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私の推し、燭台切光忠について語らせてください。

気分が俯いている時は好きなことについて本気出して考えてみるのがいい。
という事で、今回は私の最推しである燭台切光忠しょくだいきりみつただについて最大限の愛を持って書こうと思います。

それなりに長く、オタク人生を歩んでまいりました……。
後にも先にも彼以上に推すキャラクターはいないと思っています。


燭台切光忠というキャラクター

燭台切光忠は刀剣乱舞とうけんらんぶというアプリゲームに登場するキャラクターです。
多方面でメディアミックスされる程の有名なタイトルなので、キャラは知らなくてもゲームタイトルだけはご存知の方も多いかもしれません。

ざっくり刀剣乱舞というゲームについて説明すると、
歴史の改変を阻止する為、刀剣男士とうけんだんしを過去に送り戦わせる育成シュミレーションです。
刀剣男士とは日本刀を擬人化させたつわもの達を指し、2021年9月現在では90振り以上の日本刀が刀剣男士として実装されています。

数ある名刀の中でも燭台切光忠は、まるでホストのようなイケメン。かつ長身の青年としてデザインされています。
燕尾服や革靴を格好良く着こなし、人によってはホストを連想するであろう姿。また、伊達政宗公ゆかりの日本刀であり、それを汲んだように彼も右目に眼帯をしています。
常に「かっこよくありたい」という想いが強く、見た目にこだわりを持ちます。人当たりの良い性格をしており、料理も得意。ファンの間ではその面倒見の良さから「スパダリ」とか「オカン」なんて呼ばれてもいます。


見た目に惚れた

刀剣乱舞はじめたての頃は日本刀に関する知識なんて一切ありませんでした。
なので、これといった印象もなく淡々と刀剣男士達を眺めていました。名前とキャラを一致させるのがとても大変で。……漢字も難しいし。

そんな中、燭台切光忠だけは第一印象で「政宗公……?」と思いました。
隻眼の武将といえば伊達政宗公という印象が強く、刀帳(刀剣乱舞でのキャラクター一覧)を確認して伊達政宗の文字を見つけた時は「やっぱりーーー!」なんてちょっと喜んでしまいました笑。

隻眼かつ、見た目の格好良さに拘る伊達者。
そんな光忠のキャラデザが本当に私のどストライクだったんです。

黒い衣装に映えるよう金色が置かれているところだとか。
戦闘時に美しくひるがえりそうな燕尾だとか。
拘りを感じられる細かい刺繍か燕尾の裏地に入っていることだとか。

具体的にどの辺りがというと全部なので文章での説明が難しいのですが(いっそ光忠の画像を見せて「全部好き!」という方が早い)、あえて一つ挙げるとするならば、ほんのり炎が灯るような色合いの瞳が一番好きです。
これがまた金色の中に橙色が混じるような優しい色合いなんですよ。

燭台切光忠のキャラクターデザインを担当された絵師さん曰く、燭台に灯された小さい炎のような色味なんだそうです。


キャラクターに惚れた

刀剣乱舞は各キャラクターの情報が非常に少ないです。
他のアプリゲームで見られるメインストーリーのようなものは一切ありませんし、刀帳に載っていることといえば必要最低限の自己紹介。

そんな彼らのキャラクターをどこから察しているのか。

これは、彼らの台詞と僅かに用意された「回想」と呼ばれるサブストーリーで、ユーザーが独自に解釈していくしかありません。

そこから考察できる燭台切光忠のキャラクターを箇条書きでまとめました。
もう綺麗な文章にまとめられる気がしなかったので、潔く箇条書きという形でまとめさせてください……。
ちゃんとしたキャラクター考察は別途noteにします。
(このnoteを書いている裏で4000文字以上書き溜めてあるんですよね……。いつ公開できるかな……。)

