは後で直すのだ。どうかな。忘れるかも……。直します。

というわけでプラモを見ながら名刺を作りました。プラモの話のほうが多いじゃん。謎。

仕事ください。おわり。



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マシーナリーとも子

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