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心得【大アルカナⅩⅣ 節制】

みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?

占い鑑定をしていると
自分の思い込みで、鑑定方向が変わってしまう場合があります。

どんな相談内容でも、『真実は1つでも事実は人数分存在する。』と
名探偵コナンばりに、いつも自分に言い聞かせていますが
それでも、うっかりミスをしてしまうこともあります。

ミス、というと失敗に聞こえてしまいますが
正確に文章化するとすれば「相談者の話を鵜呑みにする」ということです。

誰でもそうですが
自分中心に物事を把握して人生を営んでいます。

ですので、本人は悪気がなく「あえて」Mahouさんに言わない様な事柄が
多々あるのです。

でも、相談の本質にその「あえて言わない事柄」が重要部分だったりすると
タロットを開いても、なんだかしっくり行かないことがあるんですね。

相談者は悪気なく言わないので、Mahouはその情報がなくタロットを読む。
でも辻褄が合わなかったりします。

Mahouも経験があるので、そういった場合は、何度も同じ質問でタロットを開き直してみたりする。
それでもしっくり行かない時は、
『相談者が全てを話していない可能性を疑い』ます。

とはいっても、
『あなたまだ言っていないことがありますね?(怒)』などとは質問せず

『なんだか?おかしい?タロットがダメとだけ言い続ける』みたいなニュアンスで
伝え続けます。

何度かそのやり取りを続けると、終盤になるにつけ
「今更ですが、、、」と超重要な話を付け加えてくれる人がほとんどです。
その内容は今までの話を全てひっくり返す様な内容であったりします。

そう、占い師は相談者の話を信じ込んではいけないのです。
相談者の話すストーリーと実際のエピソードがかなり違う場合もあります。
いえ、誤解を恐れずいうならば、
『ほとんどの相談者さんが真実と全く違う受け止め方』の可能性が
著しく高いのです。

だからこそ、トークテクニックで、確実な情報を聞き出す必要があります。
しかしながら、そのトーク、質問力を
「占い師なんだから言わなくてもわかるだろ?」とか
「言わないことを当てられないと信用できない」とか
ややこしく受け止めてしまう方も多くいらっしゃいます。

確かに怪しげな占い師がたくさん存在するので、そう確認をとりたくなる気持ちも
わからなくはありませんが。。。

Mahouからすると、全く無駄なエネルギーを使うことになります。とほほ。
だからこそ、相談者さんとの信頼関係がとても大事。

それは予約までのやり取りや、当日の立ち居振る舞い、礼節でしか信頼関係を築けません。

【大アルカナⅩⅣ 節制 調和とは信頼関係】

長く続けていても、毎日謙虚に毎回自分を律して鑑定に臨みます。

職人としての心得だと思っています。

タロットMahou

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