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更年期の迎え方①

からだの変化

今年の初めに、ホットフラッシュだと思うのですが、急に顔が火照って熱くなることがひと月ほど続きました。
同時にひどい肌荒れになり、今まで見たことがないくらい顔が腫れてしまいました。
また、生まれて初めて便秘を経験し、
おっ!これは、更年期症状の始まりかもしれない。と感じました。

アーユルヴェーダを学ぶ

そんな時に気になり始めたのが『アーユルヴェーダ』
ヨガをしていて、なんとなく聞いたことはあったけど、一体どんな学問なのだろう?と本を数冊読んでみた。
「それぞれの体質を知り、それぞれに合ったケアができる」なんてすごい!と思ったけれど、本だけではよくわからず、アーユルケアリスト講座を受講してみることに。
学んでわかったことは、アーユルヴェーダとヨガは姉妹関係と言われるだけあって、とても相性が良いということ。
ヨガを通して、自分の状態を観察する習慣ができていたところに、アーユルヴェーダの知識が積み重なることで、より一層違った視点でも自分観察が可能になりました。

女性の変革期

女性は初潮を迎えてから、閉経を迎えるまで、基本的に毎月小さな波(生理)がやってきます。小さいとはいえ、毎月ホルモンバランスの変化に、心も体も対処する必要があり、とても大変なことです。
その中でも大きな波と言えるのが、「思春期」「妊娠・出産期」「更年期」。
どの時期においても、それまでの普通が通用しなくなると言えます。

更年期をどう迎えるか?

私にとって今一番の課題が、更年期をどう捉え、どう迎えるのか?です。
更年期障害を我慢してしまう人が多い、と聞きます。
それはなぜなのだろう?

一つは、更年期障害についての理解が進んでいないことが挙げられます。
症状が出たときに、
「はい!あなたは更年期に入りました!!」
というわかりやすい指針のようなものがあれば、自覚もできますし、病院にも足を運ぶかもしれません。
しかし、症状は人によりさまざまな上、これまで全く経験のなかったことが起こるとも限らないのです。
(血管運動症状)・頭痛、肩こり、動悸、めまい、発汗、ホットフラッシュ
(身体的症状)・腰痛、関節痛、冷え、しびれ、疲れやすさ
(精神的症状)・気分の落ち込み、イライラ、意欲低下、不眠

どうでしょう?
ホットフラッシュ以外は、誰でも普段から感じることがありそうです。
また、他の病気が隠れている場合もあり、素人判断は危険なところです。

もう一つは、女性の我慢強さにあるのではないかと思います。
女性は出産に耐えうる我慢強さを持っていますし、人によっては、毎月ひどい生理痛にも耐えています。
「周りの人に迷惑をかけてしまうのでは?」と考えたり、「自分が更年期障害だと認められない」「産婦人科には抵抗がある」などの理由から、自分のケアを先送りにしているケースが多いのではないかと思います。

最後に大きな理由として、社会の理解が進んでいない、ということが挙げられます。
更年期に症状が出るということへの認識が進み始めたのは、ごく最近のことではないでしょうか?生理痛や更年期障害が出たときに、気兼ねなく休むことができる体制が整っている企業は一体どれくらいあるのでしょう?

私もまだひどい症状が出たわけではありませんし、経験のないことは理解が難しいです。
女性が閉経を迎えるのが平均50歳といわれ、その前後5年間、だいたい45〜55歳が更年期と言われています。
症状のひどい人にとって、その10年間はとても辛い日々だと思います。
ですが、理解が進まない周りの人にとっては、「ただサボっている人」「ただ不機嫌な人」「ただ体力のない人」にうつってしまうかもしれません。

毎月の生理を経験し、ホルモンの影響を受け続けている女性にとって、閉経に向かい、そしてそれを乗り越えるときにどれほどホルモンのバランスが崩れ、心身に影響を受けるのか想像してみて欲しいです。
男性は、もしかしたら他人事のように感じるかもしれませんが、男性にも更年期は訪れますし、日常生活に支障をきたす人も少なくないです。

更年期に限らずですが、何か困っている人がいたら、助け合える社会を作っていきたいですね。

少し長くなってきたので、続きは次回にさせてください。

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