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私、ヲタク先生。【7】

「休職」ができないので、仕方なく一年間過ごしたわけですが、ここでとんでもない事件が起きてしまうのです。

とある時、教頭先生に言われた言葉です。

「森岸先生は、自分が一番大切なんでしょう」

はい。正直に言います。私は世界で一番私が嫌いです。

その一言を言われた時、私の中で何かが壊れました。この間ノートでお話した、夢が壊れた音。多分、その音なんだと思います。

私はトイレの中に籠って泣きました。泣くことはいつでもあったけれど、今回ばかりは勝手が違っていました。

「私は世界で一番私が嫌い」

と、何度も何度も口にしました。

泣きじゃくりながら、何度も口にしたのは自分自身を呪う言葉でした。自傷行為とも取れるようなこの言葉、なんで出てきてしまったのか、私でもよく分かりません。でも、その時はずっと繰り返していました。

もし、学校の中ではなく家の中であったなら、私は間違いなく叫んでいたでしょう。もう限界だ、と。それとも、獣のように吠えていたかもしれません。事実、やってみたかったです。

それで誰かが拾ってくれるなら、と期待しながら。

声を押し殺して叫びました。目の前が真っ暗になりました。

それでも、誰も助けに来てはくれません。

それでも、立ち続けるのが教師ですか?

自分が嫌いな人間が教師になってはいけないでしょう。

じゃあ、なんで私ここにいるの?

なんで、なんで、なんで、と繰り返します。声が枯れました、胸が切り刻まれるように痛みました。

それでも、笑っていなければいけないのですか?

私は、なぜ教師になりたかったのかも忘れ、ただただトイレの小さな小さな個室の中で、息を殺して絶叫していました。


援助金は私の創作物の印刷費に主に使用されます。 また、余裕があれば保護猫ちゃんにも使いたいなと思っています。よろしくお願いします。