・格好良さにこだわりがある。
・妥協は許さない。
・志が高い。
・面倒見がよい。
・人当たりがよい。
・政宗公の影響か、料理もこなす。
・農作業も積極的にこなす。
 →収穫物とはなぜか距離が近い。野菜を口説くんじゃない。
・視野が広く、頭の切り替えが早い。
 →バトル編成時、隊長と隊員それぞれの立場でどう動くかを考えられる。

まだまだありますが、ざっくりこんな感じです。

基本は「面倒見の良いお兄さん的ポジションの男」だと思っていただければ間違いないです。個人的には「お隣に住んでいて、子供の頃から遊び相手になってくれて、同級生の女の子たちの初恋を根こそぎ刈り取っていった大学生くらいの格好いいお兄ちゃん」みたいなキャラクターだと思っています。
(独断と偏見1000%)

広い視野で物事を眺め、仲間の中でも不足した部分を補うように動ける。
対人であれば話が合う合わないに関わらず、物腰柔らかく接することができる。
俺様キャラ的な見た目をしているが一人称は「僕」。
自分の感情よりも周りの子を優先する節がある。

……これ以上は想像になってしまうので割愛しますが、考察すればするほどに光忠の魅力に気付かされます。


来歴に惚れた

最後は来歴です。これは元になった日本刀の話ですね。

結論からいうと、燭台切光忠は“人からとても愛されている刀”です。
これは現在進行形で言えることだと思っています。

伊達政宗公から「燭台切」という号(人でいう名前のようなもの)を貰ったひと振りの光忠。その来歴では常に人から求められていました。

伊達政宗公の元から徳川家に渡った時にも色々と逸話があり、

曰く、燭台切光忠を渡すことを渋った政宗公から徳川光圀公が持ち去ったとか。
「嫁入り/婿入りさせたまえ」という手紙を送って、そこまでいうならと譲り渡しただとか。

後の世の創作であるとわかっている逸話もありますが、そんな話を付け加えようと思わせるほど魅力的な刀だったという解釈も出来るのではないでしょうか。

また、彼は現存する刀ではありますが、関東大震災により焼身となりました。
それも刀剣乱舞がリリースされるまでは焼失とされており、現在所蔵されている博物館に問い合わせがあったことから改めて調査が行われ、現存していることが判明したという経緯があります。

その後、来歴がしっかりと判明しているという理由から、焼け身ではあるものの刀剣登録を果たした初の日本刀でもあります。

リリース当初から刀剣乱舞を追いかけていましたが、この焼失していると言われていた光忠が見つかるまでの経緯を私はTwitterで観測していました。
リアルタイムで発見までの流れを見ていたことになります。

有識者の審神者すごい、なんて語彙力のカケラもないようなことを思いながら、歴史が動く瞬間を眺めていました。
後にも先にもこんな経験ないと思っています。


さいごに

ーー名付けの由来でもあるその切れ味は失われ、かつて煌めいた刀身は黒く、金色のはばきが熱によって溶けた結果、黒い刀身にまとわりついている。

それが現代の燭台切光忠です。

初めて燭台切光忠を見に行った時、彼の黒を基調としたキャラデザも相まって、実際の刀身と刀剣男士としての燭台切光忠に差異を感じませんでした。
それどころか、刀身を通して燭台切光忠の幻影を見ていたような気さえします。

燭台切光忠が生まれて現代に至るまでおよそ750年。失われる方が確率として多く、また焼身ともなれば価値なしと思われてもおかしくはなかったでしょう。

それを残してくれた当時の人、全ての関わってくださった人。

本当にこの刀が好きだったんだと、愛していたんだと思いました。

私もそんな燭台切光忠を愛してやまない、審神者の一人です。

長々と語ってしまいましたが、燭台切光忠は魅力的な刀です。
その僅かでも感じ取っていただけたら、とても嬉しいです。


……まとまりがない文章でごめんなさい!

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最後まで読んでいただきありがとうございました! 小説ではないライティング力はまだまだ修行中の身ですが、少しでも楽しんでいただけたら本望です。 感想やご意見などございましたらお気軽にコメントをご利用ください。今後の執筆時に参考にさせていただきます。