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共に楽しむ【大アルカナⅩⅨ 太陽】

みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?

幾つになっても、お友達と呼べる人が多くいることは財産です。
今夜はそんなお話。

【50代女性 看護師 バツ1 子ども成人別居】

シングルマザーだった彼女は、自分の国家資格を活かして、お子さんを2人育て上げました。
子どもの父親からの援助はなく、(もちろん取り決めはしていますが、入金はなかったそうです)自分1人での稼ぎで3人で暮らしてきました。

その姿を見ていた子ども達も、進学は全て国公立で、基本的な学費をなんとか支払い続けることができたそうです。

下のお子さんが社会人になって、彼女は20年ぶりにたった1人で暮らすことになりました。いや、結婚前は実家にいたわけですから、生まれて初めての一人暮らしと言えます。

寂しいよりも、ホッとした方が強かったと彼女は言います。
それくらい必死で毎日生きてきたんでしょうね?

さて、そんな彼女。時間が出来たので。お友達づきあいを始めます。
学生時代からの友達やママ友たち。新しく学び始めた分野で知り合った人たち。
お茶一杯。ファミレス一食。ドリンクバー飲み放題。と、
彼女にとっては『贅沢』な時間ですが、もうそれくらい楽しんでいいだろうと、
その時間をワクワクしながら過ごしていたそうです。

そんな生活が数年続きます。
それなりに「お友達」が増えてきたのですが、気になることも増えてきました。

「会おう!」と言っては、一方的に話して、帰っていくお友達。
そんな人と会った後はどっぷり疲れてしまうそうです。
経験値の少ない彼女は気がつくには、少し時間がかかったようです。
「都合の良いように扱われている」ってね。

一人暮らしとはいえ、年末年始は子どもたちが帰ってきます。
看護師という職業柄、土日や昼間夜勤などのシフトがあって、休みでも寝ていたい時もあります。

しかし「休み」という言葉は、どうやら相手側には「ひま」と聞こえるらしく
「いつ休みなの?じゃぁ会おう」という会話に流れていってしまうとのこと。

今回はそんな相談事でした。

タロットは言います。
『誰もが自分の都合優先でスケジュールを組みたがるものとはいえ、
相手に心配りができない人は、友だちと言えない』

【大アルカナⅩⅨ 太陽 本物の友情】

結構どストレートなタロットの回答。
でも、至極真っ当。

生活環境が違うもの同士、予定をすり合わせるのは案外難しいものです。
タイミングが合えば直前でも会えるでしょうが、大体が数週間前から予定を組まないと、どこかに皺寄せが来てしまいます。

しかも妙齢ですからね、体調にも左右されます。

この気配りができてこそ、予定が合えばその時間を一緒に楽しめるわけですね。
急な呼び出しや、提案は、相手が「無理をして時間を作ってくれている」ことを
忘れてはいけません。

相手が気を遣ってくれている、とお互いが分かり合えれば、きっとその時間は
楽しいものになるでしょう。

相談に来た彼女は、「友人」と呼べる人を見極めて、より楽しい人生になっていくでしょう。

会ってくれて居る友人に『ありがとう(会ってくれて)』と
あなたは言っていますか?
楽しい時間を本物にしましょう。

タロットMahou

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