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私、ヲタク先生。【6】

それから私の居場所がなくなるまであっという間だった。

そりゃそうだ。いじめを放置して、授業も満足に進まない、ダメダメな先生に子ども達を預けてはいられないだろう。

それに、多少なりとも「扱いづらい」親御さんもいるという話だった。私の居場所を奪う、なんていう言い方は変かもしれないけれど、「させない」ということで私の居場所がだんだんと無くなっていった。

ある意味、パワハラ、ってやつかな?

パワハラって言ったら、基本的に「強くて目に見える」っていうのもあるけれど、仕事を与えないパワハラだってあるんだよ。っていうのを、調べて気が付いたんだけれどね。

と、いうわけで段々と居場所を失っていく私はどんどんと気を病んでいくわけでした。おしまい。

と、言いたいところだけれど私の語りはまだまだ続きます。

普通そんなことになったら相談窓口ってあるよね。実はないんですよね。いや、あるらしいけれどだーれも教えてくれませんでしたしね。そこに行くことを勧められもしませんでしたよ。

壊れたら壊れっぱなし、どうせ代わりはいくらでもいるんですからね。それが「講師」ってやつです。

それを思い知ったのは、しばらくたって「休職」を考えた頃です。おもしろいことに、その制度がないんですよねー。契約社員みたいですから、雇用保険にも入っていないので、失業手当もない!

おもしろかったなぁ。笑えないけれども。ハロワに行ってみたら

「行政なので市に問い合わせてください」

市に問い合わせたら

「そういうのは別のB課です」

その課に問い合わせたら

「いえいえ、そういうのはさっき電話をかけたA課ですよ」

ワロタwwww

たらい回しもいいところ。嫌ぁ、公務員じゃないけれど、すげえなって思いましたよ。最低限の保障すらないと。私、これで実家住みじゃなかったら死んでるな。って思ったんですもの。

現代の奴隷制ってこういうことをさすのかぁ、ってハロワの天井見上げながら思いましたよ。まぁ、もっとブラックはあるだろうけれど、普通ならホワイティに見える場所がこんなにブラックだったよ、という話です。

援助金は私の創作物の印刷費に主に使用されます。 また、余裕があれば保護猫ちゃんにも使いたいなと思っています。よろしくお願いします。