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口癖について考えてみた

今回は、コルクラボさんの#勝手にコルクラボのお題にはじめて参加させていただきます。

私は現在、こちらのnoteを中心に創作と表現方法の練習を行っています。自身の人見知りで不安症な性格の改善を目指すため、自己分析や表現方法の勉強を行っている中である日、コルクラボさんの存在を知りました。皆様の呟きやコンテンツの一部から、いつも素敵な刺激を頂いております。(活動のについては、一部の方のTwitterやVoicy「コルクラボの温度」を拝聴させていただき、応援させていただいています。)

今回まさまささんが答えられていた口癖に関するテーマに少し浮かぶところがあり、私も内省するきっかけとして、思い切って参加させていただくことにしました。
どうぞ、こっそりとお邪魔させてください。

2019.5.6のお題
Q:あなたの口癖は?

私の口癖は、「うまくいかない」「むずかしい」です。

私の口癖として、特に気にかかった二つの言葉がこちらです。他にもいろいろあるのですが、日頃から気づくとぽろっと出てくる度に「なんで言ってしまうのかな?」と疑問を持っていました。
今回はこの二つのワードについて、メリット・デメリットを踏まえつつ、自身の改善策を考えてみたいと思います。

まず、「うまくいかない」という口癖について。
こちらの口癖は、一人になったときぽろっと口にしてしまうことが多いです。実際に仕事や人間関係など、うまく出来なかった時に口にすることもありますが、特になんの問題もないときも出てきてしまうので、自分でも「えっ!何かうまくいってなかったっけ?」と考えを巡らせてしまうのです。そうすると、自然とうまくいかないことを探してしまい、気分が下がってしまうので直したいと思うことしばしば。

ただ、この口癖悪いことばかりではなくメリットも存在しています。この言葉で、ざっと日々を振り返り反省するきっかけになったり、問題解決のための意外な切り口をみつけることができます。そのため、何か失敗した際に、同じ間違いをしないようにとセーフティネットを張っているのかもしれないな、とも考えました。(ストレングスファインダーの上位5位に「回復志向」が入っているので、常に問題点を探してしまうのかも、と考えています。)

次に、「むずかしい」という口癖について。
こちらはよく誰かと会話している中で出てしまう言葉です。
デメリットとして、本当に対した事ない事柄についても、シンプルに考える事ができず、周りからも「え?そんなに難しくないよ」と変な顔をされてしまいます。一方、メリットとして、「うまくいかない」同様に、「そうか、難しいのか」と些細な問題もあらゆる角度から物事を考えるきっかけとなり助かっています。また、どんな事柄に対しても軽率に扱わずに済むようになり、対人関係での失言を減らすきっかけとなっている気もします。

何故この言葉を使ってしまうのだろうと思い返した時、ひとつ心当たりが見つかりました。大学時代、臨床心理の『傾聴』に関する授業で、クライアントに話を聞いた後は「むずかしい問題ですね。」と返答する、と教わったことがあります。相手に寄り添い、些細な問題であっても、相手にとっては重要な問題として扱うこと、そのためにも「むずかしい問題ですね。」と返答するんだよ、と教授が話していたことが強く印象に残っています。その時の影響が今の口癖に繋がっているように思います。

口癖として発してしまうその裏側には、失言をして人を傷つけないように、という気持ちが大きく、特に意味のないことも過大に受け取り過ぎてしまうことがあるのではないかと考えました。ただ、今の状態は、恐らく対人の不安が先に来て、形だけの言葉に過ぎないので、当初私の目的とした意からずれてしまっていて、本来の意味を成していないんだと思います。意味もなくそう繰り返してしまうことで、本来受け取るべき相手の視点を最初から無視してしまったり、本来相手が伝えたい意図から逸れてしまう恐れがあるので、改善できたらいいなと思いました。


二つの口癖を使用してしまう理由としては、

・不安解消のためにセーフティネットとして活用している。
(人付き合いの中で取りこぼしや失言を減らそうとする、日々の失敗点を反省する。)
・物事をもっと深く捉えようと考えようとする姿勢がある。
(新しい視点が見える、問題点をたくさん見つける事ができる。)

という視点が見つかった一方で、

・使う度に気持ちが沈んでしまう事がある。
(「あー今うまくいっていないのか‥」と考えてしまう、空回りする。)
・目の前の人の意図を置き去りにしてしまう事がある。
(自分の思考の中に入り込んでしまう、不必要な部分まで想像してしまう。)

という問題が浮き彫りになってきました。


ここから、自分なりにふたつの解決策を検討してみました。

「うまくいかない」と言ってしまったあとは、「いや、できたこともあるぞ!」とセルフ突っ込みをする。
    (できたことを探すきっかけができる→気分が上がる。)

★目の前にいる人への共感をまず意識する。
例)「最近、雨で洗濯物が乾かないんだ〜」と言われたら、
      「そうなんだ、大変だね」というだけでいい。
    (解決策を先に探さない。むやみやたらと大きく捉えすぎない。)

突然改善することは難しいと思うので、まずはこのふたつを置いて、心持ちを変える事で、少しずつ改善を試みてみたいと思います。

今回口癖について目を向けることで、欠点だけでなくそこに助けられている部分にも気付くことができました。「うまくいかない」という口癖のほかに「うまくやらなきゃ」と言い聞かせているときがあるなと気付き、焦りのよな感情が渦巻いていることを見つけました。何故そういう焦りがあるのか、新たな疑問が浮かんできたので、また自分を見つめ心の中のかた結びになっている何かをほどいていけたらいいなあと思います。

今回、良い内省のきっかけを頂けたので、これを機にちょっとでもいい方向に変えていけるように口癖とうまく付き合っていけたらいいなと思います。

また是非、お題に参加させていただけたらと思います。
ありがとうございました。

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