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決めるのは自分

お笑いが好きだ。
同郷のサンドウィッチマンさんが特に好き。

海外暮らし故、
日本のテレビやラジオ番組を容易に楽しめないのが残念すぎる。

2年くらい前に、ポッドキャストでも
お二人のラジオ番組『東北魂』が聴けると知った時から、
毎週欠かさず聴く。

そして、最近よく利用している電子書籍で
お二人の本『復活力』を読んだ。
これは、2008年に刊行された『敗者復活』の文庫版。

お二人の生き様を垣間見られると同時に、
何かを志すことや、それに向かう姿勢を考えさせてくれる一冊だ。

例えば…

富澤という存在があったにしろ、すべてを選んだのは僕自身だから。

これは、お二人が芸人としてまだ食べられない時代に、
伊達さんが結婚を考えていた女性と
10年の交際を終わらせた時のお話にある一節。

サラリーマンだった伊達さんを
熱心に芸人に誘った富澤さん。

その誘いを受け入れ、故郷に彼女を残し上京した伊達さん。

サラリーマンを辞め芸人の道を歩むこと、
芸人として食べられないのに結婚はできないと
別離を選んだことは、
元を辿れば富澤さんからのお誘いが発端。

なのに、富澤さんを責めることなく
「決めたのは自分」ときっぱり言う伊達さん。

人からの助言や提案、誘いを受けて
どうするかを決めるのは「自分」。

当然のことだ。

なのに、都合が悪いことがあると、
最終的に「自分が決めた」と言う事実を忘れ、
周りに責任転嫁しそうになる。

どんなに説得されようとも、
言いくるめられそうになろうとも、
決断するのは「自分」。
他の誰でもない。

そんな当たり前のことを、
思い出させられた。

伊達さんと富澤さんの仲の良さや、
芸人さんとしての大成は、
こうした「当たり前」の積み重ねもあってのことではないかと思う。

このお二人が体現する「当たり前」、
他にもあるのでまた後日。

aloha & mahalo.

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