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繋がる=”綱(ツナ)”がある(共作「私にとってのSNS」)

*共同テーマでの創作
第三回テーマは『あなたにとってのSNS』です。

創作仲間の彩坂ゆうさんと
度々、同じお題で創作をさせていただいてます。
この度、その三回目のお題を頂きましたので、
書いていこうと思います。

今回のお題は、『あなたにとってのSNS』です。
現在、リアルとは切り離して創作の練習として
noteやTwitterで色々な学びをいただいています。
今回、その繋がりについて書いてみようと思います。

このテーマを頂いた時、
私にとってSNSは『水中メガネ』でした。

水中のゴーグルではなくて、
小学生の時に作ったような牛乳パックの底を切って
ラップをくっつけ、水上から押し当てるように
水の中を覗くあれです。

SNSは、誰かの日常を切り取って見せてくれるもので、
自称話し下手、コミュ障の私にとって
SNSを通じて相手の世界をチラッと覗きみる、
そんな機能が一番しっくり来ていました。

主体的に発言する、活動するという目的より
他者の世界を覗き見た後で、この人と一緒に何かしてみたいな~とか、
言葉を交わしてみたいなと思ったら、
思い切って(Twitterで言うところの)フォローしてみる。
どぶん、と海に飛び込んで一緒に泳いでみようって
そんなイメージです。

でも今日、私の中のSNSという存在が、
それだけじゃなくなっていることに気付きました。

今日は、一日憂いに満ちた日でした。
最近仕事も日常も少々スランプ気味で、
会社の人間関係も上手くまとまらない。
人と接するのが怖くて怖くて、
ドツボにハマるといつもに加え
どんどん言葉は出てこなくなって
泣く泣くだんまり続き。

始めたての同棲で慣れない家事の疲れ、
ついでに気圧の変化で頭痛も続き、
その上、評判がいいと期待していた病院では、
患者さんがごった返しているせいか、
先生にパパパッと受け流され勝手に凹む。

頭ではわかっていても
不甲斐なさと自信のなさから
思わずぽろぽろ泣けてくる、
そんな一日でした。


そんな時にそのアカウントで目に入った
私の大好きな作家さんの140字小説。

春らしくて可愛らしい奥さまが目に浮かぶようで、
心がぽかぽかあったかい気持ちにさせてられました。

(胸キュンnovel1000本ノック166/桐野りのさん)の作品です。

その感想をお伝えする中で、
その作品はご自身の日記から
発想したと教えていただきました。
少し迷いましたが、興味が沸いて思わず勇気を出して
「制作秘話が聞いてみたい!」とリクエストを、お願いし
快くご自身の別名義の音声コンテンツで
その秘話について、お答えしていただけました。

お話をお聞きしていく中で、
アイデアの出し方もまた参考になり、
また創作してみたさが沸いてきます。
またその、ささやかな優しさに、
優しいお声に、そっと耳を傾けて、
ぽろぽろ泣きながら、すっと前を向く気持ちを
再び教えてもらったような気持ちになれました。

文章が苦手だから、表現が苦手だから
やってみようと始めたSNSがくれた繋がりは
いつも私に前を向くきっかけを連れてきてくれます。
一部の創作仲間とは、今やリアルで打ち明けられない葛藤を、
お互い見守って応援し合う仲間となりました。

今、私が大切にしているご縁は、
決して、顔も本名もわからない方ばかりだけど
不思議とここで出会えた方々は、
努力家で、前向きで、
健気にいつも「なりたい自分」を追い求める方たち。

そんな方々が私の中の道標です。


私にとってのSNSとは、ひとつの『命綱』。


SNSを運用する目的は、それぞれ人によるけれど、
皆、等しく「なりたい自分」か「本来の自分」を
追及するためのものだと
思います。

それは、すべて可能性そのもの。

例えそれがリアルと繋がっていなかったとしても、
その道の先に「なりたい自分」「本来の自分」が
いるのなら、これは自分との綱=『命綱』だと思います。

そのご縁を今後もしっかり握り締めて
暗闇の中でも、どうか自分を諦めないように
一歩ずつ歩いていきたいと思います。




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