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「喉元過ぎれば熱さを忘れる」は本当だった

このノートは、夢で受け取った司令に従い、私がこれまで得た気づきをメモしています。何の為か、誰の為かは夢で教えてもらえなかったので、とりあえず過去の自分に向けて書いています。

16歳で親元を離れ
カナダにやって来て以来、
苦しいことがたくさんあった。

言葉の通じない国での生活、
勉強漬けの学生時代、
そして何より頼れる家族の居ない環境…

自分が選んだ道とは言え、
苦しいことが本当に多かった。
トラウマ級の出来事もあったし、
実際何年も傷を引きずったこともあった。

精神的ストレスからか、
原因不明の病気や痛みに悩まされ続けもした。

家族が近くに居ないので
何かあってもひとりで対処・決断せざるを得ず、
石橋を叩いて割ってしまうタイプだった昔の自分には
荷が重いことも多かった。

生きることを諦めたくなったこともあるし、
ひとりで悩みすぎておかしくなるかと思ったこともある。

しかし、今言えることは、
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」は本当だと言うこと。

すっかり忘れてしまったこともあるし、
逆に絶対に忘れられない苦悩も多々ある。
でも、その当時の「苦しさそのもの」は
永遠には続かない。

苦悩の真っ只中に居る時は
「1秒たりとも耐えられない!」と思うのだが、
それが解決するといつしかその苦しさそのものは
思い出せなくなるのだ。
(しかも、歳と共に忘れるのが早くなる気がする!)

それでもインパクトの大きい苦悩は
長い期間引きずってしまう場合もある。
思い出してはその苦しみを
何度も何度も脳内で再現してしまう。

でも、数々の苦境をくぐり抜けていくうちに、
悩み苦しんでいる最中でも
「いつかは喉元を過ぎ、
この熱さは消えるのだ」と
苦しんでいる側から
自分に言い聞かせられる様になった。

「What doesn't kill you makes you stronger」
と言うフレーズがある。
意味は、「辛いことがあっても
それがあなたを殺さなかったのであれば、
それはあなたを強くする」と言ったところ。

まさにその通りで、ひとつの逆境を乗り越えたら、
自分が少し強くなることを今では実感している。

昔は頻繁に深く深〜く悩んでいた私も、
いつの間にかそこまで悩まない人間になった。

強くならなくては!と思っていた時期もあったが、
ひとつひとつ問題を解決していくうちに
「なんとかなる」を体感し、
強くなろうとすることをやめた。
(本当は、強くなんてなりたく無かったのだと思う。)

だから、悩みまくっていた過去の自分に言いたい。
悩むことが悪い訳ではないし、
それも必要な経験だけれど
苦しさは永遠ではない。

苦しかった記憶は消えなくても、
苦しい時の鼓動や皮膚感覚、
呼吸すらままならない不快さそのものは
いつか過ぎ去る。

喉元を過ぎた熱さは
忘れることができるのだ、と。

aloha & mahalo.

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