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名言だらけの講演会

先月、アメリカのメディア界で女帝と言われるオプラ・ウィンフリーさんの新刊「The Path Made Clear」の出版記念ショー(講演)に行って来た。

ショー前夜にカナダ在住の著者・エックハルト・トールさんも登壇されると知り、お二人のお話を生で聴ける滅多に無いチャンスだと思い、急遽チケットを確保した。

結果、行ってみて本当に良かった!

私が高校生の頃、学校から帰り数学の宿題をしながらテレビをつけると、オプラさんがトークショーの司会者として白熱する議論を仕切っていた記憶がうっすらとある。当時はタブロイドショーと言って、一般視聴者が登場し家庭の問題などを赤裸々に語り、観覧客が野次馬的に口を挟んみ口論になったりして、心穏やかに観られない回も多い番組だった。

その数年後にはタブロイドショーから一転し、オプラさんは生き方や在り方など精神性を重んじた内容を伝える第一人者となった。そして、新刊が発売されたタイミングでのカナダ4都市でのショーとなった。

この本の主たるメッセージは、人には誰しも生まれてきた意味・目的がある、と言うこと。「直観を信じ、日々の決断のひとつひとつに注意を払い」生きていく中で、自分がこの世ですべき事がわかっていったと言うオプラさんが、著名人の名言を交えながら、どのようにして自分の道を明らかにしていくかを綴っている。

今回の私が参加したショーには、恐らく1万人くらいが詰めかけていた。中高年の女性が多く、開演前には修学旅行のノリで写真を撮ったり楽しそうに騒いでいたのが印象的だった。そんな彼女たちも、在り方・生き方を考え、オプラの発信するメッセージに共感し、あの場所に居たのだと思うと感慨を覚えた。

オプラさんのユーモアたっぷりの話術はもちろん、一瞬にして人を惹きつける存在感、母親との希薄な関係に始まった平坦とは程遠い人生のストーリーにとても引き込まれた。

講演中、自身を「名言コレクター」と言っていたが、これまでに彼女がインタビューした著名人達の名言が随所に盛り込まれ、暗い場内でメモを取りたい衝動にかられた。しなかったけれど😅

オプラさんの元々の聡明さに加え、いろいろな本や人から気づきを得ながら一歩一歩歩んで来られて、今の彼女があるのだと言う事が感じられた。

私もただ本や名言を読み聞きするだけではなく、具体的に自分の考え方や行動に取り込まなくては…

生きる指針となるようなお話ばかりで、どれを抜粋したら良いかわからないので、オプラさんやエックハルトさんのお話の中から印象的だった言葉をいくつかここに書き留めて置こうと思う。(前後の文脈がないとわかりにくいものもある上、拙い翻訳をお許し願います。)

あなたにどんなことが起きようとも、あなたの人生には価値があるし意味がある。
自分を裏切らないで。
「許す」とは、過去がもっと違うものであれば良かったのに…と願うのをやめる事。
過去から踏み出して、今という道に踏み込んで。
「過去」は現在において、何の威力もない。
真実を知る為に痛みは必要だったかもしれないけれど、その真実を真実として生かし続ける為に、その痛みまでも生かし続ける必要はない。
痛みを可能性に変え、それを力に変えなさい。
私たちは皆、ナビ機能を自分の中に備えていて、あなたの未来像に向かっての次なる一歩を示してくれている。
あなたがこの地球にいる間、持って生まれた自分の個性に合った生き方をすれば、あなたの人生は意味、目的、喜びに満ちたものとなり、何故生きているのかがわかるようになる。だから、魂の望む方向へ進みなさい。
どんな時もあなたの「意図」が、「結果」を決める。
憤ったり、復讐したり、恨む事に労力を無駄遣いしてはいけません。何故ならカルマはあなたの居場所を絶対に見失わないから。あなたがした事は、必ずあなたに帰ってくるのです。
あなたが欲しかったけれどもらえなかったものが、あなたの与えられるもの。
人生の目的は、自分が大好きなものによって定義されると思う人が多いけれど、実際は好きではないものが心に火を点け、エネルギーをくれると言う事がよくある。
ストレスを感じる場面で、頭の中で勝手に繰り広げるナレーションをやめると、何が起きているかを理解する余白が生まれる。
進化・発展は、心地よい場所(コンフォートゾーン)からは生まれない。

「この為に生きている!」と感じられるものが何もない私にとって、どれもこれも耳が痛かったり、胸にずっしりと響く…😅

まずは自分を裏切らない事、直観に耳を澄ます事からかな〜

aloha & mahalo. 

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