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11/9 空の写真

ふっと空を見上げることがよくある。

落ち込んでいるときも、元気なときも、私は空を見上げる。怒っているときには見ないかも。


思い返せば、高校生のときから、よく空を見ていた。

当時は空全体に広がる色のグラデーションが大好きで、必死に目に焼き付けようとして、おまけでスマホのカメラで撮影していた。

そんな様子をいつも見ていた部活の先輩が、「あの空きれいだよ」って教えてくれたこともあったっけ。逆に、私が「あ、きれい」と思っても、「え、そう??」なんて会話をしたこともあったなあ。

当時の私は無意識にそういうことをしていたけれど、今になって考えてみると、私は、見上げたときの感情と空をリンクさせて、その瞬間にこみあげてくるものを忘れないように空を切り取っていたんじゃないかな、と思う。
だから、正直空がほんとうに芸術的な観点で美しいかどうかはあんまり関係なくて、自分が感傷的になっているときほど、感情を空へ移して自分の感情を空に見ていたんじゃないかな。

22歳になった今は、そんなことを思いながら、空を見ている。

この間は、サークルの合宿で丸2日間、みっちりテニスをしたんだけど、2日間ともすごく調子がよくて、そんな爽快感を秋晴れのぱきっとした空に投影してきた。残念ながら、テニスをしていたから写真は撮れていないけど。

空は大きくて、一日たりとも同じ顔をしない。だから、私のどんな感情もするするっと受け入れてくれて、きれいにしてくれる。もしかしたら、そんな気がするだけかもしれないけど、空は私たちを見ているだけで何も言わないので、そういうことにしておく。

見上げた先に空があってよかったなって、思う人っているかな。どこへ行っても必ず空はあるって、当たり前だけどだからすごいことなのかもね。

また、私を助けてね。愛してくれて、ありがとう。


ありがとうございます! 明日の朝ごはんはちょっと豪華になります!